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日本語の中のギリシャ語

「コメディー」は日本の中のギリシャ語!

こんにちは、イレーネです。

本日は、

日本の中で日常に使われるようになったギリシャ語を、またご紹介したいと思います。

日本では、もう完全に定着した感のある

「コメディー」

この言葉

「コメディー」も、もともとはギリシャ語だった

ってご存知ですか?

「コメディー」はギリシャ喜劇から!

さて、本日は、日本語で定着した言葉

「コメディー」

です。

この「コメディー」という言葉は、

もちろん

英語の comedy

という言葉から日本に入ってきたのですが、

この comedy という言葉の語源は、

ギリシャ語の「コーモーディアー」(κωμῳδία)

という言葉から来ています。

この言葉が指すものは、いわゆる

「ギリシャ喜劇」

と呼ばれる面白おかしい劇作品。

代表的な喜劇作家は

アリストパネース

があげられます。

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こういうふうに、古代ギリシャで発展した演劇は、

面白おかしい「喜劇」というジャンルもあって、

これを英語に訳すると、「コメディー」(comedy)

なんですね!

そして、英語圏でも、面白おかしい演劇を

「コメディー」(comedy)

と呼ぶ、という習慣がそのまま引き継がれて、日本にもやってきた、というわけです!

この「コメディー」の日本語訳として、

「喜劇」

という言葉がもともとは使われていたのですが、

最近は日本語の中で「喜劇」という言葉もめったに使われなくなってきて、

「コメディー」そのままの方が一般的

になってきましたよね。

古代ギリシャで生まれた言葉が、現代の日本でもそのまま通じる、っていうのも

なんとも不思議!

アリストパネス先生も、きっと喜んでるよ!

「喜劇王」は社会に立ち向かう!

というわけで、

日本にすっかり定着した言葉

「コメディー」

この言葉は

英語の comedy

を経由して日本に入ってきましたが、元々は、

ギリシャ語の「コーモーディアー」(κωμῳδία)

という、

「ギリシャ喜劇」

を指す言葉でした。

そういうわけで、

「喜劇」

という言葉で、近代化以降の日本に紹介されたのですが、

日本では、

昭和の「喜劇王」エノケンさん

が国民的な人気を博すなど、すっかり日本にも定着しました!

実は日本の人たちも「喜劇」が好きなんですよね〜

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そして、世界的には、

今でも誰もが「喜劇王」と言えば思い浮かべる

チャーリー・チャップリン!!

無声映画の時代から、その抜群のお笑いのセンスで絶大な人気を集め、

時には辛辣な社会風刺で、社会の矛盾に鋭く切り込みました!

機械化社会を風刺したこの作品は、AIの登場で揺らぐ現代の私たちも考えさせられるものがありますね!

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それ以外でも、チャップリンといえば、

当時世界を揺るがせていたファシズムに、命がけで立ち向かった人でもあります!

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でも実は、自分は、チャップリンの晩年の作品が、とっても好きです!

この

『街の灯』

なんて、泣いて泣いて・・・

もう一回見たいけど、また泣くから、翌日になんの予定も無い日限定ですよ!

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そんな真の強さと人間性を兼ね備えたのが、

「喜劇王」チャップリン!

でも実は、古代ギリシャの喜劇の時代から、

喜劇作家というのは、鋭い風刺で、社会と、権威に切り込んでいく人たちだったんですよ!!

古代ギリシャを代表する喜劇作家である

アリストパネス先生

彼も、ここまでやっていいのか?

というくらいの鋭い批判をお笑いに織り込んで、社会や権力に立ち向かっていた人なんです!

当時、長引くペロポネソス戦争に明け暮れる国家に、

鋭い批判を向けた作品は、現代もたくさん教えてくれることがあります!!

ですから、今や日本でも、こういった

「喜劇」

「コメディー」

が定着したわけですから、

アリストパネスやチャップリンのように、社会批判と風刺で権威に立ち向かう、

という勇気も継承してほしいなあ〜

と思いますね!

*アリストパネスの戦争批判については、以下の記事もご参照ください!

コメディは世界を変える?!

というわけで、本日は、

日本にすっかり定着した言葉

「コメディー」

は、もともとは

ギリシャ語の「コーモーディアー」(κωμῳδία)

という、

「ギリシャ喜劇」

を指す言葉に由来するんですよ!

というお話でした!

こんなふうに、由緒正しい「コメディー」という言葉が日本語に生き残ったのは、ありがたや。

現代の日本人たちも、夕食を終えてから、あるいはお休みの日に、

笑いながら「コメディー」を見てリラックスする、って、欠かせないものですよね!

でも・・・

「ギリシャ喜劇」の本質は、ただの笑いじゃなくて、鋭い社会風刺!

それを受け継いだのが、チャーリー・チャップリンのような「喜劇王」だったんですよね!

日本でも、今やたくさんの「コメディアン」の方達が日々活躍される時代になりましたが、

ぜひ、真の「喜劇」の精神も受け継いでほしいな!

と思います!

これから、「コメディー」という言葉を聞いたら、そんな長い歴史を、ちょっと思い浮かべてみてくださいね〜

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