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世界遺産 ポンペイの壁画展:「テセウスのミノタウロス退治」の神話について

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日本でポンペイのフレスコ画が見れるよ!

世界遺産 ポンペイの壁画展

7月3日まで六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中です。

今回の展示会で目玉の一つの壁画

本日は3つ目の

「テセウスのミノタウロス退治」

の題材となった神話について、ご紹介します。

神話の背景を知ると、壁画鑑賞もさらに楽しくなりますよ〜。

ミノタウロスは体は人間で頭は牛の怪物!!

先日ご紹介しました、今回の展示で目玉となる

「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3-%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E5%B1%95%EF%BC%9A%E3%80%8C%E8%B5%A4%E3%82%93%E5%9D%8A%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%A9/

これと同じ、皇帝崇拝の場アウグステウムで発見された壁画で、

今回合わせて公開となるのは、昨日ご紹介した

「ケイロンによるアキレウスの教育」

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3-%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E5%B1%95%EF%BC%9A%E3%80%8C%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%A2/

そして、この

「テセウスのミノタウロス退治」

01

公式サイト http://www.tokyo-np.co.jp/pompei/ より

テセウスがミノタウロスという怪物を退治した、というのは、ギリシャ神話の最も有名なエピソードの一つ。

これについては以前も記事で紹介しているので、詳しい話はそちらをご覧ください。

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%80%80%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9%E9%80%80%E6%B2%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

この神話について、ここでもう一度かいつまんでご紹介しますと・・・

テセウスはアテナイ王アイゲウスの息子です。

アテナイは以前、クレタ島のミノス王に敗れ、

以降、9年ごとに少年少女を7人ずつ、生贄として差し出すよう決められていました。

この少年少女たちは、クレタ島の迷宮・ラビュリントスに閉じ込められている、

ミノタウロスという怪物の餌食となるのです。

ミノタウロスは、体は人間で頭は牛、という姿。

母パシパエが、雄牛と交わって誕生した、と言われています。

アテナイの王子テセウスは、これを見かねて、この生贄に自ら志願。

クレタ島に到着したテセウスは、

ミノス王の娘アリアドネの力を借りて、

脱出するための糸玉を垂らしながら迷宮ラビュリントスに入っていき、

見事、ミノタウロスを討ち取った、というお話になっています。

320px-Minotaur

ちなみに、この時、

王女アリアドネが、テセウスが無事にラビュリントスを脱出できるよう糸玉を与えたお話は

「アリアドネの糸」としてこれもまたよく知られた神話ですね。

この神話についても、以前ご紹介しましたので、詳しいお話は以下の記事をご参照ください。

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%8D%E3%81%AF%E5%B0%BD%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A5%B3/

これからミノタウロス退治へ!

というわけで、

今回公開となるポンペイの壁画

「テセウスのミノタウロス退治」

は、この神話をモチーフにしているということです。

中央のたくましい若者はテセウスで、

彼の手足にまつわりついている子供達は、

同じくミノタウロスへの生贄として連れてこられた少年少女を描いているのでしょう。

テセウスの目線の先には、ミノタウロス?!

でも残念ながら、この壁画ではミノタウロスの姿は見えません。

だから正確にはこの壁画は、

「これからミノタウロスを退治に行こうとしているテセウス」

と言うべきなんですけど、まあいいか。

それよりも、この壁画だと、よ〜く見ると、

テセウスの上半身の体の向きが、不自然じゃありませんか???

下半身の腰の向きと、上半身の方向が、体をねじってるにしても、なんかね〜

と腑に落ちないので、ついついじっと見てしまいます。

なんか、ローマ美術専門の方(?)には怒られそうですけど、ここら辺がローマだな〜なんて思っちゃうのですが(笑)

まあ、そんな解剖学的な視点で見るのも、面白い展示会だと思いますよ〜

3枚セットで楽しんで!

というわけで、

今回のポンペイ展の目玉となる3つの壁画のうち

「テセウスのミノタウロス退治」の神話のご紹介でした!

3つとも、長い神話のお話が背景にあることがわかると、

また壁画を目の前にした時に面白さが増してくると思いますよ!

会期は7月3日までですので、まだ見ていない方は、ぜひ実物をご覧くださいね!

*この記事が気に入った方は、こちらもどうぞ!

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3-%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E5%B1%95%EF%BC%9A%E3%80%8C%E8%B5%A4%E3%82%93%E5%9D%8A%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%A9/

http://irenekitakami.sunnyday.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3-%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E5%B1%95%EF%BC%9A%E3%80%8C%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%A2/



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