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星座のギリシャ神話

わし座は主神ゼウスの遣い!

どうも! イレーネです!

本日は夏の夜空の星座のお話。

日本では「ひこぼし」として知られる一等星アルタイルで知られる

わし座

この星座は、ギリシャ神話では主神ゼウスの遣いのワシを表しているということですよ!

一体どんな神話に彩られているのでしょう?

夏の大三角形の一つ・アルタイルの星座!

さて、本日ご紹介する、夏の空を彩る

わし座

夜空にワシが羽を広げて羽ばたいているように見える勇壮な星座です。

この星座で一番有名なのは、

一等星アルタイル!

・・・と言っても、日本ではピンと来るかたのほうが少ないかもしれませんが、

ひこぼし

と言われれば、「ああ!」と多くの方が納得する、かの有名な七夕の星が、この星座のアルファ星なのです!

「アルタイル」とは、アラビア語で「ワシ」という意味。

この星の直径は太陽の1.5倍で、地球からの距離は16光年。

一等星よりやや明るい0.76等級という、夜空でもひときわ明るく輝く星で、

こと座のベガ(織り姫)、はくちょう座のデネブとともに、

夏の大三角形

を形作る、まさに夏の夜空の花形の星の一つです!

そんな華やかな輝きを持つ星たちなので、日本では「七夕の星」として有名なのですね。

洋の東西を問わず、いろんな伝説が語り継がれてしまうほど、昔から人々をひきつけてやまない星たちなのです!

*七夕の星とギリシャ神話については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

*「こと座」について詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!

そしてこの「わし座」の星では、アルタイル以外にも、

エータ星がケフェイド変光星

としても知られています。

この星は約7日周期で、明るさが3.48等から4.33等へと変化を繰り返します。

脈動変光星と呼ばれるもので、膨張と収縮を繰り返して明るさが変化するのだそうです。

なんて不思議な星!

このように「わし座」は、夜空の中でもひときわ目を引く印象的な星が属している星座なのですね!

「わし座」のワシはゼウスのワシ!

さて、そんな夏の夜空でひときわ大きな輝きを見せる

わし座

ギリシャ神話では、この大きな羽を広げたワシは、

主神ゼウスの使いのワシ

と考えられていました。

ゼウスの雷を運んで、様々なおつかいを果たすワシとして、色々な伝承に登場しますが、

この夜空のワシは

ゼウスが愛した美少年ガニュメデスをさらっているところ

を表しているようです。

ゼウスはトロイアの王子で大変な美少年であったガニュメデスを愛して、自分のそばに連れてくるように遣いのワシに命じたとのことです。

そうしてゼウスの命令を受けたワシが、ちょうど美少年を連れ去ろうとしている場面がこの星座だということなのです。

というのも、この星座は夜空ではちょうどみずがめ座の隣にあるのですが、

このみずがめ座の水瓶をかかえているのが美少年ガニュメデスである、と考えられていたからですね。

また、このワシはゼウス自身が変身した姿である、という説もあるようですよ。

でも、このワシがちょうど美少年ガニュメデスに襲いかかっているところ、と思うと、

夜空にすごいドラマチックなシーンが描かれているようで、ちょっとワクワクしますね!

レンブラントの名画の、ちょうどこのシーンですよ!

バッサー!っと!

レンブラント『ガニュメデスの誘拐』(1635年)

*美少年ガニュメデスについては、こちらの記事も合わせてどうぞ!

*ゼウスについて詳しくは、こちらの記事を合わせてどうぞ!

夜空のオオワシを探してみてね!

ということで本日は、

夏の夜空にひときわ明るく輝く

わし座

について、そのギリシャ神話をご紹介しました!

日本では織り姫と彦星で知られるアルタイルがあるこの星座ですが、

次に夜空でこの星を見るときには、ゼウスのワシと美少年ガニュメデスの姿も思い出してあげてくださいね!

*この記事に興味を持った方は、こちらの記事も合わせてどうぞ!

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