イギリスのエリザベス女王の夫として、長い間公務に携わり、イギリス王室の顔として親しまれてきた
フィリップ殿下の葬儀がウィンザー城で執り行われました
コロナのため参列者は限られたものとなりましたが、
ご本人の遺言通り改造したランドローバーで棺が運ばれるなど、
フィリップ殿下らしさのあふれる葬儀だったようです。
ギリシャ王子としてギリシャで誕生し、激動の人生を送ってイギリス王室の一員として旅立たれたフィリップ殿下。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
フィリップ殿下の葬儀ウィンザー城で執り行われる
この4月17日に、先の4月9日に亡くなられたイギリスのエリザベス女王の夫である
エジンバラ公フィリップ殿下の葬儀が、ウインザー城で執り行われました
葬儀はご本人の遺言通り、
ご自身で改造されたランドローバーで棺を運び、
フィリップ殿下のお人柄が忍ばれる形で執り行われたようです。
コロナ禍のため、参列者は30人に制限し、全員黒マスクという異例の葬儀ではありましたが、
孫のヘンリー王子もアメリカから帰国されて参列し、ご家族に見送られての旅立ちでした。
また、この葬儀の模様はテレビ中継され、イギリス国民だけではなく世界の人々が長くイギリス王室の顔として活躍された殿下との別れを惜しみました。
BBCニュース - 故フィリップ殿下の葬儀、奉仕と忠誠をたたえ 英王室https://t.co/PJSqzxbBwR pic.twitter.com/fABrRjyEGT
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) April 18, 2021
フィリップ殿下はエリザベス女王が13歳の時に出会って一目惚れし、
73年の長きにわたって生涯をともにされました。
いい時も、困難のある時も、ともに歩いてきたお二人。
お二人が並んでポーズを取られる様子はとても微笑ましく、イギリス王家を親しみのあるものにしてくれていたと思います。
長年の伴侶を失われた女王陛下のお気持ちを考えると、言葉もありません。
葬儀の際、お一人の姿がお寂しそう、と話題になっています。
ひとりぼっちで座る #エリザベス女王#フィリップ殿下 はもう横にいない
葬儀の一幕を捉えた写真。悲しみくれる女王の姿が心を揺さぶりますhttps://t.co/1ayFDzGBwt
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) April 18, 2021
「彼は私の強さであり支えです」。
4月9日に亡くなったイギリスのフィリップ殿下は、13歳のエリザベス女王が恋に落ちた相手でした。
妻を支えたフィリップ殿下の人生を、写真で振り返ります。https://t.co/TrdMy99MRP
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) April 10, 2021
これはドラマ『ザ・クラウン』の中のセリフなので、ご本人が実際に言われたわけではないでしょうが、
退任する首相にエリザベス女王が
「私は絶対に職務から逃げられない」
ということを言うシーンがあります。
エリザベス女王は25歳の若さで、先王の崩御により即位されました。
世間の25歳を考えると、その若さにはとても耐え切れないほどの大きな責務を負われたのですよね。
しかも王位は、基本的に崩御されるまでその責務から逃れることはできません。
それをずっと、隣で支え続けてきたのがフィリップ殿下でした。
もちろん、フィリップ殿下にも多くの困難があったことは想像に難くありません。
長年の大きな責務を果たされ、本当にお疲れ様でした。
どうぞ安らかにお休みになられますように。
*Netflixのドラマ『ザ・クラウン』はイギリス王室が舞台のドラマ! フィリップ殿下もメインで登場します!
ギリシャ王子として生まれて、激動の人生
ここで改めて振り返ると、
フィリップ殿下の99年の生涯は、激動そのものでした。
1921年、ギリシャのイオニア諸島のコルフ島(ケルキラ島)で
当時のギリシャ王室の王子として誕生
しかし、ギリシャでクーデターが起きて、王家は海外に亡命することに!
フィリップ殿下はわずか2才だったと言うことです。
その後、一家はフランスで亡命生活を送ります
しかしその中で、母アリス妃は精神を病み、父アンドレオスは家庭を顧みず、一家は離散状態に。
フィリップ殿下はイギリスの親類を頼って海を渡り、
イギリスで教育を受けてイギリス海軍兵学校に入学、その後はイギリス軍人として軍務にも就きました。
その後エリザベス女王と結婚に伴い、ギリシャ王子の称号は捨て、
イギリスのエディンバラ公爵・メリオネス伯爵・グリニッジ男爵という爵位に就くことになりました。
そうして、73年もの長きにわたり、エリザベス女王を支え、イギリス王室の一員として多くの公務をこなし、その重い責務を果たして来られました。
一般人にはとても想像もつかないような、苦難も経験されて来られたのですよね。
まるで映画のような、激動の人生でした・・・
写真で振り返る、フィリップ殿下の軌跡。 https://t.co/ikpIAGW496 pic.twitter.com/qgiIMnNFh4
— VOGUE JAPAN (@voguejp) April 11, 2021
*フィリップ殿下のギリシャ王子としての生まれについて詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!
フィリップ殿下のご冥福をお祈り申し上げます
ということで本日は、
イギリスのエリザベス女王の夫として、長い間公務に携わり、イギリス王室の顔として親しまれてきた
フィリップ殿下の葬儀がウィンザー城で執り行われました
というニュースでした。
コロナのため参列者は限られたものとなってしまいましたが、
テレビ中継され世界中の多くの方達がフィリップ殿下との別れを惜しみました。
ギリシャ王子としてギリシャで誕生し、激動の人生を歩まれたフィリップ殿下。
改めて心よりご冥福を申し上げます。