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ギリシャ神話

ギリシャ神話のピーネウスは神様から厳しい罰を受けたツイてない人!

さて、ギリシャ神話にはさまざまなツイてない人たちが登場するのですが・・・

日本の人はすぐに「自分ってツイてないなあ」と考えがちですが、

ギリシャ神話に登場する本当にツイてない人たちは、

ツイてないレベルが違います!!

今回は、そんなツイてない人の中から、

ピーネウス

のお話をご紹介したいと思います。

この人の話を聞けば、自分はなんてラッキーなんだ!と思えるかも?!

ギリシャ神話のピーネウスってどんな人?

さて、今回ご紹介する

ピーネウス

については、伝承が入り混じっていて確定は難しいのですが、

黒海沿岸の都市サルミュデーソスの王

であったと伝わっています。

そして、ボレアース(北風)の娘クレオパトラーと結婚したということです。

このクレオパトラーとの間に、子供を二人も受けましたが、のちにイーダイアーと再婚。

この後妻イーダイアーは、前妻との子たちを疎み、ピーネウスに無実の罪で訴えます。

これを真に受けたピーネウスは、

二人の子供を盲目に!

してしまいました!

え?! 自分の子供を?!

と、聞いたら引いてしまうような残酷な話に急になりましたが、ひどいですよね〜

で、この行いに神ゼウスも腹を立ててしまったということです。

ゼウスは罰として死か盲目になることかのどちらかをピーネウス自らに選ばせ、

ピーネウスは盲目になることを選んで、

目が見えなくなってしまいました

ということです。

う〜ん、かわいそうだけど、自分も相当なことしたから、仕方ないね!!

怪鳥ハルピュイアに襲われる!

こうして目が見えなくなってしまった

ピーネウス

ですが、これで罰が終了というわけではなかったそうです。

太陽神ヘーリオスはピーネウスの暴挙を許さず、

怪鳥ハルピュイアたち

を、盲目のピーネウスのもとにつかわし、彼の手元から食料を奪うようにさせてしまったのです。

このハルピュイアたちは、顔は人間の女性で、体は鳥という怪物。

ピーネウスがご飯を食べようとすると、上からバサバサと飛んできて取って行ってしまったということですね!

そして、ハルピュイアが残していったご飯もクッサくなってしまって、食べることができなかったそう。

そのため、ピーネウスは全然食料を食べることができずに弱っていました。

しかし!

アルゴー船がこの土地にやってきたときに、コルキスまでの道を示してやり、

その恩でボレアースの子供達カライスとゼーテースはハルピュイアを追っ払ってくれたということです。

こうしてやっと、ピーネウスはハルピュイアから解放されて、よかったよかった。

ボレアースの息子たちに助けられたピーネウス(ルーブル美術館蔵、紀元前460年頃)

あなたもピーネウスよりはマシですよ!?

というわけで、今回は

ギリシャ神話に登場する

ピーネウス

その大変な人生をご紹介しました!

それにしても、子供の目を見えなくしちゃう、とか、目が見えない人から食べ物を取り上げちゃうなんて・・・ヒドイ・・・

ギリシャ神話って、やっぱり容赦ない!

罰として死か盲目か選ばせるのも容赦ない!

というわけで、ひょっとして今自分がツイてないと思っている人がいたらですね、

ピーネウスよりはマシだ

と思って元気出して欲しいです!

だって、怪鳥ハルピュイアが食べ物取ってっちゃうんですからね!

いや〜、やっぱりギリシャ神話のツイてない人たちは、

ツイてないレベルが違いますね!!

今日本で暮らしてて、ここまでなることって無いでしょ?

ほんと、よかったですよね、ピーネウスじゃなくて!

ということで、明日の活力に変えてくださいね!

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