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イレーネの推しマンガ

マンガ「イムリ」セール中です!冬休みにまとめ読みどうぞ〜!

ギリシャ好きの自分が今ハマってるマンガの一つ、

三宅乱丈著

「イムリ」

が、今セールしています!

もう〜〜〜う、定価で最新20巻を買ったばっかりなのに、やめてよお〜〜

と思いつつ、多くの人たちにこのマンガの世界に入って欲しいから、

これを機会にぜひ読んでみて!

冬休みは、「イムリ」20巻まとめ読みでしょう〜〜〜

「イムリ」最新20巻が早くもセール!

ええっ〜

と、見つけた時には軽く脱力しましたけど・・・

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、

三宅乱丈著のSFファンタジー超大作、

イムリ  最新20巻

Kindle 電子書籍版が、さっそく ポイント還元 で、割引セール!

いいなあ〜定価で買っちゃったよ!

2016/11/25 に発売だから、えっ、発売たった1ヶ月で安売りしちゃっていいの?

っていうくらいの大サービス♪

読めば絶対ハマる「イムリ」安くなってる時が買い時だよ〜

そして・・・

まだ読んだことがない、これから冬休みに読もう、と思っている人にはありがたいことに、

1巻からぜ〜んぶ、割引セール!

「イムリ」の各巻が、割引&ポイント還元もついて、超オトク!!

試しに1巻読んでみてください、絶対2巻、3巻と病みつきになっていきますから〜!

(*このページの情報は2016年12月時点の情報です。現在はこのセールは終了しています)

壮大な神話的世界観!!

どうしてギリシャ神話好きな自分が、全巻そろえるほどこのマンガ

イムリ

にハマっているのか?

これは読んでもらえれば簡単に理解してもらえると思います。

この「イムリ」の世界は、すべてが作者・三宅乱丈さんの頭の中で作り上げられたハイ・ファンタジーなんですが、

その世界観は、SFなんですけど、実に古代神話的に構成されているんですよね。

このマンガの冒頭にも書かれているように、

この物語のベースは、4千年もの昔に、ルーンという星に起こったという、

古代の大戦争になっているんですよ。

その際にルーンは星全体が凍結されて、人々は隣の星マージに移住して暮らしていました。

しかし、4千年経ったこのマンガのスタート時点で、凍結されていた星・ルーンが溶け始め、

隣の星マージに避難していた「カーマ」の民たちが、本来自分たちの故郷である星ルーンへ帰還を始めると、

その故郷の星ルーンで待っていたのは、4千年前に「カーマ」の民と戦った敵・「イムリ」の民たち。

4千年前の大戦争については、「カーマ」の民たちも、「イムリ」の民たちも、遠い記憶に消えかけていましたが、

果たして再び、「カーマ」と「イムリ」の間に大戦争が起こるのか?!

というストーリーライン。

これを読めば、ギリシャ神話好きはすぐにピンとくると思いますが、

ギリシャ神話の古代の大戦争・トロイア戦争を思い出しちゃうじゃないですか!

トロイア戦争とは、ギリシャ連合軍と、エーゲ海対岸のトロイア市との間で、十年もの長い間争われたという、古代の伝説的大戦争。

この戦争は、長い事神話伝説上だけの出来事と考えられていましたが、

これが本当に起きた戦争である、と信じたのが、かの有名な

ハインリヒ・シュリーマン

見事、エーゲ海東岸に古代トロイアと思しき遺跡を掘り当てて、一大センセーションを巻き起こしました。

しかし、今現在、考古学的には、シュリーマンの掘り当てた遺跡が本当に古代トロイア市かどうか疑問視されているようなんですけど、

それでも、そうとも考えられる大きな遺跡を発見したのは、シュリーマンの消えない功績だと思います。

シュリーマンの伝記もめちゃくちゃ面白いので、時間があるときにぜひ読んでみてくださいね!

こんなめちゃくちゃなおじさんがいたのか!と目からウロコですよ〜〜(笑)

古代史をたどるみたいな面白さ!

そして、このマンガの面白さは、

その4千年も前に起こった大戦争の謎解き!

も大きなポイントです。

4千年も前の出来事だから、当然当時を知る人はおらず、記録もまばら。

隣の星マージに移住した「カーマ」の民たちは、古代戦争の文字の記録を大切に保管しています。

古代イムリ語で書かれたその文献を読み解くことができるので、「カーマ」の民たちはある程度古代戦争を知ることができるのですが、もちろんその知識も完全ではありません。

一方、「カーマ」の民と戦った、ルーンに残った「イムリ」の民たちは、文字で伝えてこなかったので、古代の戦争の記憶はすっかり途絶えたかのようです。

古代戦争で「カーマ」を苦しめた、イムリの兵器=「イムリの道具」というのも、どういう風に使うものなのか、さっぱりわからなくなっています。

主人公のドゥルクたちは、その「イムリの道具」の謎を解くために、故郷の星ルーンに送られることになります。

そして、実は「イムリ」たちが先祖から伝えられていた歌にその秘密が隠されていた・・・?

というあたり、もう完全に古代史を読み解く世界。

古代ギリシャ史の研究だって、基本的には、古代文字で書かれた文献に当たって、

それが合ってるかどうか発掘などで確かめて、

文献に残されていたのが正しかったのかどうか、少しづつ歴史の真相に迫っていく作業ですよね?

だから、このマンガの主人公のドゥルクたちは、カーマとイムリの古代戦争を調べながら、それと似た様な作業をこなしていっているというわけ。

だから今は、だんだんと明らかになってきた古代戦争の全貌の謎解きの途中なので、どう〜しても続きがきになるのです。

このマンガが病みつきになる理由がわかりますよね〜

夢で知らせあう不思議なイムリたち

そして、このマンガでは、

マージに移住した「カーマ」の民の方は、高度なテクノロジーを所有して、宇宙船や発達した通信機器を操っています。

それに対して、敵対する「イムリ」の民の方は、そう言った科学技術を持たない、かなり原始的な生活を送っているように描かれています。

でも、そんな原始的な「イムリ」たちも、カーマの民が手を焼く力を持っています。

それは、カーマたちが通信機器で伝え合うより早く、夢の中で同じビジョンを見て情報を共有しあうという力です!

あ〜、これも、とっても古代的なモチーフ。

古代ギリシャ人にとっても、夢はとっても重要で、

印象的な夢を見たら予言者などに夢の意味を占ってもらったり、

病気になったらアスクレピオス神の神殿で一晩寝て、その治療法をビジョンで授けてもらおうとしていました。

*エピダウロスのアスクレピオス神域にあった古代劇場

そして、夢は「オネイロス」(Ὄνειρος)といって神格化もされていたんですよ〜

そういうわけで、夢の中で見たビジョンが、何らかの情報をもたらしてくれる、というのは、古代ギリシャでも見ることができる考え方なんですね。

それをSFチックにアレンジして出てくるのが、このマンガ「イムリ」というわけ。

もちろん、双子同士で夢で知らせあう、というのは、作者の三宅乱丈さんのオリジナル。

でもね・・・人類って、実はずっと昔から、そうやって夢を利用して情報交換してたのかもしれませんよ?

だって、人類が電話で話せるようになったのなんて、つい最近のこと。

それ以前は、どうやって連絡しあっていたの?

ひょっとしたら、「イムリ」たちみたいに、夢でお互いに色々知らせ合っていたのかもしれませんよ?!

今でも「夢枕に立つ」なんて言うでしょう?

ギリシャ好きの心をくすぐる「イムリ」の世界!

というわけで、

マンガ「イムリ」の世界は、なんだか古代ギリシャを思わせるところが色々あって、

でも純粋にSFの醍醐味もあって、とにかくすごい作品です!

これだけの世界を、たった一人の人の頭の中で作り上げているんだ・・・

と思うと、感動というか、驚きですよね。

そんなマンガ「イムリ」現在セール中!

このセールを利用して、冬休みは「イムリ」の世界に浸かっちゃいましょう〜!!

(*このページの情報は2016年12月時点の情報です。現在はこのセールは終了しています)

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