いや〜残念でした!
事前予想では結構いいところ行ってたのになあ〜
ノーベル平和賞候補になっていた難民救助したギリシャ島民
残念ながら受賞はなりませんでした!
確かに、無名の市民たちにノーベル賞を送るのは難しかったのかな・・・
でも、経済が困難な中、自分の生活を切り詰めて救助を続けたギリシャの名もなき島民たちに
世界の注目が集まる良い機会となりました。
受賞をしなくても、その活動を続けた勇気は永遠です!!
事前は有力候補との報道もあったけど・・・
ノーベル賞の授賞式が始まった当初には、
難民を救助したギリシャの島民たちは、有力候補だという報道もあったんですよね!
ノーベル平和賞予想1位は「ギリシャ島民」
今年のノーベル平和賞が日本時間7日、ノルウェーで発表される。様々なことを賭けの対象にするイギリスの業者の予想では、難民らの保護に関わった「ギリシャの島民」が1位となっている。
(http://news.livedoor.com/article/detail/12114261/ より引用)
まあ、ギリシャの島の人たちは、ノーベル賞が欲しくてやってたわけじゃないから、受賞できなくても気にしないとは思うんですけど・・・
これだけの数の難民たちが、次々とボートで乗りつけてくる、
その保護に、各国政府は及び腰で、最前線で援助を続けたのは、自分たちの生活も苦しい島民たちですよ
それもあって、ぜひ受賞して欲しかったんですけどね、
そうすれば、世界の目は、命がけの旅を続ける難民たちにももっと注目してくれることにもなったと思うんですが。
今年のノーベル平和賞は、コロンビアの大統領に送られました。
これは本当に個人的な意見だけど、
ノーベル賞委員会も、ギリシャの名もなき市民たちよりは、
大統領って、立場のある人の方を選んだのかな・・・
UNHCRはギリシャ島民に感謝を示した
ノーベル賞は今回、ギリシャ島民に平和賞を贈ることを見合わせましたが、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ギリシャの市民たちの活動に、正当な評価を下しました。
難民救助に貢献した人たちに贈られる「ナンセン賞」を、ギリシャの島民に授与したのです。
ギリシャ女性と難民救助隊に「ナンセン賞」授与 UNHCR、「命懸けた」支援を高く評価
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は3日、難民支援活動に貢献した個人や団体を対象にした今年のナンセン賞を、ギリシャの女性人権活動家エフィ・ラトゥディさん(48)と、エーゲ海で難民を救援している「ギリシャ救助隊」に授与した。
ラトゥディさんはギリシャ・レスボス島で「PIKPA村」と呼ばれる難民キャンプを運営、シリア難民らの保護に当たっている。ギリシャ救助隊は2015年だけで千回以上の救援活動を実施、約2500人の救助に成功した。
(http://www.sankei.com/world/news/161004/wor1610040016-n1.html より引用)
というわけで、レスボスで難民救助活動をしてる市民たちに「ナンセン賞」は送られたのですね。
レスボスは、難民のボートが続々と乗り付ける「最前線」で、壮絶な救助活動だったと思います。
日本ではあまり報道されませんが、小さなゴムボートにあふれんばかりに乗った難民たちが、どんな思いでこの決死の逃避行を決行してきたのかと思うと、胸につまされます。
自分だったら、絶対怖い・・・
乗ってる難民の人たちも、絶対怖いはずなんだけど、国に残ってもやがて内戦で死んでしまう・・・と思ったら、このゴムボートに希望を託すしかなかったんですよね・・・
そういうレスボスに到着した難民たちに手を差し伸べたのが、今回「ナンセン賞」を受賞したラトゥディさん。
彼女たちの活動する「PIKPA村」の様子はこの動画で見ることができます。
インタビューに答えるラトゥディさんの澄んだ瞳に衝撃を受けました。
自分の信念を貫いている人の目って、こんなに澄んでるんだ・・・
ノーベル賞がなくても気にしない!
というわけで、今回残念ながら、
難民救助に貢献したギリシャ島民に対して、ノーベル平和賞は送られませんでした。
でも、経済が苦しい国で、自分の生活にも困っている名もなき市民たちが、
日々難民救助に活動したという事実は消えるわけではありません!
そして、日本では忘れられてしまったような「人助けの精神」がギリシャで生きてることに感動すらします。
これを機に、日本でもギリシャにやってくるシリア難民たちについて、関心が高まるといいな!
ぜひ、ギリシャにやってきた難民たちについて、関心を寄せてくださいね!
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