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「風の谷のナウシカ」のギリシャ神話的世界!

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emoro / Pixabay

どうも! イレーネです。

ええ、びっくりしちゃいました!

宮崎駿監督の名作アニメ

「風の谷のナウシカ」

先週の「金曜ロードSHOW」で放送されたのですが、

なんと12.7%の高視聴率を叩き出したと話題です。

私も久しぶりに見てみましたが、改めて見ると、とってもギリシャ神話的!

ということで本日は「風の谷のナウシカ」のギリシャ神話的世界について考えてみました!

「風の谷のナウシカ」の衰えぬ人気!

いや、そうなんですよ。

「風の谷のナウシカ」

のテレビの再放送。

テレビ欄をなんとなく見て、「あ、ナウシカやるんだ〜」と思い、

久しぶりに見ようかなと録画をセットしておいて見たんですけど。

結果としては、同じような行動をした日本人がものすご〜く多かった、ということですね。

フタを開けてみれば、12.7%の高視聴率だったそうです。

視聴率の取れない昨今。最新ドラマでも一桁台がザラなのに、この強さ!

「風の谷のナウシカ」の人気は、まだまだ衰えていない!

「風の谷のナウシカ」17回目でも12・7%!宮崎アニメ根強い人気

スタジオジブリの長編アニメ映画「風の谷のナウシカ」が13日に日本テレビ「金曜ロードSHOW!」(後9・00)で放送され、平均視聴率は12・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。

地上波17回目のオンエアだったが、根強い人気を示した。前回(2013年12月27日)は12・9%。過去最高は00年2月11日の23・3%。

すごいわ〜

ていうか、放送17回目って、どれほど放送してるの?!

まあ、そのうちの5回くらいは見てるかも・・・

これだけ放送してるおかげか、今の10代の子達に聞いても、まず知ってます。「ナウシカ」のこと知ってます。

君たちが生まれるはるか前の映画なのにね〜。

もはや国民的映画といって過言ではないですよね。

今後も、何回放送しても視聴率落ちなさそう。

テレビでつまんないドラマとか見るくらいなら、「ナウシカ」見た方が絶対いいもんね〜

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名前はギリシャ神話の王女ナウシカアーから

これは有名な話なので知ってる人も多いかと思いますが、

「風の谷のナウシカ」

の主人公の名前は、ギリシャ神話に登場する王女ナウシカアーから取っているのだそうです。

ホメロスの『オデュッセイア』に登場する美少女で、

主人公オデュッセウスが海で遭難して漂着したところを助けてあげる、優しくて勇敢な乙女。

英雄オデュッセウスに淡い恋心を抱きますが、

オデュッセウスは故郷に残してきた奥さんに会いたくて、ナウシカアーのもとを離れて帰っていきます。

その時、「私のことをいつか思い出して」と言って送り出してあげる、健気な少女。

そのせいか、神話の中で出番は少ないのに、多くの人たちの心に残る登場人物。

宮崎監督も、そんな姿に心を打たれて、自分の作品の主人公に名前をつけちゃったのかな?

*詳しくはこちらの過去記事をご覧ください。

「ナウシカ」はギリシャ神話由来の名前

ナウシカは女神アテナのようでもある

そんな、いじらしい王女ナウシカアーから名前をとった

「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカですが、

映画の中では、かなり強い、たくましい女の子ですよね。

私も今回改めて見て気づいたのですが、ナウシカは結構、敵をバタバタと倒しています!

いや〜、気も強いし、度胸もあるし!

男の人に「守って」って言うか弱い乙女どころか、男の人たちを相手に力で負けていない!

そんなところは、ギリシャ神話の王女ナウシカアーというよりは、女神アテナみたいだな〜と思いましたよ。

女神アテナは知恵の女神でもあるんですが、「ポリスの守護者」として敵を蹴散らす戦争の女神でもあったのです。

そのため、アテナ像って、だいたいヘルメットかぶったりして、武装しています。

そして、胸には、ペルセウスが取ってきた、見る者を石に変えてしまうというメドゥーサの首もぶら下げています。

これくらいやらないと、ポリスを敵から守ることなんてできませんよね〜。

ナウシカも、「風の谷」を守るため、敵をものともせずに無謀とも言える荒技を次々と繰り出していきます!

相手を倒すけど、できれば殺したくない、と知恵を絞って対抗しているところは、「知恵の女神」の姿ともダブりますよね。

味方を大切に守りながらも、敵を退けて自分の国を守る女性の姿、

というのを人類が考えると、やっぱりこういうどこかしら共通したキャラクターが生まれてくるのかもしれませんね〜

「巨神兵」ってギリシャ神話の「ギガンテス」(巨人族)みたい

そして、

「風の谷のナウシカ」と言えば、

一番のハイライトは、よみがえった「巨神兵」じゃないですか?

1000年前の「火の七日間」で世界を焼いて、もういなくなったと思っていたのに生き残っていたのですよね。

ドロドロと溶けていく姿はインパクト大!!

映画の中でこの「巨神兵」の部分を担当したのは、「シン・ゴジラ」で日本中を熱狂させた庵野秀明監督らしいですよ!

怪物のインパクトとしては共通してる?!

さてそんな、映画のクライマックスとも言える「巨神兵」の登場ですが、

「巨人の神」って言えば、もうギリシャ神話の世界です!

ギリシャ神話に登場する巨人の神は、「ギガス」、複数形だと「ギガンテス」と言います。

この「ギガンテス」(巨人族)は、ゼウスを中心としたオリュンポス神族たちと支配権を争って、激しい抗争を繰り広げました。

これが「ギガントマキア」(巨人族の戦い)と言われる神々の戦争です。

結局「ギガンテス」(巨人族)は敗れて滅びてしまうのですが、

どこかに生き残っていたら・・・と思うと楽しいですよね〜

宮崎監督も、そんな風に思って、この「巨神兵」を映画に登場させたんじゃないのかな?!

まあ、あと単純に、「巨人」って想像するとワクワクしますよね?

一度見てみたいというか・・・

そういうところも、人間のイマジネーションが「ギガンテス」(巨人族)、そして「巨神兵」を作り出してしまったゆえんかな〜

とも思います!

*「ギガンテス」(巨人族)については、こちらの過去記事もご参照ください!

「ジャイアンツ」もギリシャ語なんです、巨人ファンの皆さん!

マンガでは「ヒドラ」も出てくるらしい

あと、これは

「風の谷のナウシカ」映画版では出てこなくて、

宮崎駿監督による原作マンガにしか出てこないらしいんですけど、

「ヒドラ」という人造人間も出てくるらしいです。

「ヒドラ」と言えば、

ギリシャ神話では正しくは「ヒュドラ」(水蛇)です!

神話では、ヘラクレスの12功業の一つで、退治されたと言われていますよ!


ギュスターヴ・モロー『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(1876年)

「ヒドラ」と「ヒュドラ」で表記が違うけど、多分このギリシャ神話から名前をとったと思うんだけどな〜。

まだ「風の谷のナウシカ」のマンガ版は読んだことがないので、今度是非読んでみたいと思います!

「風の谷のナウシカ」を思い出して!

というわけで、今なお衰えぬ人気の宮崎アニメ

「風の谷のナウシカ」

は、ギリシャ神話からもヒントを取った?と思われるような世界観で、

それはつまり、人類が何千年も語り継いできても今なお生き続ける神話世界を取り込んだということかと。

それを考えると、「風の谷のナウシカ」の人気は、これからもずっと衰えずに続いていくんじゃないかな。

なんといっても、数千年の人気モデルを取り込んでいるわけですからね!

それを証明したのが、今回のテレビ放送の高視聴率だと思います。

王女ナウシカアーの「また私のことを思い出して」という願いは、

こんな形で現代の日本でも叶えられているんだったりして。

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