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必読!『プリニウス』

ローマ大火を目撃せよ!『プリニウス』第7巻

ヤー! イレーネです!

待ちに待った大好きなマンガ

『プリニウス』

第7巻が発売になりましたよ〜!

今回のハイライトは、

ローマ大火!!

そのど迫力、目撃しなくちゃもったいないですぞ!!

そのほかにも、見どころポイント満載の大充実の1冊です!

『プリニウス』第7巻発売!

やった〜! 嬉しいな。

今、新刊を楽しみに待っているマンガ

『プリニウス』

第7巻が発売ですよ〜!!

『テルマエ・ロマエ』で一躍国民的マンガ家となった

ヤマザキマリさん

そして、その精密なローマの描写で毎回驚かされる

とり・みきさんの共作!!

ついに第7巻発売ですよ〜!

書籍版、電子版も同時発売です!

自分は電子版で購入!これでどこに行くにも『プリニウス』と一緒だよ?!

*古代ローマが舞台ですが、ギリシャ人キャラクターも活躍しています!

見どころポイント1: ローマ大火!!

ついに発売になった

『プリニウス』

第7巻!!

今回は、のっけから度肝を抜かれますよ!

いきなり巻頭カラー!!

ローマ大火だ!!

燃え落ちるローマの街!!

歴史上の事実は知っていても、こうやって大迫力の絵で描写されると、

その凄まじさに圧倒されますよ!

日本の木造建築も燃えやすいから、火から逃げ惑う人々を見ていると、他人事ではない・・・

こ、これがローマを焼き尽くした、歴史に名高い大火かあ〜・・・

ネロは、この大火はユピテル神(ギリシャ神話でのゼウス神)の怒りだと思ってご乱心・・・

焼け跡の描写も生々しくて、マンガ史に残るすごいシーンの連続!

これは、まだ読んでない方達も、見逃さないで!!

見どころポイント2: ローマ大火の犯人は誰だ?!

そして、

ローマを燃やし尽くした大火の後・・・

大火の犯人探しが始まります!

一体誰が?! なんのために?!

自然発火か、失火か、放火か・・・??

歴史上の事実としては、ローマ大火後、皇帝ネロが火をつけたという噂が流れる・・・

そして、それを打ち消すために

当時まだ新興宗教であったキリスト教の信者が疑われて、ネロが処刑の命令を下した・・・

というもの。

ネロ帝は、このキリスト教徒の処刑のために「暴君」として後世に悪名を残すことになったという話も。

果たして、この漫画では、そこらへんの事情はどう描かれて行くのかな??

それにしても、このマンガのネロ帝は、少々頭が弱いカンジで、簡単にみんなに操られちゃうからな〜〜

意思も弱くて、全然皇帝の器じゃないのが悲しいところ。

これからネロ帝はどうなっちゃうの?!

そして、犯人探しは一体どうなる?!

そこにも注目!!


ウォーターハウスの描いたネロ(1878年) このマンガのイメージとも重なる!

見どころポイント3: エジプトでピラミッド!!

そして、

この物語の主人公・プリニウス

お付きのギリシャ人書記官・エウクレス

警護役の元軍人・フェリクス

そして、

謎のフェニキアの少年

というご一行は、

エジプトに!

プリニウス総督がここで見たかったものとは・・・

ピラミッド!!

わ〜、プリニウスたち、ピラミッドまで行ったんだ!!

でもこのピラミッドは、ギザの大ピラミッドじゃなくて、

ファイユームにあるピラミッドをモデルにして描いているのだそうです!

このファイユームは、独特の

「ミイラ肖像画」

で有名な場所でもあって、

ギリシャ・ローマ美術の影響を受けた美しい肖像画が多数出土していることでも知られています。

現在開催中の

『ルーブル美術館展』

でも、この「ミイラ肖像画」が出展されていますので、気になる方は実物を見に行って見てくださいね!

*『ルーブル美術館展』について詳しくは、こちらの記事もご参照ください!

このピラミッドのエピソードも、

プリニウスご一行は、

ロン毛のロックバンド

みたいになってるし、

迷宮の中でドタバタで、かなり笑えます!

プリニウスって、真面目すぎて笑える貴重なキャラなのよね〜

このピラミッドの部分は、ちょっとしたコントみたいになってますが、

絵の描写もすごいですので、これもぜひ読んでね〜!

そして、読むと、猫を大事にしたくなりますよ?!

見どころポイント4: ネロ暗殺計画?!

そして、今回第7巻の最後には、

元老院議員ピソが登場!

かの有名な

「ピソの陰謀」

の首謀者とされる人物です。

彼を中心にして、皇帝ネロを暗殺する計画が密かに企てられていたのです!

そして、この陰謀には、

皇帝ネロの恩師・哲学者セネカ

も加わっていたとされて、セネカもネロによって自殺に追い込まれてしまうんですよね〜

このマンガのセネカはイケメンおじさまに描かれているので、

もう登場しなくなっちゃうのは、残念・・・!

このマンガでは、セネカの最期はどうなるんだろう??

多分、次の第8巻で最後になりそうだな〜・・・ホロリ。

*ルカ・ジョルダーノのセネカは、すっかり頭が寂しくなっちゃってるよ!


ルカ・ジョルダーノ『セネカの最期』(1773年)

早くも第8巻が待ち遠しい!

というわけで、

ついに発売になった

『プリニウス』

第7巻!!

読み終わって、さっそく、次の第8巻が楽しみでしょうがない!

次には、プリニウス一行は、ついにアレクサンドリアに?!

古代の文化都市・アレクサンドリア!

一体どんなふうに描かれるのかな?

どうやら、世界7不思議の一つ

「アレクサンドリアの大灯台」

も登場するみたい!

今から楽しみ!!

第8巻は2019年初春に発売だそうですよ! 乞うご期待!

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