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[星座のギリシャ神話]かに座のカニってどんなカニ?

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どうも! イレーネです!

本日は星座のギリシャ神話シリーズ

かに座のギリシャ神話をご紹介します!

かに座ってもちろん皆さんおなじみですが、そのカニがどんなカニだったか、ご存知ですか??

ということで、本日はギリシャ神話に登場する、かに座の由来となったカニのお話ですよ〜

カニはもちろん、自分も大好物ですが(食べるほうね)、ギリシャ神話のカニは一体どんなだったのかな?

気になる方は、ぜひ読んでいってくださいね〜

かに座ってどんな星座?

さて、それでは最初に、

12星座の中のかに座ってどんな星座?

というところから、お話ししましょう!

かに座は、黄道十二星座の4番目の星座で、水の星座になります。性別としては、女性です。

6月23日〜7月23日に生まれた人が、この星座の生まれです。

このかに座に生まれた人の特徴は、とても家庭を大事にして、母性的な優しさにあふれています。

自分の味方はとことん大事にするのですが、そうじゃない人には一転してスッパリ切ってしまうクールさもあるようです。

恋愛面でも尽くすタイプ。でも、やりすぎると重くなっちゃうかも!

全体的には、情が深くて、身内を大事にする星の元に生まれていると言えるでしょう!

ギリシャ神話の中のカニ

さて、それでは、このかに座については、ギリシャ神話ではどんな物語が伝えられているのでしょう。

このカニについて語るには、最初に

ギリシャ神話最大の英雄・ヘラクレス

にまつわる神話をご紹介しなくてはいけません!

ヘラクレスの「12功業」

ギリシア神話中最大の英雄と言われるヘラクレスは、主神ゼウスが人間の女性アルクメネを愛して生まれたということです。

しかし、ゼウスの正妻である女神ヘラは、他の女性が生んだ子ヘラクレスを憎んで、いろいろ意地悪をしましたが、ヘラクレスは、背が高くて力も強い立派な若者に成長しました。

その後、ヘラクレスはメガラという女性と結婚し、子供にも恵まれましたが・・・

ヘラクレスを憎むヘラの策略により、ヘラクレスは狂気となって、自分の子供たちを皆殺しにしてしまう!という事件がおきます。

正気に返ってから自分のしたことを激しく後悔したヘラクレスは、デルポイの神託に自分の身の振り方をたずねたところ、アルゴス王エウリュステウスに12年間仕えて、「12功業」と呼ばれる人間にはとても達成できないような難しいことを12個、やりとげるように命じられます。

これがいわゆる、

ヘラクレスの12功業!!

この12個のうちの一つが、かに座の神話と関係しています!

だから、ヘラクレスとかに座ってなんの関係があるの? って思った方も多いと思いますが、そういうわけなんですね〜

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レルネのヒュドラとの戦い

その「12功業」の二つ目のものが、

「ヒュドラ退治」

ヒュドラっていうのは、ネメアのライオンと同じく、テュポンとエキドナの間に生まれた怪物。

*しし座のギリシャ神話に出てくる「ネメアのライオン」について詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!

[星座のギリシャ神話]しし座はネメアのライオン!

さて、このヒュドラはアルゴス近くのレルネという場所、アミュモネの泉のほとりに住んでい他のですが、

まわりの土地の家畜などを襲って、大きな被害をもたらしていたということです。

ヒュドラはどういう姿をしていたかというと、

要するに巨大な大蛇!!

で、9つの頭を持ちそのうちの一つは殺しても死なない不死でした。


ギュスターヴ・モロー『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(1876年)

この強敵・ヒュドラを倒すため、ヘラクレスは甥っ子のイオラオスに助けを求めたそうです。

イオラオスは戦車を走らせて、ヒュドラがレルネの野にいるのを探しだして、その巣に火をつけて追い出しました。

巣から出てきたヒュドラと、ヘラクレスは棍棒で戦いましたが、

ヒュドラの9つの頭の一つを叩くと、今度は二つ頭が生えてきて、いつまでたっても退治できなくて、さすがのヘラクレスも手こずったということです。

そりゃー、もう、もぐらたたきゲームよりも大変そう!!

大ガニ・カルキノスとの戦い

そうして、ヘラクレスがヒュドラとの戦いに苦戦していると・・・

ヘラクレスが気に入らない女神ヘラが、さらに、

大ガニ・カルキノスを戦いに送り込んできました!

この「カルキノス」という名前は、そのものズバリ「カニ」という意味。

まあ、要するに「カニ」がヒュドラの助っ人としてやってきたそうです。

カルキノスは、ヒュドラと格闘中のヘラクレスのかかとを大きなハサミで挟んで勇敢に戦いました。

が・・・

なんと!!

カルキノスはヒュドラと戦っているヘラクレスに踏みつぶされて、死んでしまったそうです・・・

え〜!!

せっかく戦いに参加にしたのに、踏みつぶされて死んじゃったの?!

いくら大ガニとはいえ、カニはカニ。

あっけない最後となったのでした。

かわいそう! カルキノス!!

この古代の壺絵をよーく見ると、ヘラクレスの足元に・・・カニ!!

このあと踏みつぶされて死んじゃったと思うと、切ないわ〜・・・

でもヘラクレスがうっかり踏んじゃったのも、仕方ないかも・・・

ヒュドラと戦うのに忙しくて、完全に足元見てないからね!


白地レキュトス(紀元前500–475頃)ルーブル美術館蔵

ヒュドラとカルキノス退治のその後

さて、カルキノスが死んでしまった後もヘラクレスとヒュドラの戦いは続き・・・

甥っ子のイオラオスは森に火をつけて、その燃えさしの木でヒュドラの頭の首の付け根を焼いていき、次々と生えてくるのをようやく止めたのだそうです。

最後には一つの不死の頭だけが残り、ヘラクレスはその頭を切り落として、ついにヒュドラを倒しました!

その最後の頭を土に埋めて、大きな巨石を上に置いて封じ込めたとのことです。

こうして、大ガニ・カルキノスとヒュドラはヘラクレスに倒されました。

しかし、女神ヘラは、ヘラクレスと戦った勇気を讃えて、

大ガニ・カルキノスを天に上げて「かに座」にしてくれたそうです!

そう、これが、皆さんご存知の「かに座」となったのです。

えー! 踏んづけられて死んでしまったカニの星座なの!?

と言いたくなった方もいるかもしれません・・・

うん、そのお気持ちは分かるのですが・・・

いやいや、勇敢に英雄ヘラクレスと戦ったカニなのですから、まあ許してあげてくださいな!

最後はちょっと、カッコ悪かったかもしれないけれど・・・

そして一緒に戦ったヒュドラの方は、「うみへび座」となったそうですよ。

今でもカルキノスとヒュドラは、星座として星空で仲良くお隣同士です!

DarkWorkX / Pixabay

かに座の皆さん、勇敢なカルキノスを思い出してあげてね!

ということで本日は、

本日は星座のギリシャ神話シリーズ

かに座のギリシャ神話をご紹介しました!

おなじみの「かに座」の「カニ」がどんなカニだったか、その神話を知るとまた親しみがわきますよね〜?

ちょっと戦いではイマイチ活躍できなかったカルキノスですが、

今でも星空でその勇姿を輝かせておりますので、

かに座の方に限らず、多くの皆さんにぜひその勇敢な戦いを知っていただけたら嬉しいです!

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