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[古代オリンピック]古代のボクシングは素手で戦う死闘だった!

リオ・オリンピック、連日選手たちの活躍が伝えられていて、

ワクワクしながら過ごしている方も多いと思います。

ウサイン・ボルト選手は、100mオリンピック3連覇!!!

すごいぞ、ボルト! かっこいいぞ、ボルト!

こうやってオリンピックのニュースに世界が熱狂できるのも、

古代ギリシャ人がオリンピックを始めてくれたおかげ・・・

というわけで、本日は現代でも受け継がれるオリンピック競技

ボクシングの古代の姿をご紹介します!

By: Nick

起源はミノア時代から?

オリンピックのボクシング競技といえば、

日本では村田諒太選手がロンドンオリンピックで金メダルを取って、

国民的スターとなりました。

そんな、現在でも人気競技の一つ・ボクシングですが、

スポーツとしての起源はものすごく古いのではないかと考えられています。

なぜかというと、ギリシャのミノア期の遺跡

サントリーニ島のアクロティリ遺跡で、

ボクシングをしている少年たちのフレスコ画が見つかっているからです。

Young_boxers_fresco,_Akrotiri,_Greece
アテネ国立考古学博物館所蔵(紀元前16世紀頃)

確かに、二人の少年が拳を握って打ち合っているように見えるでしょ?

そう考えると、ボクシングというスポーツを

かなり古い時代から人類は行ってきたことになるわけです。

古代オリンピック種目に追加

そんな古い歴史を持つボクシング

古代オリンピックの競技種目に追加されたのは、

紀元前688年のことと伝わっています。

レスリングに比べると、ちょっと遅い時期に追加になりました。

歴史は古いものの、オリンピックに登場したのはちょっと遅かったのですね。

格闘技としては、ボクシングは、レスリングよりも過酷な競技だったので、

オリンピックも時代とともに過激化していったのかもしれません。

いつの世でも、格闘技って、より過激化していきますよね〜

血みどろの戦いに熱狂するのは、いつの世も人間たちの性なのかもしれません?

過激だった古代のボクシング

そんな古代のボクシング

ルールは現代とはちょっと違っていました。

まず、ラウンド制はありませんでした。

これは古代にはストップウォッチはなかったので、仕方ないのはレスリングと同じ。

そして、リングと、周りに張り巡らされたロープもなし。

これは、打ち込まれてロープへ逃げていくこともできません。

もちろん、クリンチに持ち込んで止めることもダメ。

ひたすらに打ち合い、相手が指を一本かかげて、

「まいった」と降参するまで、戦いを続けるのです。

これはキツイ!!

当然選手たちも勝ちたいから、なかなか降参はしないでしょうし、

どちらかが倒すまで延々と続く、まさに死闘です。

きわめつけは、拳を保護するグローブもなかったこと。

「ヒマンテス」と呼ばれる革紐を手に巻いていましたが、これは手指の関節を保護する簡素なもの。

その後、時代が進むと、手首まで覆うタイプも登場しましたが、

現代と違って基本的には打撃の強化のために導入されたので、

なかなかボクサーの身体を保護する、という観念は発達しなかったみたいですよ!

ですから、ボクサーは、拳も、体も、傷だらけになって、

オリンピックの栄光を目指して壮絶に打ち合っていたと考えられています。

痛そう・・・

現代でグローブを使用してても、時に選手の体へのダメージは深刻なのに、

それなしで試合してたのか、と思うとぞっとしますね〜

バンタム級の和氣慎吾選手も、早く怪我から回復しますように!

【ボクシング】和氣の頬骨亀裂骨折とは? 復帰はいつになるのか
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基本は変わらないかも

そんなふうに、現代と比べると、相当に過酷だったと考えられる古代のボクシングですが、

拳で打ち合って戦う、という基本的にはシンプルなルールのため、

試合内容は現代とそう変わらなかったみたいですよ。

パンチもストレート、フック、ジャブ、アッパーカットなど。

そして、体の動きがすばやい選手は、ガードを上げたまま逃げ回り、

相手の消耗を狙って勝つ、ということもしていたみたいです。

時間制限がないからできる技ですが、

今で言えばアウト・ボクシング・スタイル、といったところでしょうか。

現代の日本では、WBA世界フライ級チャンピオン・井岡一翔選手は

アウト・ボクシング・スタイルの王者として君臨しています。

いつも試合後も顔がきれいなので、ものすごい動体視力と敏捷性を持っているのですね。

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http://number.bunshun.jp/articles/-/826103

そして、もちろん、古代にも一発必撃のハードパンチを売りにするインファイターもいました。

古代のグラウコスという選手はパンチが強くて、

鋤の歯が外れたのを拳で打ち込んでしまった、という伝説もあるくらい。

金属の歯を拳で打ち込んだら、普通拳が壊れますけど・・・

という、ちょっと尾ひれがついた伝説も残っていたりしますが、

想像するに、現代のボクシングの基礎は古代ですでに出来上がっていたようですね!

古代からの激戦に熱狂せよ!

というわけで、

古代オリンピックのボクシング競技は、

古い歴史を持つ激しい格闘技だった!

というお話でした。

まだまだリオ・オリンピックの熱戦は続きますが、

ぜひオリンピック競技の長い歴史にも目を向けてみてくださいね!

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