いまやすっかり日本に定着して日本語の一部になったとも言える、
運動選手たちを指す言葉
「アスリート」
しかし実はこの言葉はギリシャ語だって、ご存知でしたか?
日本では知らずに使っている方も多いかと思いますので、
その意外な語源について、簡単にご紹介します!
「アスリート」はギリシャ語の「アスレーテース」
というわけで、
日本でもすっかり定着したこの言葉
「アスリート」
これは
英語の athlete (アスリート)
という言葉が日本でも定着して使われるようになったんですが、
この英語はもともとは、ギリシア語の、
アスレーテース(ἀθλητής)
に由来する言葉なんです。
これは古代ギリシャで盛んだった、いわゆる
「古代オリンピック」
に代表されるような、各地の運動競技会があったのですが、
その競技会に出場する
「競技者」「優勝者」
を指す言葉でした。
だから、ほとんど同じ意味で現代の日本でも使われているって、
なんだか面白いですね!
*古代ギリシャの「オリンピック」について詳しくは、こちらの記事も合わせてご参照ください!
「アスリート」は男性のもの?
さて、この言葉
「アスリート」
の語源となった
アスレーテース(ἀθλητής)
ですが、実は男性形の言葉なんです。
そう、古代ギリシャの運動競技は、基本的には男性のもの。
だから、「運動競技者」を指す言葉も、男性形だけなんです。
女性たちも運動競技をした、という「ヘライア祭」についての記録も残っているんですが、
女性だけで行われていたらしく、詳しいことは今も謎なままです。
そういうわけで、古代の「アスリート」は、基本的には男性限定。
古代オリンピックも、参加者は男性だけだったんです。
*古代オリンピックが男だらけだった、という件について詳しくは、こちらの記事も合わせてご覧ください!
これは現代と最も違うところですね!
現代のオリンピックだと、
競技者が全員男だけなんて、華がなくてつまらない!
と観客動員も減りそうな気もしますよね。
私も女性アスリートの活躍を見るのは、いつでも楽しみの一つです!
オリンピックでも、その他のアマチュア・スポーツ、プロスポーツ問わず、
女性アスリートの活躍は、ワクワクさせられますよね!
美しく鍛えらあげられた肉体が躍動するのは、男女を問わず感動させられます!
これからも、女性アスリートたちには、男性たちにも負けずに頑張って欲しいですね!!
「アスリート」は上級者?
それにしても、現代の日本語だと
「アスリート」
という言葉は、中途半端な競技者では使えない気がしますよね!
例えば、中学で運動部の部活をやってるくらいでは
「アスリート」と言ったら怒られそう。
ママさんバレーとか、休日のゴルフとかでもダメですよね!
なんというか、「アスリート」というと、
極限まで体を鍛えた運動競技者
というイメージで、そこそこの大会でいい成績を収められる運動競技者
くらいの上級レベルを指しているような気がするのですが、どうでしょう?
要するに、ただの「スポーツ愛好者」とは一線を画する使い方をされていると思うんですが、
これも、古代ギリシャで運動競技を行っていた人たちを指していた、
という言葉の由緒正しさに由来するのかな?
中途半場では「アスリート」を名乗るなよ!
って感じですかね(笑)
「アスリート」の活躍に注目してね!
そんなわけで、
「アスリート」もギリシャ語語源の言葉なんですよ!
というお話をご紹介しました。
これから、スポーツ大会などに出てくる
「アスリート」たちの活躍を見たら、
古代ギリシャからその言葉が受け継がれてる、って思い出していただけると嬉しいです!
皆さんも、「アスリート」たちの活躍を応援してあげてくださいね!!