これまで数々のヒット作を生み出してきた漫画家・ヤマザキマリさんの、
古代ギリシャと現代の東京を舞台にしたタイムスリップ漫画
『オリンピア・キュクロス』
最終第7巻が発売です!
主人公の古代ギリシャ人・デメトリオスは、なぜか現代の東京にタイムスリップする能力を身につけて、
東京ポリスと故郷のトリトニア村を行き来しながら奮闘するのですが、
そんなデメトリオスの奇想天外な旅も今回でおしまい・・・
最後には感染症で苦しむ世界への警告もあり、心に残るフィナーレとなりました。
『オリンピア・キュクロス』最終第7巻発売!デメトリオスともお別れ・・・
ということで、いよいよ発売されました
人気漫画家ヤマザキマリさんによるダイムスリップ・コメディー
『オリンピア・キュクロス』第7巻
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読むまで知らなかったのですが、
なんとこの第7巻でフィナーレ!
毎回新刊を読むのを楽しみにしていたので、さみしくなるなあ〜・・・
とはいえ、東京オリンピックも終わったし、オリンピックネタも一通り描き切ったところでの終幕なので、
区切りとしてはちょうどよかったのかもしれませんね。
ヤマザキマリさんの代表作
『テルマエ・ロマエ』
この作品も全6巻で完結だったので、ヤマザキマリさんとしては当初からこちらも7巻最終という構想だったのかもしれませんね。
フィナーレとなる第7巻では、ヨーロッパの歴史に造詣の深いヤマザキマリさんならではの、
これまでの人類の歩みに思いを馳せるような深い内容となっていますので、
じっくりと読んで今後の私たちの進むべき道について考えていきたい内容になっていました!
今この長引く新型コロナに疲れ果てた私たちに必要なマンガだと思いますので、
ぜひ多くの方に一度は読んでいただければ嬉しいです!
『オリンピア・キュクロス』最終第7巻の見どころ
さてそれでは、そんなグランドフィナーレを迎えた
『オリンピア・キュクロス』第7巻
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その見どころについて簡単にご紹介していきますね!
大胆なネタバレは避けるつもりですが、まだマンガを読んでいなくて、できるだけ新鮮な状態で最新刊を読みたい方は、まずは先にマンガを読んでから読んでいただけると嬉しいです!
疫病の歴史は繰り返される・・・
今回の第7巻は、
前巻の最後で故郷のトリトニアに戻った主人公の壺絵師・デメトリオスが、その不穏な状況に気がつくところからのスタート。
どうやら、トリトニアではなぞの疫病が流行しているよう
実は古代ギリシャでも、何度も疫病が流行して、医療がまだウイルスなどに対抗できない時代でもありましたから、多くの犠牲が出ていました。
ギリシャ神話の予言の神アポロンは、疫病の神としても崇拝されたほどです。
人類の歴史は感染症との戦いの歴史でもあるのですね。
このマンガの連載中にも、ちょうど現代の私たちも新型コロナの流行に苦しむことになり、
予定されていたオリンピックも延期されたほどなので、
作者のヤマザキマリさんも個人的に強い思い入れがあってこの感染症という題材を取り上げたようです。
そもそも本来このマンガは、2020年の東京オリンピックに合わせて連載をスタートしているので、
それが新型コロナにより大幅に予定が狂ったのというのも、なにか運命的なところを感じさせられます。
そのため、今回のデメトリオスのタイムスリップ先は、
現代の新型コロナの流行に苦しむ東京ポリス!
テレビの中の人たちがマスクをしていたり、ワクチンを打ったりしていることに驚くデメトリオスですが、
再び未来の東京から感染症と戦うヒントを見つけることになるか?!
ローマからあの人が!?
そして今回、デメトリオスと再会した巌谷先生が向かった先は、
日本人の憩いの場・銭湯!!
ん?
銭湯に入る古代人といえば・・・
そう、あの人!!
古代ローマの浴場技師ルシウス・モデストゥス
あの大ヒットマンガ
『テルマエ・ロマエ』の主人公です!
なんと今回、
デメトリオスとルシウスが現代の日本の銭湯で出会ってしまう
という、ファン大喜びのエピソードが披露されています!
ヤマザキマリさんの新旧タイムスリップマンガの主人公がまさかの共演!
古代ギリシャのデメトリオスの時代から、およそ500年後のローマを生きたルシウスですが、
しかし先進的な文明を花開かせたローマですらも、感染症に苦しめられた歴史があるのですね。
そんなデメトリオスとルシウスですが、現代の日本でも疫病の流行で苦しんでいる事実を知りがっかり・・・
でも、ウイルスと共生する知恵を得ようと、二人そろって奮闘します。
個人的には、ルシウスの「いなり湯」Tシャツが見どころだと思いますよ〜!
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ここからどうやって再生するかが問題かも!?
そうして、故郷のトリトニアを感染症から救うべく、
ローマ人のルシウスと力を合わせる主人公のデメトリオス。
ルシウスは浴場技師としての力を発揮して、村の衛生状態を改善させるため、水道設備や浴場を作ろうと奮闘します。
そこでルシウスが発見したのは、
火山が近いために自然に湧いている温泉!
これぞ村を感染症から救い、ついでに貧しさからも救う起爆剤となるか?!
でも感染症との戦いは、そんな簡単なもんじゃなくて・・・
人類はこれまで何度も感染症に打ちのめされ、その度に立ち直ってきた歴史がありますが、
その復興期に怪しいデマゴーグたちに扇動されて間違いをおかしてしまった歴史もあります。
そうではなくて、混乱の中から文化の力で復興を遂げたルネサンス期のように、新しい文明を花開かせた歴史も存在するので、
感染症からから立ち直ろうとしてする社会が復興期にどう変わっていくのか、それは立ち直る人間側にたくされているのですね。
そこで、より良い未来に進むためにも、これまで内気で引っ込み思案だったデメトリオスも、ついに変わる時がきた?!
そして、そのデメトリオスの姿に、ヤマザキマリさんの現代社会への希望も託されているのだな、という大きなテーマを感じさせる内容になっていました!
『オリンピア・キュクロス』最終第7巻ぜひ読んでね!
ということでついにフィナーレを迎えた、
人気漫画家・ヤマザキマリさんの古代ギリシャと現代の東京を舞台にしたタイムスリップ漫画
『オリンピア・キュクロス』最終第7巻
現代の東京ポリスと故郷のトリトニア村をタイムスリップで行き来しながらの、
デメトリオスの奇想天外な旅も今回でおしまい・・・
でも最後には、新型コロナ感染症で苦しむ世界へ、古代ギリシャからの歴史を見据えた作者からの警告も含めた、今後の世界へのメッセージが含まれているようで、
コメディーマンガでありながら、壮大な人類の歩みも考えさせられる、とても深い内容になっているフィナーレでした。
まだこのマンガを読んだことがない方がいたら、ぜひ一度目を通してみて、これから新型コロナ以降に人類がどんな方向に進んでいくべきか、ヤマザキマリさんと一緒に考えてみてはいかがでしょう?!
後になってから「しまったあの時こうしていれば・・・」と後悔することのないように・・・