山のこだまなど音の反響のことを
エコー
と言いますよね。
日本語でも日常で使われている言葉になっていますが、
実はこの言葉は
ギリシャ神話に由来します!
美少年ナルキッソスに恋をして、声だけが残ってしまったという
かわいそうなニンフ・エコーの名前がその語源。
そして今ではAmazonのガジェットの名前としてもすっかりおなじみという、
この「エコー」(こだま)について、簡単にご紹介します!
「エコー」はギリシャ神話の登場人物だよ!
さて、そんな日本語でも日常で使われている言葉
エコー
ですが、
実はギリシャ神話に由来します
「エコー」は、ギリシャ神話に登場するニンフの名前!
ギリシャ語では正しくは「エーコー」なんですが、日本では英語に合わせて「エコー」って言われてます。
ギリシャ神話のニンフっていうのは、木や泉などの精と言われていて、自然の中にいる精霊みたいなもの。
そんなニンフの
「エコー」は、美少年ナルキッソスに恋をした神話で有名ですよ!
「エコー」はちょっとかわいそうなんですが、
「エコー」が自分一人で会話をしているふりをさせたってことなんですね。
でも、ヘラが簡単にこのトリックを見破ってしまって、
「エコー」が人が言った言葉を繰り返す「こだま」に変えてしまった、ということです。
だから、「こだま」って、同じ事しか言わないでしょ?
そういうわけで、人の言うことをオウム返しするしかできなくなってしまった「エコー」ですが、
そんな彼女が美少年ナルキッソスに恋をしました。
でも、同じ事しか言わない「エコー」がうまく恋を成就させることができるはずもなくて、
恋に破れた「エコー」は、やがて体は消え失せてしまって声だけが残った、という事です。
だから今でも、山に向かって叫ぶと、同じことだけを返してくる「エコー」の声が聞こえるのでした!
*美少年「ナルキッソス」については、こちらの記事でも紹介していますので、合わせてご参照ください!
「エコー」は Amazonのガジェットでもおなじみ!
さて、そんな悲しい神話のあるギリシャ神話の
エコー
ですが、
今では日本語でも「エコー」と言えば音の「こだま」として日常で使われていますし、
そしてAmazon の人気商品
Amazon Echo (エコー)
の名前としても、すっかりおなじみですね!
私はまだ買っていないのですが、
音楽をかけてくれたりタイマーになったり何でもできる賢いガジェット、いつも欲しいなと思ってみてます。
この「Amazon Echo (エコー)」は、その頭脳である「アレクサ」に話しかけると、いろんな用事をこなしてくれのですよね。
この「アレクサ」というのは、ヨーロッパ系でよくある女性の名前で、
「アレクサンドラ」の愛称です。
その名前を聞けばピンとくる方も多いかもしれませんが、
「アレクサンドロス」の女性版の名前ですね!
「アレクサンドロス」はもちろん、かの「アレクサンダー大王」と呼ばれる「アレクサンドロス3世」と同じ名前!
由緒正しいギリシャの名前です。
ギリシャ語で直訳すると、「守る男」という意味の「アレクサンドロス」
その女性版が「アレクサ」!!
Amazon は会社名からしてギリシャ神話ですが、この人気ガジェットも、やっぱりギリシャがらみの名前なのが面白いですね!
*Amazon の由来の「アマゾン族」については、こちらの記事をご参照くださいね!
ギリシャ神話の「エコー」は意外と身近に?
というわけで、
山のこだまなど音の反響のことを指す
エコー
の語源となった、
ギリシャ神話のニンフのエコー
について、簡単にご紹介しました!
今では「エコー」は日本語でも日常で使われている言葉になっていますし、
Amazonのガジェットの名前としてもすっかりおなじみですので、
実は現代の私たちの生活にもとっても身近ですね!
次にこの「エコー」という言葉を耳にする機会があれば、
この声だけが残ってしまったというギリシャ神話のエコーについても、ぜひ思い出してあげてくださいね!