どうも! イレーネです!
本日は、夜空に輝く星座のギリシャ神話をご紹介します。
メドゥサ退治で有名なペルセウスが救い出した美女の星座
アンドロメダ座
秋の夜空を彩る星座の一つですが、
その星座となった美女アンドロメダって、一体どんな人だったのでしょう?
アンドロメダ座ってどんな星座?
それではまず、アンドロメダ座って一体どんな星座なのか、からご紹介しましょう!
アンドロメダ座は秋に北の空に姿を表す星座で、
縦に繋がる三つの星がメインです。
アルファ星はアルフェラッツ (女の頭)
ベータ星はミラク (腰布)
ガンマ星はアルマック (くつ)
という風に、女性の頭から足先までを表していると考えられていたんですね。
星のつながりを見て、美女が横たわる姿と思うなんて、古代の人たちの想像力ってすごいかも!
そして、この星座でもっとも有名なのは、
アンドロメダ銀河
でしょう。
一昔前には「星雲」ときちんと区別されていなくて、
アンドロメダ星雲
と呼ばれていた時代もあって、こちらの名前で覚えている方もいるかもしれません。
現在は観測が進んで、銀河であるという区別がはっきりして「アンドロメダ銀河」と呼ばれるようになったそうです。
地球からはなんと約250万光年も離れているそうで、肉眼で見える最も遠い天体なんだとか。
そんな遠い銀河からの光が、今地球の私たちに届いて輝いているなんて、宇宙の大きさに感動を覚えちゃいますね!
アンドロメダはエチオピアの王女!
さて、そんな星座に名前を与えた
アンドロメダ
とは、一体どんな女性だったのでしょう。
アンドロメダは、エチオピアの王様ケペウスと、妻カシオペアの間に生まれた王女でした。
母親のカシオペアがその美貌を鼻にかけて、
「海のニンフのネレイスたちより美しい」
と自慢したためにポセイドン神の怒りに触れ、
娘のアンドロメダを海の怪物の犠牲に捧げなくてはならないことになってしまいました。
父王ケペウスは、泣く泣く娘を怪物に捧げるため、海辺の岩に縛り付けましたが、
そこにたまたま、ゴルゴンを退治した後の英雄ペルセウスが通りかかったのが幸運でした。
ペルセウスは美しい王女アンドロメダの姿を見て、自分の妻にしてくれるなら怪物から助けてやろうと約束してくれたのです。
そして見事怪物を退治して、ペルセウスはアンドロメダを妻にしたそうです。
アンドロメダを救い出したペルセウス (ポンペイのフレスコ画/紀元1世紀)
こうしてペルセウスの妻になったアンドロメダは、ペルシア王家の祖先となった長男ペルセスをはじめ多くの子宝に恵まれました。
そして後には天に上げられて星座になったということです。
アンドロメダ座は、そんな英雄ペルセウスの心を動かした美女の姿を表している星座だったんですね!
*英雄ペルセウスについて詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!
「アンドロメダ」の名前の意味
ところで、そんなエチオピアの美女
アンドロメダ
ですが、その名前の意味は・・・
ギリシャ語で「アンドロ」は、「男の」
「メダ」は動詞の「メドー」 (μέδω)から由来して、「守る」「支配する」という意味だそうです。
そう、合わせて
「男を支配する者」
おお! すごい名前!
SMの女王様みたい!
と、一瞬ワクワクしますが、単なる「人」って意味もあるので、
「人間の支配者」という意味でもあるかも。
どっちにしても、なかなかにカッコイイ名前ですね〜
まあ、元々がエチオピアの王族ですからね!
支配者の家系です。
怪しげじゃない本物の女王様になるべく生まれた人です。
神話の中の女性とはいえ、現実にいたらどんな女性だったのかな〜、と想像を巡らすと楽しいですね!!
アンドロメダの運命も思い出してね!
ということで本日は、
秋の夜空に輝く星座の
アンドロメダ座
にまつわるギリシャ神話をご紹介しました!
メドゥサ退治で有名なペルセウスが救い出した美女の星座、
次に夜空を見上げてアンドロメダ座を見つけた時には、
危機一髪で救い出された美女の運命も思い出してあげてくださいね!
単なるつながった星の星座が、いやに美しく見えてまぶしくなるかもよ?!
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