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ギリシャの映画

『女王陛下のお気に入り』でオリヴィア・コールマンがアカデミー主演女優賞受賞!

ギリシャの生んだ鬼才

ヨルゴス・ランティモス監督最新作

『女王陛下のお気に入り』第91回アカデミー賞で10部門最多ノミネート!!

で大きな注目の集まる中、

主役のアン王女を演じた

オリヴィア・コールマンさんが主演女優賞を獲得しました!

おめでとうございます!!

オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』で主演女優賞!圧巻の演技!

ということで、やりました!

ギリシャ出身の気鋭の映画監督

ヨルゴス・ランティモス監督最新作

『女王陛下のお気に入り』

ランティモス監督がイギリスに拠点を移して3本目の英語の作品で、

初のイギリス王室を舞台にした時代もの!

主役にはアン王女を演じた

オリヴィア・コールマン

アン王女の親友レディ・サラ役に

レイチェル・ワイズ

そのサラのライバルとして登場するアビゲイル役に

エマ・ストーン

という豪華キャストで、愛憎渦巻く宮廷のおぞましいドラマを作り上げました!

『女王陛下のお気に入り』予告編
   『女王陛下のお気に入り』予告編

この3人の迫真の演技は高く評価されて、全員アカデミー賞にノミネート!

その中で、主役を演じた

オリヴィア・コールマンがアカデミー主演女優賞受賞!!

という快挙を成し遂げました!!

映画を実際に見て、この演技はただ事ではないな・・・と思ってましたよ!

だから、納得の受賞です!!

権力の頂点に立ち、全てを持っているはずのアン女王

それなのに実際は・・・

孤独で、空虚で、心も体も病み、物悲しく、哀れ・・・

立派な衣装を着て王座についていても、まるで空っぽ・・・

そんなアン女王を、表情一つ、目線の配り方まで完璧に演じきったのが、

オリヴィア・コールマン!

彼女が演じた女王は、時には怖くて、時には哀れ

途中では見ていてつらいほどでした・・・

地位も権力もお金もあっても、絶対彼女みたいにはなりたくない、っていう。

でも、きっと人間みんな、どっかで足を踏み外すと簡単にこの暗いところに落ちていってしまうんだろうな、

っていう、ゾッとするようなアン女王に仕上がっていました。

これは近年、稀に見る凄みのある演技でしたよ!

とにかく圧巻!!

納得のアカデミー主演女優賞受賞です!!

彼女が演じたアン女王があまりにもリアルだったので、実際にもああいう方なのかと思っちゃってたら、

実際のオリヴィアは、スッキリスリムで、チャーミングな女性です。

彼女の授賞式のインタビューを聞いていると、

この女性があのアン女王?!

と信じられなくなりますが、そこまでの変身ぶりはアッパレ!!

本当にお見事でした!

おめでとうございます!!

ランティモス監督自身は受賞を逃す・・・

そして、主演を演じた

オリヴィア・コールマンが主演女優賞受賞

の一方で、

ヨルゴス・ランティモス監督本人も

監督賞

そして、映画自体も

作品賞

にもノミネートされていたのですが、

残念ながらこの二つは受賞を逃しました・・・!

う〜ん、残念!

もし受賞できてたら、ギリシャにとってはすごい明るいニュースになったはずなのに・・・

そのほかこの映画は、最多10部門ノミネート!! だったのですが、他の部門では受賞ならず!!

でも、ノミネートされただけでも名誉なことですからね!

しかも、ランティモス監督作品は、

どちらかというと、と言うより全く!

商業的な作品ではないので!!

ハリウッドのアカデミー賞でこんなにノミネートされるなんて、びっくり!! だったくらいですからね・・・

人間の暗い部分や歪みみたいなことを、じわじわあぶり出して行くような作品なので、

見た後には、ぐったり・・・

でもその人間の本質へ鋭く斬りこむような作品は、世界中から高く評価を受けていて、

この作品もすでにヴェネツィア国際映画祭で高い評価を受けて銀獅子賞 (審査員大賞)を受賞しています!

世界の映画祭を席巻し続けるランティモス監督、

まだまだ40代半ばの若い監督ですから、これからさらに世界での評価は高くなっていくんじゃないでしょうか?

今回のノミネートで、日本でも名が知れ渡ったことと思いますので、

これからのランティモス監督の活躍に、どうぞご注目ください!

文化・芸術の面で存在感を示し続けるギリシャ!

そして今回

ギリシャ出身のランティモス監督の作品が

アカデミー賞最多10部門ノミネート!

という快挙を成し遂げたことは、すごく意味があると個人的には思うんですよね。

ギリシャって、人口1000万くらいしかいなくって、

国全体で東京都くらいの規模しかないんですよ。

しかも経済も苦しくって、

まあいわば、小国です。

日本みたいな経済大国とは比べ物になりませんよ。

でもね!

こうやって、世界で高い評価を受ける芸術家をコンスタントに送り出してくるって、

恐ろしい底力だと思うんです!

このブログでも度々ご紹介してきましたが・・・

映画界でも、

テオ・アンゲロプロス監督

という大監督がいて、惜しくも亡くなられてしまいましたが、

今回ランティモス監督も台頭してきて・・・

アメリカのギリシャ系移民の監督もたくさんいます。

エリア・カザン

ジョン・カサベデス

アレクサンダー・ペイン

歌手でも マリア・カラスがいますしね!

『ブレード・ランナー』で有名な ヴァンゲリス という世界的な音楽家も!

日本でも世界的に評価の高い、宮崎駿監督や

今回アカデミー賞にノミネートされた『万引き家族』の是枝裕和監督などがいますけど、

人口比で考えたら、ギリシャは比べ物にならないわけですよ。

さすがは、はるか古代から文化・芸術の都として栄えた国だな、と思います!

だから日本の人たちって、とかく経済・お金・儲かるかどうか、が物差しだったりしますけど、

本当に子孫代々に遺産となるのは文化・芸術なんじゃないか?

とギリシャを見てて思うんですよ!

そういう文化的な下地があるから、

ランティモス監督が出てきて世界の映画賞を席巻するようなことができちゃうんじゃないかと!

というわけで何が言いたいのかというと、

日本も、もっと文化・芸術振興に力を入れておいたほうが、後々のためにもいいよ!

ということなのでした!

ギリシャって、今経済もダメだから、日本の皆さんは軽く見てるところもあると思うんですけど、

じゃあギリシャのランティモス監督みたいに、世界の主要映画祭を席巻するような人材が揃ってるのかっていうと、

そうじゃないわけじゃないですか?

でも、優れた芸術家を排出することって、それはそれは大きな意味があることだと思うんですよね!

ということを今回のアカデミー賞の結果を見て思ったのでした!

オリヴィア・コールマンさん主演女優賞おめでとう!

というわけで、

ギリシャの生んだ天才映画監督

ヨルゴス・ランティモス監督最新作

『女王陛下のお気に入り』

この映画で主役のアン王女を演じた

オリヴィア・コールマンさんが、アカデミー主演女優賞を獲得しました!

というニュースでした!

ランティモス監督自身の受賞はなりませんでしたが、

最多10部門ノミネートという快挙を成し遂げ

主演女優が主演女優賞という主要賞を受賞したというのはお見事!!

文化芸術の国としてのギリシャの存在感を世界に知らしめた今回のアカデミー賞だったと思います!

これからも、ギリシャの生んだ鬼才

ヨルゴス・ランティモス監督の活躍に、ぜひご注目くださいね!!

『女王陛下のお気に入り』は現在、DVD&ブルーレイ、そして各種動画配信サイトで見ることができます!

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