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小泉八雲はギリシャ出身!「怪談」が生まれたのは?

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darksouls1 / Pixabay

夏になりましたね!

夏といえば「怪談」!!

とくれば、いちばん有名なのは

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の

「怪談」

じゃないでしょうか?

この日本の文化紹介で大きな功績を残した小泉八雲、

実はギリシャ出身だって、ご存知でしたか??

ギリシャのレフカダ島生まれ

多くの日本人にとっては、

小泉八雲

を知らない人はいないんじゃないかというくらい、おなじみの作家だと思います。

「耳なし芳一」

「むじな」

そして、何よりも有名な

「怪談」

一度は読んだことがある方、多いと思います!

そんなふうに、今でも日本で愛される作家が、実はギリシャ出身だって、ご存知でしたか?

小泉八雲

その本名は

パトリック・ラフカディオ・ハーン

1850年、ギリシャのレフカダ島で生まれました。

レフカダ島はイオニア諸島に位置する小さな島。

英雄オデュッセウスの故郷の島・イタケ(現代ではイタキ)のすぐそばの風光明媚な島です。

自分もまだ行ったことがないので、行ってみたいんですよね〜。

このレフカダ島は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生まれた当時、イギリス領となっていました(1864年にギリシャに返還)。

そのため、レフカダ島に駐留していたイギリス軍の軍医であった、

アイルランド人の父チャールス・ブッシュ・ハーン

そして

ギリシャ人の母ローザ

という両親の間に生まれたのが、ラフカディオ・ハーンなのです。

この「ラフカディオ」という名前は、生まれ故郷のレフカダ島にちなんだ名前なのだそうです。

しかし、ラフカディオ・ハーンが2歳の時、両親とともにアイルランドに移住。

その後、ハーンが4歳の時に、母ローザは精神を病んでギリシャに帰ってしまったので、ハーン自身の文化的素地は、教育を受けたイギリス、そしてフランスで培われたことになります。

でも、自分に流れるギリシャ人の血、そして名前をもらった島のことも、

きっとラフカディオ・ハーンの心の中には、大きな位置を占めていたんじゃないかな、

とは推察します。

40歳で日本へ!!

その後成長し、アメリカに渡って新聞記者をしていたラフカディオ・ハーンは、

40歳になった1890年、数奇な運命に導かれて日本へとやってきます。

通信員として駐在する予定でしたが、契約がうまくいかず、

島根の松江で英語教師をすることになります。

そこで出会った日本女性・小泉セツさんと結婚。

ついには日本に帰化して、

私たち日本人にはおなじみの和名「小泉八雲」

を名乗ることになるのです。

そして、1904年に54歳で死去するまでの間、

精力的に創作活動に取り組み、日本文化を海外に紹介。

一番有名な「怪談」の他にも多くの著作を残しています。

当時はまだ世界によく知られていなかった日本のことを、英語で海外に発信してくれた、という私たち日本人にとっては大きな仕事をしてくれたのですよね。

名作『怪談』を読み直そう!!

というわけで、

実はギリシャ出身の

「小泉八雲」ことパトリック・ラフカディオ・ハーン

その代表作としてみんなが知っているのが、もちろん

『怪談』

多くの方が読んだことがあると思うのですが、この作品はどんなものだったのか、見直してみましょう〜!

実は英語で書かれた「怪談」

さて、このみなさんご存知の

『怪談』

有名な話といえば、

「耳無し芳一の話」

「ろくろ首」

など、その内容は多くの方たちが、よく知っていますよね!

でも・・・

実は小泉八雲はこの本を英語で書いていた

っていうのは、知らない方も多いんじゃないかと思います。

こういった日本の昔話を、英語で書いて世界に紹介した、

というのが小泉八雲の最大の功績と言えるでしょう。

日本を世界に売り込んでくれたスポークスマンという面もあるわけなのです!

このタイトルが

「Kaidan」

じゃなくて

「Kwaidan」

になってる、っているのもミソ。

この夏、「怪談」を英語バージョンの「Kwaidan」で読んでみるのはいかが?

涼しくなる上に英語の勉強になって、一挙両得ですよ!

耳なし芳一(The Story of Mimi-Nashi-Hoichi)

そういうわけで、誰もが知っているお話としては、

「耳なし芳一の話」

この「耳なし芳一」って聞けば、たぶん日本の多くの人たちが、

「ああ、あの耳切られちゃうやつ!」

って思い出すと思います。

実はこのお話も、もちろん元は英語で書かれていたので、

「耳なし芳一の話」は The Story of Mimi-Nashi-Hoichi

ってタイトルだったんですけど、なんか、別の話みたいでちょっとワクワクしませんか?

そして、この話がこうして日本で多くの人に広まったのには、小泉八雲の功績も当然あるんですよね〜

私も小さいころこの話を聞いて、心底震え上がった記憶があります。

耳にもお経を書いて〜!

と、心から叫びたくなりましたよね。

そんな懐かしい「耳なし芳一」、今では版権が切れて、青空文庫に収録されているため、

今すぐ無料で読むことができますよ!

さあ、暑い夏の夜に、再び「耳なし芳一」読むのはいかが?

「雪女」(Yuki-Onna)

小泉八雲といえば、

「雪女」

も有名ですよね!

この「雪女」も、元々は英語なので、

Yuki-Onna 

というタイトルでした。って、日本語まんまでしたね!

息を吹きかけられると、凍って死んでしまうの!!

でも、「雪女」のお雪は、怖いだけじゃなくて、

ちょっとかわいそう・・・

最後は家族とも離ればなれになってしまうしね・・・

という、お雪のお話をもう一度読みたかったら、

こちらも青空文庫で今すぐ読めます〜

いい時代になりました!

というわけで、小泉八雲の必読の名作が、今は手軽に読めるようになりましたので、

「また読みたいな〜」と思った方は、ぜひ手に取ってみてくださいね!

愛した日本の地に眠る

さて、このように、40歳で来日して以来、深く日本を愛し、日本に伝わるお話を英語で世界に伝えてくれて、

ついには日本人にもなった小泉八雲ことラフカディオ・ハーン。

現在は、日本の雑司ヶ谷霊園で、静かに眠っています

こうして、遠くギリシャに生まれながら、日本に名実ともに骨を埋めた小泉八雲ですが、

一体どうして、この遠く離れた島国・日本をここまで愛してくれたのでしょう?

それについては、本人に聞いてみないともはや分かりませんが、

ギリシャと日本という遠く離れた二つの島国の間の不思議な縁

という気がしてならないのは、私だけでしょうか?

没後100年以上経ってもなお、日本人に読み継がれる作品を残した、

小泉八雲というギリシャ生まれの作家がいた。

それだけでも十分、両国をつなぐ不思議な縁の証明になる、と思わずにはいられませんね!

小泉八雲記念館 in 松江

そうして、日本を愛し、ついには日本で眠ることになった

ギリシャ出身の小泉八雲ことラフカディオ・ハーン

そんな小泉八雲の記念館が島根県の松江にあるのです!

なぜ松江に記念館が?

と言いますと、

小泉八雲が日本にきてから、この松江にある島根県尋常中学校に赴任して、英語の先生をしていたご縁です。

その後結婚した日本人の奥様小泉セツさんも、松江出身のでした。

そういうわけで、小泉八雲は松江と深い関わりのあるんです

そのために、記念館が松江にあるんですね。

一度行ってみたい!

記念館はリニューアルしたばかり!

この松江にある小泉八雲記念館ですが、

実は最近、2016年7月16日に、

リニューアル・オープン

したばかりだそうです!

リニューアルされた公式ホームページも、かなりカッコイイよ!

その館長はなんと!

小泉八雲の曾孫にあたる小泉凡さん!!

わ〜、今も小泉八雲の子孫の方が、松江で頑張ってらっしゃるんですね!

この小泉凡さんは、八雲に関する著作も書かれています。読んでみなくちゃ!

というわけで、この小泉八雲記念館は、まさにディープな小泉八雲スポット!

ぜひ一度、訪れてみたいと思います!

小泉八雲旧居もあるよ!

さらに、松江市内には、

小泉八雲が実際に暮らしていたという、旧居もあります!

国指定史跡 小泉八雲旧居(ヘルン旧居)

これもまた、美しい日本式邸宅!!


(公式サイトよりスクリーンショット)

今、こういう純日本式住居って、なかなか残っていないですよね。

それだけでも興味深いのに、

ここは小泉八雲が実際に暮らした家・・・

これはぜひ一度、訪れてみたいところですね!

小泉八雲の創作の現場を目撃しなくちゃ!

この夏の旅先は、小泉八雲の足跡をたどって、島根の松江を訪れてみるのはいかがでしょう?

きっと、夏にぴったりの旅になるはずですよ〜

小泉八雲、ギリシャから日本への不思議な運命に感謝!

ということで、本日は、

「怪談」

で多くの方たちに親しまれている

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)

この日本の文化紹介で大きな功績を残した小泉八雲さんは

実はギリシャ出身なんですよ!

というお話でした!

遠いギリシャで生まれて、不思議な運命に導かれて日本まで来てくれて、

そして日本を愛し、ついには日本に骨を埋めることになった小泉八雲。

当時の日本では不便なことも多かったはずなのに、そんなふうに日本に愛情を持ってくれて、感謝しかないですね!

この夏は、彼の残した『怪談』をまた読み直して過ごしたいと思います!

小泉八雲ことラフカディオ・ハーンさん、どうもありがとう〜!

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