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ギリシャにまつわるマンガ マンガ

ギリシャ音楽マンガ出版計画!クラファン成功しますように!

どうも! イレーネです!

日本ではまだまだマイナーなギリシャの音楽ですが、

なんと!!

ギリシャの音楽「レベティコ」を題材にしたマンガの翻訳出版計画があるらしいです!

自分イレーネもぜひ一度読んでみたいなあ〜

現在クラウドファンディングで出版資金を募っているそうですよ!

ぜひ出版までこぎつけて欲しいです!

というわけで、本日はそのマンガ出版計画について、ちょっとご紹介!

ギリシャの音楽マンガ出版計画!

ということで、本日は、ギリシャギター(ブズーキ)奏者のYoyaさんから情報が回ってきた

ギリシャの音楽「レベティコ」を題材にしたマンガの翻訳出版計画

についてご紹介です!

そんなマンガがあるんですね〜知らなかった!

なんでも、フランスのマンガ「バンド・デシネ」で

ギリシャ音楽のミュージシャンたちの物語

『Rébétiko』(レベティコ)

という作品があるらしいです。

これまで日本では紹介されてこなかった作品だけど、すでにヨーロッパ各国では翻訳出版されて、高い評価を得ているのだとか。

クラファンでのこの作品の紹介ページから、ちょっとあらすじを引用!

第二次世界大戦前夜の1936年、軍人上がりのイオアニス・メタクサスが首相に就任し、ギリシャはファシズムへの道をまっしぐらに進んでいた。当時ギリシャのアテネでは、レベティコという音楽が流行していた。レベティコのミュージシャンたちが歌ったのは、自らが属す下層階級の人々の生きづらい日常。それが下層階級の人々から熱烈に受け入れられた。一方、当局にとっては、定職につかず、ハシッシュを常習し、喧嘩に明け暮れ、犯罪まがいのことに手を染めることもいとわず、昼はぶらぶら過ごし、夜な夜なバーで演奏してひと騒動起こすレベティコのミュージシャンたちは、風紀を乱す社会のお荷物以外の何ものでもなかった。
主人公のスタヴロスもそんなミュージシャンのひとり。彼は仲間たちとグループを組み、自由気ままな生活を送っていた。グループのリーダー、マルコスが半年ぶりに刑務所から出所したその日、スタヴロスと仲間たちは再会を祝い、久しぶりのセッションを楽しみ、乱痴気騒ぎを繰り広げる――。戦争が間近に迫り、自由がまさに失われようとする窮屈な時代に、あくまで我を通し続けた愛すべき人物たちの長い一日の物語。

ということで、ギリシャ音楽「レベティコ」のミュージシャンたちのとある1日を描いた作品なのですね!

ちょっとこのあらすじを読んだだけでも、まるで映画みたい・・・

なんか「フィルム・ノワール」とか「ヌーベルヴァーグ」の作品みたいじゃないですか?

モノクロフィルムっぽい世界観が感じられて、想像力がかきたてられます!

これは、ぜひ一度マンガを読んでみたい!

ということで、このクラファンが成功しますように!

*このマンガの出版クラファンについて詳しくは、以下のリンクからご参照くださいね

ギリシャ音楽「レベティコ」ってどんな音楽?!

そして、このマンガのテーマである

ギリシャ音楽「レベティコ」

ってそもそも、どんな音楽なんでしょう?

恥ずかしながら自分イレーネもそれほど詳しくないので、ちょっと調べてみました。

「レベティコ」はギリシャの大衆音楽で、貧困・下層の民衆音楽から発展して、ギリシャ中で受け入れられるようになっていったものなんだそうです。

どうやら「レベティコ」の起源は、19世紀のオスマントルコ帝国で、監獄で歌われていた歌が元になっているのだとか。

1821年から始まったギリシャの独立戦争により、エーゲ海東岸地域などに昔から住んでいたギリシャ人たちは、オスマントルコの支配下から逃れ、西岸のギリシャ本土へ、多くは難民として渡って行きました。

さらに1923年には、トルコ側に住むギリシャ人とギリシャ側に住むトルコ人の住民交換が行われ、多くのギリシャ人が本土へと送還されることになったのです。

その時トルコ側からギリシャに難民として渡った人々は、およそ100万人の規模だったそうです。

こういう経緯で、オスマン帝国が起源の音楽がギリシャ本土に持ち込まれて、独自の発展を遂げることとなりました。

やがてギリシャ本土に根付いていった「レベティコ」ですが、そもそもこうして難民として故郷を追われた人たちが担っていたのですから、

そんな苦難を経験した人々の悲哀や、権力への抵抗といったものが、その歌の世界にベースにあるのですね。

そのため、時の権力からはにらまれやすく、

軍人上がりのイオアニス・メタクサスが政権を握った1936年から1941年という時代は、「レベティコ」が弾圧を受けていた時代でもあります。

そして、このマンガの舞台は、まさにそのメタクサスが政権についた 1936年!

そんな激動の時代の中で、反骨のミュージシャンたちがどんな1日を過ごしたのか、そりゃーもう、マンガを読んで知りたくなりますよね!

しかも、このマンガに登場するミュージシャンたちは、みんな実在のモデルがいるのだそうです!

今もYoutubeで彼らの音源を聴けるとのことで、早速聞いてみました!

その音楽を一言で表現するのは難しいんだけど・・・

・・・・・き、強烈!!

一度耳にしたら忘れられないような、強烈な音楽!

確かに、中東、トルコの影響が強く出ているメロディーで、

そしてなんと表現したらいいのかは分からないけど・・・

哀愁?悲哀?やるせなさ?慟哭?怒り?

熾烈だったギリシャ独立戦争、その戦争で故郷を追われて難民になった人たちの、強烈な感情が込められているような・・・

動画では一部戦争の犠牲者のカットなども出てきて、言葉を失います・・・

マルコス・ヴァンヴァカリス

Markos Vamvakaris - Otan Pino Toubekaki

ストラートス・パユムチス

Στράτος Παγιουμτζής STRATOS PAJIOUMDSIS - MINORE MANES (1937)

ヤニス・パパイォアーヌ

Γιαννης Παπαιωαννου - Πεντε Ελληνες στον Αδη

ヨルゴス・バティス

Giorgos Batis - Gamilieriko Zeimbekiko

アネスティス・デリアス

Anestis Delias - To Sakkaki

などなど・・・

あ〜、彼らの音楽聴いていると、一日過ごせるわ・・・

女性ミュージシャンたちも、カッコイイ〜

ローザ・エスケナージ

Min Orkizese vre Pseftra - Roza Eskenazi

リタ・アバジ

Gazelli Neva Sebah

って感じで、聴いてると脳天をガツーンとバットで殴られるみたいな強烈なミュージシャンばかり!

こんな凄まじい音楽を路地裏で奏でてた、うらぶれたミュージシャンたち・・・

彼らは一体どんな人生を生きてたのか、知りたくなっちゃいますね!

*登場人物について詳しくは、こちらのページの紹介をご覧くださいね!

https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/3322/activities/10392

「バンド・デシネ」ってなに?

さて、そんな強烈な「レベティコ」のミュージシャンたちの1日を描いたマンガ

『Rébétiko』(レベティコ)

が、現在日本での翻訳出版を目指して資金調達中なわけですが、

そんな、ある意味珍しいマンガが出版されたのは、

フランスの「バンド・デシネ」

音楽のバンドの名前かと思うけど、実はこれは、フランス語圏で出版されたマンガの総称なんだそうです。

マンガと言えば、日本がとにかく有名!

でも、フランスも実はストーリーマンガの出版が盛んな国なのですね〜

とはいっても、実はこれまでフランスの「バンド・デシネ」って読んだことがないんです。

唯一知っているのは、数年前に映画化されて、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した

『アデル、ブルーは熱い色』

この映画は、同性愛を扱った映画だとか、過激な性描写だとか、そんなところばかりが話題になってましたが、

実際に映画を見てみるとその内容は、ものすごく純粋に誰かを好きになって、でも上手くいかなくて、どうすることもできなくって・・・

って切ない恋愛のストーリーで、もう映画見ながらもらい泣きの連続の映画でした〜

同性愛かどうかなんてどうでもいい、すごく思い合ってるのにすれ違ってどうにもならない二人に涙腺崩壊・・・

心を深ーく揺さぶられて、いまだに忘れらない映画の1つです。

そんな映画の原作が、実は「バンド・デシネ」のマンガだと知って、へえ〜こんなストーリー性の高いマンガがあるんだな、と思った記憶があります。

その原作マンガがこちらですね!

このマンガはちゃんと日本語で翻訳出版されていました!

『ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude』

このマンガは、映画が成功してこうして日本でも出版されましたが、

これだけ世界で認められている作品が実は「バンド・デシネ」にはあるってことですよね。

今出版を目指しているマンガ

『Rébétiko』(レベティコ)

も、そういう傑作の1つということですので、これは期待大!

ギリシャ音楽だけじゃなく、フランスの知られざる文化「バンド・デシネ」についても知ることができるので、それもまた、ありがたい!

このマンガも、無事に日本で出版できますように!

*このマンガの出版クラファンについて詳しくは、以下のリンクからご参照くださいね

出版が成功しますように!

ということで本日は、

なんと日本ではまだまだマイナーな

ギリシャの音楽「レベティコ」

そのミュージシャンを題材にしたマンガの翻訳出版計画があるらしいです!

という話題でした!

現在クラウドファンディングで出版資金を募っているそうですので、この記事を見てご興味持たれた方は、ぜひ一度下記のクラファンのページをのぞいてみてくださいね〜!

https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/3322

 

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