どうも! イレーネです!
ちょっとテニスファンにはショックなニュースですが、
アドリアツアーというテニスのエキシビション大会でジョコビッチ選手をはじめ新型コロナの感染者が続出。
感染管理の杜撰さも指摘されていますが、これに対して
ギリシャ系のニック・キリオス選手がモノ申した!
とニュースになっていました。
本日はこれについてちょっと一言。
キリオス選手の悪いイメージが少しでも払拭できるといいな。
アドリアツアーに一喝!
ということで、本日は
ギリシャ系のテニスプレーヤー、ニック・キリオス選手
についてです。
実はこれまでもパンデミック下での全米オープンの開催に疑問を呈するなど、問題を提起してきたのがキリオス選手。
まだ感染拡大の収まらないアメリカで全米オープンを開催するのは「自己中心的だ」と発言して物議を醸しておりました。
アメリカへ行くなら防護服を着て行って、オーストラリアへ帰ったら二週間自主隔離する、と。
Smh - people that live in the US of course are pushing the Open to go ahead 🤦🏽♂️ ‘Selfish’ I’ll get my hazmat suit ready for when I travel from Australia and then have to quarantine for 2 weeks on my return.
— Nicholas Kyrgios (@NickKyrgios) June 16, 2020
でもこれ、至極真っ当な意見ですよね。
感染拡大を抑えているオーストラリア国籍のキリオス選手からみたら、アメリカなんてとてもテニスの大会やってる場合じゃないように見えると思います。
他の選手たちも心の中では思っていても、はっきりとは言えないことを、キリオス選手がはっきり言った、というだけのことですよね。
自分の意見は黙っていないところは、いかにもギリシャ系のキリオス選手らしい、という気もしますが。
そして、キリオス選手がこんなふうに、感染拡大の中でテニスの大会を開くことを問題視していたら・・・
ジョコビッチ選手が主催するエキシビション大会で選手が次々と新型コロナに感染!
キリオス選手と同年代の若手選手も次々とコロナに・・・
同じく「新世代」のチョリッチ選手が感染したことについては、こんなツイートをしています。
🤦🏽♂️🤦🏽♂️🤦🏽♂️ Boneheaded decision to go ahead with the ‘exhibition’ speedy recovery fellas, but that’s what happens when you disregard all protocols. This IS NOT A JOKE. https://t.co/SUdxfijkbK
— Nicholas Kyrgios (@NickKyrgios) June 22, 2020
簡単に訳すと、
エキシビション大会に出るのはバカな判断だったな。早く回復しろよ。でも感染防止を軽く見るとこうなるんだ。
ジョークじゃないんだぞ。
と、強めに同年代の仲間を諭しています。
で、これも、すごーく真っ当なことを言っていますよね。
テニスの大会でクラスターなんて、一体どんな感染防止策を取ったのか、詳しいことは分かりませんけど、一部報道によると主催者は選手たちを招いてパーティーを開いたり、観客も大規模に入れていたとか。
キリオス選手は、テニスの試合で問題行動で罰金を食らったりしてることは確かですが、
社会問題について真摯に向かい合う一面も持っていて、
オーストラリアの火災の時には率先してチャリティー活動を行って多額の寄付をしたり、
恵まれない子供達のチャリティー団体を立ち上げていたり、
実は人間としての根幹部分ではとてもしっかりした人なんだと思います。
今回このキリオス選手の発言をテニス会の人たちももう少し真摯に受け止めて欲しいですね!
感染者の出てないエキシビション大会もある
さて、今回こんなニュースが流れると、
テニス界がすごく感染対策がずさんのようなイメージがあるかもしれませんが、
実は感染者が出てない大会もあります
ギリシャの新鋭ステファノス・チチパス選手は現在
UTS (Ultimate Tennis Showdown)
という、フランスで開かれているエキシビション大会に出ています。
主催は同じくギリシャ系のムラトグルー氏で、チチパス選手は彼のアカデミーで練習もさせてもらっていたんですよね。
こちらのエキシビション大会にも、チチパス選手以外にもスター選手たちが参加しているのですが、
今の所感染者が出たというニュースは流れてきていません。
主催のムラトグルー氏のツイートによると、参加者は全員、到着した時点で感染検査を行うということです。
All the players have been tested upon arrival at @MouratoglouAcad before participating in @UTShowdown https://t.co/f2Pqyp7gLA
— Patrick Mouratoglou (@pmouratoglou) June 21, 2020
そして、開催場所はムラトグルー氏のアカデミーで、
試合の模様を見る限り観客もいません。
そして、試合後の握手も無く、テニスラケットをチョンってつけるだけ。
REVENGE COMPLETE 💪@ThiemDomi earns his first #UTShowdown win, 3-1.@StefTsitsipas is no longer undefeated... NO ONE is left undefeated in this UTS1, and ANYTHING could happen. pic.twitter.com/TASh2mhvG3
— UTS | Ultimate Tennis Showdown (@UTShowdown) June 21, 2020
もちろん、こうした全ての感染防止策をしても、完璧に防げるわけではないのがコロナウイルスの厄介なところですが・・・今後感染者が出ないことを祈ります。
しかしテニス選手も大会が無くなると収入も途絶えてしまうし、
何よりも試合間隔が長く開くと、試合勘も衰えるし、コンディションを保つのも大変だと思うので、試合はしたいという気持ちは分かるんですよね。
そしてファンもテニスを見れれば喜ぶし。
くれぐれも感染防止の努力は怠らずにこの後の日程も無事に終えて行って欲しいですね!
ちなみにこの大会で、チチパス選手はティーム選手に破れて全勝ではなくなりました。
*Richard Gasquet's voice*
"Who would have thought? Not me!" 🌶️
As we approach the halfway point to the group stage, who are your four favorites to reach the #UTShowdown semifinals? pic.twitter.com/qglFjs5zJX
— UTS | Ultimate Tennis Showdown (@UTShowdown) June 22, 2020
21歳のチチパス選手にとっては、今の時期は伸び盛り!!
パンデミックで試合が無くなってしまうと吸収できるものもできないし、歯がゆいばかりだと思います。
この大会でティーム選手みたいな実力者と試合できるのは何よりの収穫になると思いますので、感染防止に気をつけて頑張って欲しいですね!
悪童のイメージが払拭されますように!
ということで本日は、
アドリアツアーというテニスのエキシビション大会でジョコビッチ選手をはじめ新型コロナの感染者が続出した、というニュースについて、
ギリシャ系のニック・キリオス選手がモノ申した!
というお話でした。
キリオス選手は何かとメディアに叩かれがちで、悪いイメージがついてると思うんですけど、
実は社会問題についても関心が高く、オーストラリアの森林火災や恵まれない子供達へのチャリティー活動を熱心に行う社会派な一面もあるんです。
そしてコロナ問題について苦言を呈するキリオス選手の発言は至極真っ当なものだと思うので、
日本のファンの方達にもぜひ知って欲しいな、と思いました!
これからはメディアの書く「悪童」イメージばかりでは無く、友達思いで社会活動にも熱心なキリオス選手の姿もぜひ覚えておいていただけると嬉しいです!
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