イレーネの推しマンガ

『ゴールデンカムイ』に見るアイヌ神話とギリシャ神話そして神様の遣いの動物たち

明治時代の北海道が舞台のマンガ

『ゴールデンカムイ』

をご存知ですか?

当時の北海道はちょっとしたゴールドラッシュで、

実は莫大なアイヌの埋蔵金があった?!

という設定の、埋蔵金(ゴールド)をめぐる冒険マンガです!!

このマンガの面白いところは、

全編に出てくるアイヌ文化の詳しい紹介

このマンガを読んでいると、アイヌの神(カムイ)に関する神話も知ることができるのですが、

実はギリシャ神話に共通するところなども分かって、ギリシャ好きな自分も一瞬で夢中になってしまいましたよ!

ぜひ一度は読んでみることをオススメしたいマンガです!

マンガ『ゴールデンカムイ』アイヌの埋蔵金をめぐる冒険活劇!

さて、今回ご紹介するこのマンガ

『ゴールデンカムイ』

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ものすご〜く面白い!!

久しぶりに、マンガの大人買いしちゃいましたよ〜!

このマンガの内容を簡単にご紹介すると、

時は明治、日露戦争の終わった頃

場所は北海道、小樽の近く

日露戦争に従軍して、「不死身の杉元」と呼ばれた

杉元佐一

彼は、一攫千金を夢見て砂金を掘りに北海道にやってきています。

明治の頃、北海道では砂金が取れて、ちょっとした

ゴールド・ラッシュ

みたいだったそうですが、

杉元がやってきた時にはすでに取り尽くされて、全くうまくいかず。

そんな中、杉元は、

アイヌが大量に金を隠し持っていたという埋蔵金

の話を聞き、埋蔵金探しに乗り出します!

そんな中、偶然出会った

アイヌの少女アシリパ

を相棒に、埋蔵金のありかが彫られている脱獄囚たちの刺青を探して、

北海道の自然の中で大冒険!!

さらには

帝国陸軍最強と言われた第7師団

そして

新撰組の生き残り・土方歳三

も埋蔵金探しに加わって、杉元たちと激しいバトルを繰り広げていきます!

果たして杉元とアシリパは、埋蔵金を手にすることができるのか?!

・・・という、ちょっとあらすじ聞いただけでも、

ワクワクしちゃうお話でしょ?

本当に面白いんです(一部グロいけど)!

マンガ大賞も取ったんですよ〜!!

すでに高い評価を得ているこのマンガ、一度は絶対読んでみることをオススメします!

『ゴールデンカムイ』に見る詳細なアイヌ文化の描写

さて、このマンガ、

『ゴールデンカムイ』

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埋蔵金探しに脱獄囚との戦い

などなど、面白いところはい〜っぱいあるんですが、

なんといっても面白いのは、マンガ史上初めて? ではないかと思われる、

アイヌの少女がヒロイン!

というところ!

その背景として、アイヌ文化も詳細に描写してあって、とても見応えがあります!

ギリシャ神話はもちろん好きな私ですが、この漫画でアイヌの文化や神話などについても知ることができるのはとても楽しい!

  • アイヌの人たちがどうやって猟をしていたのか?
  • アシリパの猟の装備
  • コタン(村)の暮らし
  • アイヌの料理
  • アイヌの言葉(ヒンナ、オソマ)
  • 刺青の習慣

などなど、明治時代のアイヌの人たちの生活や文化が、精密な絵とともに詳細に紹介されていて、絵を見ているだけでも全く見飽きません!

この画期的なマンガを生みだしているのが

作者の野田サトルさん

野田さんはアイヌの文化を相当詳しく調べて書いてるみたいで、

緻密なアイヌ文様の書き込みなど、見ていて思わず引き込まれます。

興味はあってもなかなか知る機会がなかったので、

私にとってこのマンガがアイヌ文化の入門書になりそう!

『ゴールデンカムイ』に見るアイヌの神について

さて、そんなマンガ、

『ゴールデンカムイ』

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詳細なアイヌ文化の描写の中で、

私が特に興味があったのは、やっぱり

神様関係!

アイヌでは、

自然の中のものや、日常で使っている道具などにも神が宿る

と考えられていて、

動物たちなど身の回りの様々なものに

「カムイ」(神)

の名をつけて、大切にしていたのだそう。

例えば、

絶滅してしまったエゾオオカミは

ホロケウカムイ

ヒグマは

キムンカムイ

シャチは

レプンカムイ

というように、動物たちも「神様」と呼ばれていたそうです。

そして、マンガの中で

狩猟を生業にしている私たちにとって動物のカムイは重要な神様

動物たちは神の国では人間の姿をしていて

私たちの世界へは動物の皮と肉を持って遊びに来ている

というセリフがあるのですが、

こういう考え方は、

動物たちが神の遣い

と考えていたギリシャと、共通するところが多いんじゃないかな、

と思いながら読みました。

ギリシャでも

最高神ゼウスの遣いは「鷲」

女神アテナは「梟(ふくろう)」

などなど、神と深く関わると考えられていた動物たちがいて、

神様自身も動物に姿を変えて人間の前に現れる

とも考えられていました。

そして女神アルテミスに仕える少女神官たちは

「熊」、「鹿」と呼ばれてもいました。

これも、古代のギリシャ世界では、

  • 動物たちと人間たちの接触が多かったこと
  • 無数の神々を想定する多神教の世界だったこと

などから、こういった考え方ができたのでしょうね。

これは、アイヌの人々にとっても同じことなのかもしれません。

『ゴールデンカムイ』と共生の時代へ

ということで、これまでアイヌの文化を前面に押し出してきたマンガがなかったのですが、

この

『ゴールデンカムイ』

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の登場で、一気にアイヌ文化も注目を浴びそうです!

そして、それも時代の流れなのかもしれませんね。

これまで日本は近代化を推し進めるため、北海道の開拓を進めて絶滅してしまった動物たちも多いです。

そうやって、自然を犠牲にしてこれまでの豊かさを享受してきたわけですが、

今や、その反動とも言える気候変動で、大変なことになりつつあるんですよね。

それを考えれば、

自然と共生するアイヌの方たちの文化を見直す

というのは、今求められていることなのかもしれません。

・・・とまあ、

ちょっと色々考えてしまいましたが、このマンガ

『ゴールデンカムイ』は、

痛快北海道ウエスタン冒険活劇!!

ですので、一部グロ描写もキツイのですが、極上エンターテイメント作品にしあがっています!

お時間あれば是非読んでみてくださいね〜

絶対に損はさせませんよ〜!!

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