秋の夜空を彩る雄大な
ペガスス座
この星座にまつわるギリシャ神話をご存知ですか?
この星座は、ギリシャ神話に登場する
翼を持った天馬ペガソス
の姿を表していると言われています!
この星座について、そしてそのギリシャ神話について簡単にご紹介しますので、
ぜひ読んでいってくださいね!
秋の夜空を彩るペガスス座
それではまず、今回ご紹介する
ペガスス座
って一体どんな星座なのか、ご紹介しましょう!
ペガスス座は秋の夜空を代表する星座の一つ。
東南の空に高く上ってその姿を現します。
その姿は、
ギリシャ神話に登場する翼を持った天馬ペガソス
を現していると考えられていますが、
地上から私たちが見上げた時には、
ちょうどその体は逆さまに見えます。
この逆さになった天馬の胴体の部分、
これがちょうど四角に見えることから
「ペガススの大四辺形」
あるいは秋に見えることから「秋の大四辺形」とも呼ばれています。
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この四角い四つの星ですが、
実は一つは
アンドロメダ座のアルファ星
がくっついている形になっています!
四辺形の右上から時計回りで、
ペガスス座のベータ、アルファ、ガンマと続いて、
最後の左上の角は、
アンドロメダ座のアルファ星・アルフェラッツなのです。
アンドロメダ座は三つの星が一直線に連なって、ギリシャ神話のアンドロメダを現している星座ですので、
このアルファ星は、ちょうどアンドロメダの頭の部分になります。
要するに、二つの星座の合作になっているのが、面白いですね!
こういうふうに、ペガソス座の四角形にアンドロメダ座の三つの星が繋がっているので、
日本ではこの星座を一つの「枡」だと考えて、「ますがたぼし(枡形星)」とも呼ぶのだそうです。
同じ星座を見ても、文化によって全く違うものに見えるのが面白いですね!
*アンドロメダ座について詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!
ペガスス座はギリシャ神話の天馬ペガソス!
さて、この秋の夜空を彩る四角い
ペガスス座
その姿は、
ギリシャ神話に登場する翼を持った天馬ペガソス
を現していると考えられているのですが、
この天馬ペガソスのギリシャ神話を簡単にご紹介しますね。
とは、その父親は
そして母親の方は
だったということです。
このメドゥサとは、頭には蛇が巻きついていて、
その目を見た者は石に変えられてしまう
という恐ろしい怪物で、
がその首を切って退治します。
すると、その時にメドゥサは、このペガソスと、兄弟のクリュサオルとを身籠っていたので、
首を切られたところから、この子供たちが飛び出して誕生したということです。
ちょっとその誕生の場面を考えるとシュール!! なのですが、まあギリシャ神話ですから、こういう奇想天外な誕生神話もありなんですね!
こうして誕生したペガソスですが、
翼がついていて、空を飛ぶことができる天馬
でした。
そのため、神々の住むオリュンポス山でゼウス神の雷の運び役をしていましたが、
英雄ベレロポンに捕まえられて持ち馬となり、
ベレロポンの数々の冒険を手助けしてやったということです。
そんな翼を持った天馬のペガソスが天にあげられた姿が、この夜空に輝く「ペガスス座」というわけです。
夜空に今も、天を翔ける天馬の姿が見えるなんて、よく考えてみるとロマンチックですね!!
秋にはぜひ、その姿を夜空で探してみてくださいね!
*ペガソスと英雄ベレロポンについて詳しくは、こちらの記事を合わせてどうぞ!
ペガスス座?ペガソス?ペガサス?
さて、ここまでお話ししてきて、
星座を指す時には「ペガスス座」
ギリシャ神話に登場するのは「天馬ペガソス」
って書いてきましたが、
「ペガサス」「ペガサス座」って言うんじゃないの?
と、思った方もいるかもしれません。
どれも正しいのですが、ちょっと読み方が違っている理由は、
もともと、ギリシャ神話に登場するのは、
「天馬ペガソス」
なのですが、
この神話がローマに伝わると、ラテン語で「Pegasus(ペガスス)」と呼ばれるようになって、
星座の名前ではこのラテン語で呼ぶのですね。
そして、このラテン語「Pegasus(ペガスス)」を
英語では「ペガサス」と読みます。
ですので、日本では「ペガサス」という名前の方が浸透している部分もあります。
スポーツメーカーのナイキから出ているランニングシューズのブランド名も「ペガサス」だったりします。
そのため、ペガスス座?ペガソス?ペガサス? ってちょっと分からなくなってしまうかもしれませんが、
正確にはどれも正解!
ですので、馴染みのある名前で呼んでいただいて、大丈夫だと思いますよ〜!
ペガスス座を見たら天馬ペガソスを思い出してね
ということで今回は、
秋の夜空を彩る雄大な
ペガスス座
この星座は、ギリシャ神話に登場する
翼を持った天馬ペガソス
の姿を表しているんです、
というお話をご紹介しました!
英雄ベレロポンを背に乗せて、数々の冒険を成し遂げたという天馬ペガソスの
天を駆けていく姿を今も夜空に見ることができますので、
秋になったらぜひ南東の空を眺めてみて、その勇姿を見つけてあげてくださいね!