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古代のオリンピック

古代オリンピックの選手の入場行進は、1泊2日の長旅だった!

現在でも大人気のスポーツの祭典

オリンピック!!

そんな華やかな祭典の始まりは、そう

選手の入場行進!

これは古代ギリシャのオリンピックでもオープニングで行われていた伝統あるものですが、

古代オリンピックの選手の入場行進は、なんと1泊2日の長旅!

選手たちは長い距離をはるばる歩いてオリンピックの晴れ舞台にやってきたということですよ!

そんな壮大な古代の入場行進について、簡単にご紹介します!

古代オリンピックの入場行進は全長58キロ!

現在行われているオリンピックの選手入場は、

開会式の最中に収まるからそれほど長くはないんですけれども、

それでも世界各国の選手たちが入場してくるのはそれなりの時間がかかりますよね。

でも、古代の入場行進はそんなもんじゃあ、なかったんです!!

なんと全長58キロの距離を、1泊2日かけて行進したのです!

選手たちのための練習施設のあったエリス市から、

会場となるオリンピアのゼウスの聖域まで、

ピルゴスを通過して延々歩いて行ったそうです。

この行進には、選手だけじゃなくて、審判団や運営役員、選手のコーチたちなど、

オリンピア祭に参加する一団が、ぞろぞろと歩いて行ったそうですので、

見物人には見応えがあったことでしょうね!

入場行進という名の大移動の理由

そう聞くと、

一体どうして、そんなに長い距離をぞろぞろ行進して行ったのか?

という疑問がわくと思うのですが、

古代オリンピック(オリンピア祭)を開催していたオリンピアのゼウスの聖域は、

4年に一度のこの時だけに使われる聖域で、

全ギリシャから集まった選手たちは、一度エリス市に集まって、

そこでトレーニングをしたり、出場手続きをしたりして準備していたのだそうです。

ですから、いざ大会が始まる、という時には、

みんなでオリンピアの競技会会場へと大挙して移動していく必要があったのですね!

現代のオリンピックみたいに、選手村が会場の周りに完備されていたわけでもないので、

古代ならでは事情からなんですね。

でも、さすがに1泊2日もかけて選手たちが近づいてくると、

すでにオリンピアの競技会場で待ち受けていた観客たちは大喜びしたはずですので、

現代の開会式のように派手な演出はなくとも、大いに盛り上がったでしょうねえ。

4年間待ちに待っていた大会が始まる!

という高揚感は、現代に負けず劣らず、いやそれ以上にあったんじゃないかと想像します。

現代の日本選手団は真面目に行進

そんな歴史のある選手の入場行進ですが、

リオ・オリンピックでは、

日本選手団の入場行進がきちんとしてる、というのも話題になりました。

これも国民性?

まあ、人生に一度あるかないかの晴れ舞台なんだから、

好きに楽しめばいいと思うんですが、とても日本らしいエピソード。

こうやって、入場行進にも国民性が出ると思うと、

古代オリンピックの長〜い入場行進は、どうやって行われていたんだろう?

と想像が膨らみますね!

1泊2日の長旅を、そんな真面目に歩いていたとはとても思えない・・・

私たちが今考える入場行進とは、かなり違ったものだっただろうな、というのは容易に想像がつきますね・・・!

時代を超えるオリンピックの選手団入場行進!

というわけで、

古代オリンピックの入場行進は1泊2日の長旅だった

というお話でした!

でも、時代を超えて、オリンピックの選手入場は受け継がれて、

現在でも、世界の人々を魅了しています!

オリンピックの長い歴史を知ると、毎回の恒例行事の入場行進もまた違った目で見ることができると思いますので、

次回には古代ではどうだったのかな?などぜひ想像をふくらませてみてくださいね!

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