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ギリシャのニュース

ロシアのウクライナ侵攻で、ギリシャ系住民も犠牲に...一刻も早い停戦を

ロシアがウクライナに侵攻し、戦争状態になっています。

この21世紀、もういい加減戦争は止めてほしい・・・

世界が非難する中、ロシアは攻撃の手を緩めず、一般市民にも犠牲者が出る中、

ウクライナに暮らすギリシャ系住民たちにも犠牲者が出ています

多くの人たちを巻き込み、命を奪っていく紛争

一刻も早い停戦が実現し、住民の皆さんに平和が訪れますように・・・

ロシアのウクライナ侵攻で、ギリシャ系住民も犠牲に

ということで、毎日痛ましいニュースが流れていて、日本でも多くの方達が心を痛めている状況です。

ロシアによるウクライナ侵攻

この21世紀にもなって侵略戦争なんて・・・

と愕然としますが、今なおロシアはウクライナへの攻撃を続け、まだ戦争が止む気配はありません。

そんな中、とても残念なことですが

ウクライナに暮らすギリシャ系住民にも犠牲者が出ている模様です

黒海沿岸地方には、古代からギリシャの人たちが定住してきていて、今もその子孫に当たるギリシャ系住民が多く住んでいます。

この黒海沿岸地方のギリシャの人たちは「ポントス人」と呼ばれ、今でもギリシャ語の方言(ポントス方言)を話すギリシャ人です。

彼らの多く住むウクライナの都市マリウポリ近郊の村をロシア軍が爆撃し、10名のギリシャ系住民が犠牲になってしまいました。

この都市マリウポリにはポントス人が多く住み、2万人を超えるとのこと。

この爆撃に対して、ギリシャの首相も強く非難を表明しています。

アテネにある国会議事堂もウクライナ色でライトアップされ、ウクライナとの連帯を示しました。

すでにギリシャ政府としては、ギリシャ系住民の避難を進めていましたが、今回の悲劇となってしまいました。

このように、なんの罪もないギリシャ系住民までが命を落とし、2国間だけの問題ではなく、第3国も巻き込まれることとなっています。

今後、ロシアがさらに攻撃を強めれば、ウクライナに住む多くの国の人々も巻き込まれることになり、ロシアへの非難は強まっていくでしょう。

これ以上の犠牲を生む前に、一刻も早い停戦を祈ります・・・

寄付もしてみた

今回の痛ましいニュースを見て、何もできない自分に悲しさも覚えていましたが、

各団体が人道支援の寄付を募っていることも知り、

今まで住んでいた家を追われて難民となってしまった多くの人たちに使ってもらえるように、

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

に少しですが寄付をしてみました。

クレジットカードで簡単に寄付できるんですね。

今回大変な思いをされているみなさんに届きますように。

そのほかにも、赤十字などいろんな形の人道支援が今行われているようですから、

少しずつでもまた協力しようかと思っています。

とはいえ、こんな支援も必要がなくなるように、一刻も早い停戦が実現することを祈っています。

市民が求めるのはいつでも「平和」

こんなふうに、政治家や軍人の勝手な判断で、多くの人命が失われているのを見ると、

古代ギリシャの喜劇作家アリストパネスの書いた、いわゆる

「平和3部作」

を思い出さずにはいられません。

この作品たちが書かれた当時、アテナイ市はあの有名な「ペロポネソス戦争」の最中で、

長引く戦争に市民たちの生活も巻き込まれて苦しんでいました。

そんな市民たちの気持ちを代弁するように、アリストパネスは「平和」を題材とした作品を描き続けたのです。

『平和』

は、主人公の農民・トリュガイオスが、最高神ゼウスにもう戦争を止めるように頼もうと、でっかいコガネムシに乗って天へ登っていく、という奇想天外なストーリー!

しかし、結局は人間たちが「平和の女神」を大事にしなかったから、と神様たちに言われて、

市民たちと力を合わせて、地下に隠れてしまった「平和の女神」を連れ戻そうとするのです。

今読んでも、結局「平和」を大事にしていないのは私たち人間なのだ、と考えさせられます。

*この喜劇『平和』について詳しくは、こちらの記事を合わせてどうぞ

そして、

『女の平和』

という作品では、ペロポネソス戦争にうんざりした女性たちが、

戦争を続けようとする男たちに対して「セックス・ストライキ」を実施する!

というこれも奇想天外なストーリー!

お預けをくらった男たちはとてもたまらず、

ついにアテナイとスパルタの間に平和がもたらされる!

という爽快なコメディです。

*この喜劇『女の平和』について詳しくは、こちらの記事を合わせてどうぞ

そして、

『アカルナイの人々』

では、ペロポネソス戦争に嫌気がさした市民・ディカイオポリスが、

たった一人でスパルタと和平条約を結んでしまう

という、これも奇想天外なコメディ!

和平条約ってたった一人で結べるものなの?

と思いますが、結局ディカイオポリス一人でも和平条約を結んでいると、交易活動も自由にできるしだんだん豊かになって、

反対に戦争を続けた人たちは、戦場負傷したりして散々な目にあう・・・

という、鋭い社会批判が込められているのです。

*この喜劇『アカルナイの人々』について詳しくは、こちらの記事を合わせてどうぞ

紀元前のギリシャの時代から、こうして「市民たちが求めるのは平和である」と訴える作品が残されているのに、

いまだに21世紀にもなって、人類は戦争をやめません。

もういい加減、こういう過去の知恵に学ぶ時だと思うんですけど・・・

一刻も早い停戦を祈ります

ということで、

ロシアがウクライナに侵攻して、戦争状態になり、

ウクライナに暮らすギリシャ系住民たちにも犠牲者が出ています

というニュースでした。

一刻も早く停戦が実現し、住民の皆さんに平和が訪れますように、祈らずにはいられません。

この21世紀、もういい加減戦争という手段ではなく、外交の話し合いで全て解決できるようになってほしいですね。

21世紀にも同じ過ちを繰り返し続ける必要なないのですから・・・

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