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ギリシャ神話

[星座のギリシャ神話]おひつじ座は黄金の毛を持つ羊!?

2018/03/27

どうも!イレーネです!

すっかり春です。やっと暖かくなって、嬉しい〜

新生活ももうすぐ始まりますね!

この時期は、星座では、

おひつじ座の季節に入ります。

桜の美しい時期にあたるおひつじ座の季節。

本日はその、おひつじ座にまつわるギリシャ神話をご紹介しますよ〜

geralt / Pixabay

おひつじ座の春が来た!

もうすっかり暖かくなり、春を告げる桜も、咲き始めました!

そんな春は、おひつじ座の季節!

「おひつじ座」こと、白羊宮(はくようきゅう)は、黄道十二宮の1番目に当たります。

3月21日から4月19日までに生まれた人が、この「おひつじ座」になります。

この時期には、日本では、春分の日がすぎて暖かくなり、

しかも日本中で桜が咲き始める、という美しい季節!

日本だと、4月が新年度のスタートにもなりますから、

そんな美しくて、新しい季節が、「おひつじ座」の季節なんですね〜

この「おひつじ座」は、「しし座」と同じく、火の星座になります。

darkmoon1968 / Pixabay

性としては男性の星で、活動の星です。

「おひつじ座」の

α星は、ハマル (Hamal)。アラビア語で「羊」という意味。

一番明るい恒星で、2等星。

β星は、シェラタン (Sheratan)。

もともとはβ星とγ星の2つの星から成る連星だったので、アラビア語で「二つ」という意味。

これらの星が、羊が横たわっているように見えるのが、「おひつじ座」! というわけです!

「おひつじ座」の性格

さて、そんな美しい春を支配する

「おひつじ座」

その星のもとに生まれた人の性格は・・・

基本的にエネルギッシュなのが「おひつじ座」の基本的な特徴みたいですよ!

自分を信頼している、行動力がある、独立心が旺盛で、仕事熱心。

恋愛にも、情熱的、ロマンチスト。

こうして書いていくと、「おひつじ座」の人って、とっても魅力的!

あえて欠点を言えば、情熱のあまり、突っ走りすぎてしまうところみたいですよ。

でも、それも行動力の裏返しなので、うまく付き合えば問題なしですね!

maggyona / Pixabay

「おひつじ座」のギリシャ神話!

さて、それでは、

こんな華やかで魅力的な

「おひつじ座」

にまつわるギリシャ神話もご紹介しますよ!

この「おひつじ座」の「おひつじ」は、ギリシャ神話に登場する、

「金色の毛を持つ羊」

いわゆる

「金羊皮」の羊のことなんです!

この不思議な、「金色の毛を持つ羊」については、壮大なお話があるんですよ!

このお話の最初の舞台は、ギリシャ中部のボイオティア。

この地を支配するアタマス王は、ネペレという妻の間に、プリクソスという男の子と、ヘレという女の子がいました。

アタマス王はネペレの後に、イノという女性とも結婚し、この二人の間にはレアルコス、メリケルテスという子供が生まれました。

こうなると、後妻のイノは、先妻の子、プリクソスとヘレが目障りになって来ます。

だって、王権を巡って、自分の子供のライバルになる存在ですからね!

そのため、長男のプリクソスを、神に生贄に捧げなくてはいけない、という神託が下ったとありもしない嘘をつきます!

これを聞いた先妻のネペレは、自分の子供たちに危険が迫っていることを知り、

ヘルメス神から授かった「金色の毛を持つ羊」に、子供のプリクソスとヘレを乗せて逃がしてやりました。

この、プリクソスとヘレを乗せた

「金色の毛を持つ羊」が、「おひつじ座」の羊

ということです。

「おひつじ座」の羊、いいやつじゃ〜〜ん!

なかなかいい活躍を見せる羊なのでした!

「金色の毛を持つ羊」のその後

こうして、

「金色の毛を持つ羊」

は、長男のプリクソスと、妹のヘレを乗せて空を飛んで逃げた!

ということです。

羊なのに、空を飛べるんだ〜

ってところは、まあ神話なので、おいといて・・・

「金色の毛を持つ羊」が二人を乗せて空を飛んでいる途中で、

妹のヘレは海に落ちて死んでしまったということなんですよ。

かわいそうに・・・

羊の二人乗りは、さすがに無理があったかしら・・・

プリクソスとヘレー(ポンペイ出土のフレスコ画)

そして、このヘレが落ちて死んでしまった海が、

「ヘレスポントス」

(「ヘレの海」という意味)と呼ばれるようになり、

ここは現在、「ダーダネルス海峡」と呼ばれていますよ!

この後、プリクソスだけは旅を続け、

黒海沿岸の国・コルキスに無事にたどり着きます。

ここは、現在のジョージアのあたりだったんでは、と言われていますよ!

かなり遠くまで、飛んで逃げたことがわかりますね!

無事にコルキスまで逃げ切ったプリクソスは、コルキスを支配するアイエテス王に迎えられ、娘のカルキオペと結婚した、ということです。

めでたし、めでたし!

というところなんですが・・・

「金色の毛を持つ羊」はどうなったかというと・・・

なんと、神様に捧げる、つまり犠牲にされてしまったんだそうです。

そう、殺されちゃったの。

私たちが聞くと、え〜かわいそう! という気もしますが・・・

古代ギリシャでは、神様にいいものを捧げる、というのは悪いことではなかったので、

大事な羊をあえて、神様に捧げたんですよね。

でも、せっかく命を助けてくれた羊なのに、なんだかちょっと、かわいそうですよね〜

そういうわけで、犠牲に捧げられた「金色の毛を持つ羊」は、その貴重な黄金の皮は取っておいて、

コルキスという国のお宝になったんだそうですよ。

これを、金色の毛の羊の皮、つまり「金羊皮」って言います。

「金羊皮」をめぐる冒険

さて、そういわけで、あえなく? 皮になってしまった「金色の毛を持つ羊」

この「金羊皮」は、他では手に入らないお宝になったので、

これをめぐる大冒険の神話も続いて伝えられていますよ!

その冒険のお話の発端は、ギリシャ中部のイオルコスという国。

そのイオルコスの王様アイソンと、妻のアルキメデの間に生まれたのが、

英雄イアソンです!

つまり、王位後継者だったんですが、

アイソンの異父兄弟ペリアスが王様の地位を乗っ取って、国を取られてしまいました。

成長したイアソンは、ペリアスに王位を返すよう迫るのですが、

ペリアスは「金羊皮」を持ち帰ってきたら王位を返そう、と約束したので、

イアソンは遠い国コルキスまで「金羊皮」を取りに行く旅に出ることになったのです。

イアソンは「アルゴ船」という大きな船で、50人の仲間達と一緒に、出発します。

このアルゴ船の乗組員たちを「アルゴナウタイ」と呼んで、

彼らの冒険「アルゴナウティカ」は、ギリシャ神話でも有数の大冒険の物語なんですよ〜

長いのでこのアルゴ船の冒険を全部はご紹介できませんが、気になった方は、

ぜひ『アルゴナウティカ』を読んでみてくださいね!

さて、そうしてイアソンと仲間達は、「金羊皮」を求めて冒険を重ねながら旅を続け、

ついにコルキスのアイエテス王のもとにやってきます。

そうして、アイエテス王に「金羊皮」をくれるように頼むのですが、

当然ながらこれは国の宝なので、王は渡すことを許しませんでした。

代わりに、イアソンに、火を吹く牡牛をくびきにつないで、竜の牙を撒くことができれば持っていっていい、と難題を出してきます。

要するに、遠回しに絶対拒否!されたのですね。

ところが!!

アイエテス王の娘である王女メデイアが、英雄イアソンにすっかり恋をしてしまって、

奥さんにしてもらう約束をして彼を手助けをし、見事に難題をこなしてみせてしまいました!

こうして、難題をこなしたので、「金羊皮」をもらえるかと思いきや・・・

それでもアイエテス王は金羊皮を渡さなかったので、イアソンは夜の間にメデイアに番の竜を眠らせてもらい、その間に金羊皮を奪って、アルゴ船で逃げてしまいました。

もちろん、メデイアも一緒です。それと、メデイアの弟アプシュルトスも一緒でした。

この逃亡に気づいたアイエテス王は、船でアルゴ船を追いかけましたが、

メデイアはなんと!! 弟のアプシュルトスをバラバラにして殺して、死体を海にまいてしまったんだそうです。

それを見た父アイエテスが、悲しんで海に漂うアプシュルトスの死体を集めている間に、イアソンとメデイアは「金羊皮」を持ってイオルコスまで逃げて行ってしまったんだそうです。

ひど〜い・・・

それにしても、愛の力ってすごい。

だって、お父さんを裏切って、しかも弟を殺してしまったのですからね。

全てを捨てて、愛するイアソンと逃げてしまった王女メデイア。

でも、その後の運命は、当然ハッピーではないのですが、

このメデイアについて詳しくは、こちらの過去記事もご参照くださいね!

[ギリシャ神話]魔女メーデイアは、最強にして最凶!!

*英雄イアソンについては、こちらの記事もご参照ください!

ギリシャ神話由来の名前「ジェイソン」

ギリシャ神話の「金羊皮」も思い出してね!

というわけで、本日は、

「おひつじ座」

にまつわるギリシャ神話をご紹介しました!

「おひつじ座」の星のもとに生まれた方達が、情熱的で行動力があるのは、

大冒険をした「黄金の毛をもつ羊」と関係があったりして?

何と言っても、プリクソスの命を助けて、はるか遠くのコルキスまで飛んで行った羊ですからね!

「黄金の毛をもつ羊」は皮になっても、英雄たちが求めて止まないお宝にもなったので、

人を引きつけて止まない魅力があるのでしょうね!

これから「おひつじ座」と聞いたら、そんな大冒険を繰り広げたギリシャ神話の羊についても、思い出してあげてくださいね!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!

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