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[ギリシャ神話]暁の女神エーオースは恋多き女?!

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こんにちは、イレーネです。

本日は、空に関係するギリシャ神話の続きです。

先日は、

月の女神セレーネーと

太陽の神ヘーリオスをご紹介しましたので、

本日は彼らの兄弟

暁の女神エーオース!!

夜から朝になる時間帯を照らす女神、

その神話は恋愛モノが多いのですよ〜恋多き女神?!

dannymoore1973 / Pixabay

太陽と月と暁

日本だと、今でも「太陽と月」は対照的なものとして、よくセットで語られたりしていますよね?

古代ギリシャ神話もそれは同じ。

ちょっと違うのは、「太陽と月」には、同じ兄弟で「暁」もセットにされていたところです。

母テイアーと父ヒュペリーオーンから、

太陽神ヘーリオス、月の女神セレーネー、そして暁の女神エーオースが生まれた、とされていました。

「暁(あかつき)」というのは、明け方の、暗い夜に光が差し始めて明るくなってくる時間帯。

日本語では「あけぼの」「れいめい」あるいは単に「夜明け」と言います。

暗かった空に光が差し始める時間帯は、幻想的でもありますよね!

その時間帯が、女神の領域、と考えたギリシャ人の気持ちは、ちょっとわかる気がします。

夜明けの空の、なんとも言えない色合いは、やっぱり女性的な感じがしますよね〜

danfador / Pixabay

風の母

そんな暁の女神エーオースは、

ティターン神族のアストライオスとの間に、

風の神・ゼピュロス(西風)、ボレアース(北風)、ノトス(南風)

を生んだ、と言われています。

その他には、暁の暁星といった星も生んだそうです。

しかし、暁の女神エーオースが暁の星を生んだのは分かるのだけど、

なんで風の神々も生んだのでしょうね?

それについては、ギリシャでは明け方に強い風が吹くから、という説もありますが、詳しいことはわかりません。

でも、日本でも「風の神」を擬人化して信仰しているところがあるので、

風ごとに名前をつけて神様と考えていたギリシャ人の気持ちはちょっとわかりますよね。

ちなみに、ゼピュロス(西風)は英語の「ゼファー」(Zephyr)に受け継がれていますよ!

tpa / Pixabay

恋多き女神・エーオース?

そんなエーオースですが、実は恋愛関係の神話が有名です。

ギリシャ神話の中でも、恋多き女神かも?!

一番有名なのは、ティートーノスとの恋の神話ですが、

ティートーノスは神様じゃなくって、人間の青年なんです。

トロイア王プリアモスの兄弟です。

このティートーノスは暁の女神エーオースに愛されました。

が・・・

ギリシャ神話では、神々は不老不死です。

でも、人間のティートーノスは、すぐに年をとって弱ってしまうから、恋人にしてもすぐおじさん〜おじいさんになってしまう!

そこでエーオースは、ゼウスに恋人のティートーノスを不死にしてください!

と願い出て許されるのですが、不老の方をお願いするのを忘れたので、

ティートーノスは一緒にいるうちにだんだん老け込んできて、おじいさんになってきてしまいます。

でも、年をとって体が動かなくなってきても、不老だけは許されたので、死ぬことはできません。

ついにティートーノスの体は滅びて、声だけが永遠に残った、ということです。

ティートーノスの声はセミの声として、今も夏になるとミーンミーンと生き残っているんだそうですよ!

というお話です。

akisukiy92 / Pixabay

え〜、でも・・・

とスッキリしない話ですよね!?

女神に愛されたのはいいけど、最後はセミかよ?!

そんなんだったら、普通に人間の女性と結婚してた方がいいんじゃなかったのかい? ティートーノス?

ということで、ティートーノスは「女神と結婚すると不幸になる」代表例として、男性には嫌がられていたみたいです。

そりゃー、どんな美女と結婚できても、最後にセミじゃ、嫌ですよね・・・

その他には、エーオースは、

美青年オーリーオーンを愛して、

デロス島へさらっていった、とも言われています。

そう、オリオン座のあのオーリーオーンです。

*オーリーオーンについて詳しくは、以下の過去記事をご覧ください!

[ギリシャ神話]「オリオン」もギリシャ神話ですよ、というお話

でもオーリーオーンはこれが元でアルテミスに殺された、とも言われているので、これも可哀想・・・

ということで、エーオースは結構気が多くて、しかも恋愛相手の人間の男性をちょっと不幸にしてしまう、という

小悪魔系?! の女神。

美人で積極的な女神になら、不幸になっても愛されたいのかどうか、そこらへんは男性のご意見をぜひお聞きしたい!

ローマでは「アウローラ」に!

そんな美しくてちょっと罪な暁の女神・エーオースですが、

ローマ神話に受け継がれて、

「アウローラ」(Aurora)になります。

そう、今の私たちが「オーロラ」としてよく知っている、

自然現象にその名前を残しているんですよね〜

人生で一度でいいから、「オーロラ」を見てみたい!と思っている人は、私を含め、多いはず!

ColiN00B / Pixabay

「オーロラ」を見に行く旅行ツアーも人気みたいですが、

なんといっても、寒い地域だし、しかも旅行で行っても見れるか見れないかは運次第?!

なかなかにちょっと意地悪です。さすが女神エーオース。

それでも、一度でいいからオーロラを見たい、とツアーに参加する人が途絶えないのは、

やっぱり女神エーオースと同じく、それだけオーロラに魅力があるということですね!

あ〜、私も見たいよ〜オーロラ〜!!

Noel_Bauza / Pixabay

その他、「オーロラ」というのは女性の名前としても今でも残っています。

今注目なのは、ノルウェーのアーティスト「オーロラ」!!

まだ10代なんですよね〜

この裏声の使い方がたまりません!!

女神の名前を受け継いだ注目の新人アーティスト! ぜひ聞いてみて!

ALL MY DEMONS GREETING ME

その他には、私の尊敬する女性アーティスト、ビョークも「オーロラ」って曲があって、とっってもいいんですよね〜大好き!

ライブも圧巻!

はあ、ちょっと現世に生きていることを忘れるなあ〜・・・

やっぱり「オーロラ」って女神の力が働いているのかも?!

暁の空を見て思い出して!

というわけで、本日は夜明けの空を支配する

暁の女神・エーオースについてご紹介しました!

幻想的で美しく、そして愛するものをちょっと不幸にしてしまう?!罪作りな女神

次に夜明けの空を見つめるときがあったら、この女神のことを思い出してくださいね!

あ、でも朝に弱い私イレーネは、まだ暁の空を見上げたことがありません・・・

う〜ん、そのうち、オーロラも一緒に、見たいぞ〜!!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!!

[ギリシャ神話]ヘーリオスは太陽の神様!お天道様は見ているぞ?!

[ギリシャ神話]月の女神セレーネーとスーパームーン!



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