マーベル映画の大ヒットシリーズ
『アベンジャーズ』
の後を継ぐ、新作映画
『エターナルズ』
IMAX の特大画面で見てきましたよ!!
「Filmed For IMAX」作品の真価を見せつけるようなスケール感の映像ラッシュ!
圧倒されっぱなしの2時間36分でした!
これは本当にIMAXシアターで見ないと損な作品なので、
IMAX上映しているうちに劇場に急ごう!!
『エターナルズ』IMAXで目撃してきた!
ということで、
『アベンジャーズ』
シリーズの後を継ぐ、
2021年11月5日(金)から公開となったマーベル映画の最新作
『エターナルズ』
IMAXの大画面で見てきましたよ!!
このために、国内最大級のIMAXスクリーンを持つ
池袋にあるグランドシネマサンシャインのアプリ会員になってしまいましたよ〜
この映画はマーベル映画では初となる
「Filmed For IMAX」作品!
専用のIMAX認証デジタルカメラで撮影された高解像度の映像を、
大画面のIMAXシアターなら
1.90:1 (通常より26%増しのサイズ)
での上映が可能。
しかも最大では
1.43:1 (通常より40%増しのサイズ)
にまで拡大して上映可能!!
となったら、IMAX で見るしかない!
で、この 1.43:1(通常より40%増しのサイズ)の最大サイズで観ることができるのは、
東日本ではこのグランドシネマサンシャインしかない
ということなので、もう仕方ない!
おとなしくグランドシネマサンシャインの軍門に下り、アプリ会員の会費を払いましたとも!
こうなったら、ちゃんとポイントで元を取れるくらいには通わなくちゃ!
グランドシネマサンシャインのアプリ会員は、TOHOシネマズと同じように、6ポイントで一本見ることができます!
しかし、同じこと考えてる人は多いらしく(当たり前か)
グランドシネマサンシャインのいい席(真ん中あたり)はあっという間に売り切れてて、
真ん中よりちょっと前の4列目でなんとかチケットを購入です。
いい席で、しかも週末に見たい方は、チケット販売開始同時くらいに急いで買うことをオススメします!
ま、そんなわけで、
ちょっと理想よりは前めのスクリーンかぶりつきの席で鑑賞!
早めに結論から言うと・・・
この6階建てビルに相当するという IMAX の大画面で見ることができて、よかった・・・
の一言です!
クロエ・ジャオ監督渾身のIMAX映像のスケール感!!
この映画は、
『ノマドランド』
を撮って、
女性監督として史上2人目、そしてアジア系女性としては史上初のアカデミー監督賞受賞という快挙を成し遂げた
クロエ・ジャオ監督
が、大抜擢されて撮ったという映画!
ジャオ監督としては初の大作映画なのですが、
このマーベル作品でも、スペイン領カナリア諸島などのロケ地で実際に撮影されたという、
自然光の中の大自然の風景をふんだんに取り入れていて、
美しく壮大な映像作品に仕上がっていました!!
俳優さんたちもその絵の中の一つの要素として、クローズアップに専用ライトも当ててもらえずにたたずんでいたりするのだけど、
それもまた美しくて、いつまででも見ていられる・・・
超豪華なセットを組んで撮影することもできたのでしょうけど、あえて本物のロケ地で撮影することを選んでいるこの映画、
本物のスケール感が違います!!
ブルースクリーンで背景を合成する映画には出せない、本物のスケール感ですよね!
しかも、そんなただでさえ壮大に仕上がっている映像が、
最大では
1.43:1 (通常より40%増しのサイズ)
で、大型の IMAX スクリーンにドドーン!!
と映し出されるのですから、とにかくこれはすごい・・・
クライマックスのシーンの映像なんて、ほんとに、
「圧巻」
の一言ですよ!
あ〜、これを目にすることができて、良かった・・・
「エターナルズ」たちの宇宙船「ドーム」も、そんな風景の中にどんと現れると、
なんというか、
『2001年宇宙の旅』
に出てくる
「モノリス」みたい!?
「え、マーベル映画って子供向けでしょ?」って思っている大人世代の方にもぜひ見ていただきたい、このスケール感!
正直、この映像を見るためだけにもう一回見に行こうかと思っているくらい。
ストーリーはすっ飛ばしても、映像だけでも見る価値がありますよ、本当の話。
正直、映画館に行く前は「上映時間2時間36分」って「長いな・・・」と思っていたのですが、
そんな壮大な映像が次々と展開されて、上映時間もあっという間に感じられるくらいでした!
この作品、マーベル作品としては正直、異色。
でも、それだけマーベル映画の守備範囲をグイーンと広げた、
大人も楽しめるマーベル作品に仕上がっている、という印象です!
マーベル映画をまだ見たことがない、という方でもぜひ一度このスケール感を楽しんでほしいです!
『エターナルズ』IMAXで目撃してきた見どころ
そんなわけで、マーベルの注目の新作
『エターナルズ』
をIMAXで見てきたわけなんですけど、
予想を超える色んな見どころがあったので、できるだけネタバレせずにご紹介していきますね!
とはいえ、全くストーリーに触れずに見どころをご紹介するのも難しいので、
まだ映画を見ていなくて、できるだけ本編の情報を入れずに見に行きたい方は、以下は読まないでね!
人類の歩みがVFXでよみがえる!
さて、この映画
『エターナルズ』
マーベル映画では初の「Filmed For IMAX」作品
ということで、各地のロケ地で撮影された壮大な風景はもちろんすごいの一言なのですが、
VFXを駆使して、驚異の映像も作り上げてくれています。
この新しいヒーローたち「エターナルズ」は4000年も人類を見守ってきた
という設定なので、
なんと4000年分の人類の歩みもVFXでよみがえる!!
- メソポタミア文明の夜明け
- バビロニア (イシュタル門・空中庭園)
- インカ帝国のスペイン人による征服
- 広島の原爆
などなど、人類史に残る巨大建築や、歴史の転換点となった出来事が、最新のVFXでリアルによみがえっています!!
個人的には、
古代世界の七不思議の1つ「バビロンの空中庭園」
を大画面で見ることができたのは嬉しかった〜!!
古代世界の驚異の建築技術の結晶として今も語り伝えられる空中庭園、
現在はもう失われてしまって見ることはできないけど、今のVFXで色鮮やかによみがえりましたよ!
そして日本人として、広島の原爆投下後の様子が大画面でよみがえったのには、言葉を失いました。
写真などではもちろん見たことがあったけど、こうして大画面でリアルに再現されると、
町一つが一瞬で焼き尽くされた、という原爆の威力を改めて思い知ることになって、胸が苦しくなるようでした。
原爆投下については今でもアメリカでは容認する意見が多いということですけど、
この惨状を見ることで、原爆を人類史の出来事としてどう捉えるか、改めて考える機会になってくれればいいな、と願います。
そんなわけで、ヒーロー物のエンターテイメントではありますが、
人類のこれまでの歩みをVFXで再現して見せてくれている、という、なんというか
「ナショナル・ジオグラフィック」
みたいな部分もあわせ持つ映画なのですよ!
つい、こういうの、読みたくなります、はい。
「ナショナル・ジオグラフィック」は写真がキレイでも2Dですけど、映画になると立体で再現ですから、大迫力です!
そんな世界の歴史などに興味がある方には、とても見ごたえのある映画になってますよ!
「エターナルズ」たちの大迫力の戦い!
そして、この映画で
老いることをしらないヒーロー「エターナルズ」たちが戦うのは、
デヴィアンツ
という、なんというか日本の特撮の「怪獣」みたいな怪獣たち?
いや、はっきり言って、「怪獣」と戦います!
デヴィアンツとの戦闘シーンも、VFXの進化でかなりの迫力で展開されるのですが、
その戦闘シーンはもはやゴジラ?
みたいな、ちょっと懐かしさも感じるような仕上がり。
でも、日本のレトロな感じのゴジラというより、シン・ゴジラというか。
でもデザイン的には、ギレルモ・デル・トロの
『パシフィック・リム』
に出てくる「kaijyu」の進化形、って感じですかね!
そこらへんの造形の、東洋と西洋の違い、みたいなものがあるような気がします!
うーん、まあでもちょっと、
「怪獣」のVFXはどうしても、風景の中で浮いちゃいますね!
ロケ地で撮ったリアルな映像の中にVFXで埋め込まれているのですが、どうしてもそこだけ作り物感が漂っています。
まだそこまでVFXでは人間の目はごまかせないというか。
はっきりと、それは本物じゃないな、って目で見て分かります。当たり前だけど。
でも、逆にちょっとそういうB級っぽさを残してるところ、キライじゃない!
そんな「怪獣もの」がキライじゃない方たちには、とっても見てて楽しい「デヴィアンツ」たちの仕上がりになってますよ!
「エターナルズ」たちの多様性
そして今回の新作映画
『エターナルズ』
で登場するのは、
10人の個性的なヒーローたち
さすがは最近「多様性」を推し進めてきたハリウッド。
このヒーローたちも、ものすごく「多様性」にこだわった配役・設定になっています!
- セルシ・・・アジア系のジェンマ・チャン
- イカリス・・・スコットランドのリチャード・マッデン(アクセント強し)
- キンゴ・・・インド系のクメイル・ナンジアニ
- スプライト・・・リア・マクヒュー
- ファストス・・・アフリカ系のブライアン・タイリー・ヘンリー
- マッカリ・・・聴覚障害を持つローレン・リドロフ
- ドルイグ・・・アイルランドのバリー・コーガン
- ギルガメッシュ・・・アジア系のマ・ドンソク
というように、10人が様々な文化的背景から選ばれているのが分かりますね!
しかも、映画の共通言語は英語なんだけど、
その英語も俳優さん各自のアクセントをそのまま使っているので、バラエティ豊か!
ブリティッシュ・アクセント、スコティッシュ、アイルランド、インド系、アジア系、ラテン系、アメリカ・・・
と、世界ではこれだけ色んな英語を話してるんだな〜って実感します。
特に
マーベル初の聴覚障害を持つヒーロー・マッカリ
そして
マーベル初の同性愛者のヒーロー・ファストス
の登場は、これからのヒーロー映画の基準も変えていってくれるかもしれませんね!
というか、今回の映画を見て、改めてこれまでのヒーローものがいかに真っ白ストレートだったか思い知らされた気がしますが、
これからの基準はこうして変わっていって、グローバルスタンダードになっていくのかも?!
特に、アジア人としては、こういう大作映画にアジア人が出演できるようになってきたのも嬉しい!
日本の俳優さんたちも、チャンスが広がってきているということですから、
これからどんどん出演していってくれるようになると嬉しいですね!
『エターナルズ』とギリシャ神話
そしてこの映画
『エターナルズ』
これまでのマーベル作品でもちょくちょく出てきたのですが、
この映画では特に、
相当ギリシャ神話要素が強いです!!
まず、最強のヒーロー
イカリスは、ギリシャ神話のイカロス!!
ギリシャ神話のイカロスは、クレタのラビュリントス(迷宮)を作ったという名工ダイダロスの息子です。
お父さんが作ってくれた翼をつけて空を飛んだ時、
あまりにも高く空を飛びすぎて、太陽に近づきすぎたために、翼を固めていたロウが溶け出して、
あえなく落下して死んでしまった、という神話で有名です。
そのため、映画の中でもイカリスだけが飛ぶことができる、って設定になっています!
そして、アンジェリーナ・ジョリーの演じる
女戦士のヒーロー・セナは、女神アテナ!!
日本語のカタカナで「セナ」って書いてあるとよくわからないのですが、
英語の Athena の「A」を取って 「Thena」 という名前!
槍と盾を持って戦う、戦闘の女神の姿そのままでしたよ!
衣装も白くて、ちょっと古代ギリシャ風?になっていました!
そして、「エターナルズ」たちの
故郷の惑星はオリンピア
って、ええ、ギリシャ神話の神々の住むところは「オリンポス山」なんですが、
「オリンピア」は、現代の「オリンピック」のもととなった「オリンピア祭」が開かれていた場所として有名です!
もちろん、実在するギリシャの地名。
これを聞いてギリシャの人たちは喜んでいるかも?
そして、「アベンジャーズ」たちと戦った
ですが、
その弟はエロス
って、ギリシャ神話の愛の神の名前ですね!
ということで、この映画、ギリシャ神話ネタが満載なのですよ!!
ぜひ映画を見るついでに、元ネタになったギリシャ神話についても興味を持ってもらえると嬉しいな!
*この映画に登場するギリシャ神話ネタについて詳しくは、こちらの記事をあわせてどうぞ!
『エターナルズ』IMAXでぜひ見てね!!
ということで、
マーベル映画の大ヒットシリーズ
『アベンジャーズ』
このシリーズの後を継ぐ新作映画
『エターナルズ』
IMAX の特大画面で見てきましたよ!!
という話題でした!
この映画は想像をはるかに上回る
「Filmed For IMAX」作品の真価を見せつけるようなスケール感の映像ラッシュ!
これは本当にIMAXシアターで見ないと損な作品なので、
IMAXで上映しているうちに、急いで劇場で目撃することをオススメします!!
ぜひあの壮大な映像を、大画面で楽しんでほしいです!
しかも、これまでのマーベル作品以上に、ギリシャ神話のネタがたくさん出てきますので、ぜひそこらへんも楽しんでみてくださいね!
*この映画に登場するギリシャ神話ネタについて詳しくは、こちらの記事をあわせてどうぞ!
この映画『エターナルズ』は現在DVD&ブルーレイ、各種動画配信サイトで見ることができます!壮大な映像美をぜひ目撃してくださいね!
本ページの情報は2021年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。