これは注目のニュース!
現在イギリスの大英博物館に収蔵されていて、
長年ギリシャが返還を求めている
パルテノン・フリーズ
かつてはパルテノン神殿を彩っていた彫刻群で、ギリシャ彫刻の至宝中の至宝な訳ですが、
なんと今回、
UNESCOが返還を勧告することを決定したとか!
長年イギリスは返還を拒否してきたこの彫刻群、
ついに母国ギリシャに帰る日が来るのでしょうか?!
ついにパルテノン・フリーズがギリシャに?!UNESCOが勧告へ?
ということで、ついに母国に帰る日が来るのでしょうか?
現在イギリスの大英博物館に収蔵されている
パルテノン・フリーズ
かつてはパルテノン神殿を彩っていた彫刻群で、ギリシャ彫刻の至宝中の至宝!!
いや、世界美術史上にも輝く人類の至宝中の至宝でもあります!
これを長年ギリシャが返還を求めている訳ですが、
ず〜〜〜〜っとイギリスは、「いや、返さないよ」って返還を拒否してきた経緯があります。
まあ、この彫刻群は現在、大英博物館の至宝でもありますから、そう簡単に返すわけがないのですよね。
*パルテノン・フリーズのそこら辺の詳しい経緯は、こちらの記事にまとめてありますので、詳しくはこちらをどうそ!
>>パルテノン・フリーズ返還騒動:ギリシャの至宝を取り戻せ!
そんなわけで、長年イギリスとギリシャの間で、「返せ」「いや返さない」とすったもんだしてきたこの彫刻群について、
なんと今回、
UNESCOが返還を勧告することを決定したとか!
ふ〜む、ついにUNESCOからも「返しなさい」と言われたら、
ついにイギリスも返還に応じるのかな??
これから、進展があるのかどうか?
見守っていきたいと思います!
ギリシャ文化省の発表ですが・・・
さて、この歴史的なニュース
現在のところ、
ギリシャ文化省長官のリナ・メンドニさんがこの件について声明を出しています。
UNESCO Urges Return of Parthenon Marbles to Greece https://t.co/lFr8KaQ4Q8
— Greek Reporter (@GreekReporter) September 30, 2021
2021年9月22日に行われたUNESCOの文化財返還の国際委員会で、
イギリスに返還についてギリシャと議論するように求める決定をした、ということなんですね。
ですので、ギリシャ文化省としては、これは大きなステップである、と認識しているようです。
・・・が・・・
これまでの経緯を考えると、さあ〜て、ことがそう簡単に運ぶのか?!
UNESCOからいくら勧告されたって、イギリス政府が「知らんがな」で応じない可能性だって、十分にありますからね〜。
とにかくイギリスの立場としては、
- 彫刻は正式な手続きで入手された
- 彫刻は適切に管理されてきた
- 彫刻は人類のものだ
と一貫して返還を拒否してきたんですから、そうそう簡単に手放すとは思えない・・・
こんな動画も作るくらい「パルテノン・フリーズは大英博物館にあるべきだ」と信じて疑っていません。
ということで、現段階では、返還に向けて前進した、とはとても言えない状況かな、と個人的には思っています。
もちろん、個人的には返還支持派なのですが、
イギリス側の主張も分からないではないですし、
この問題はそう簡単に片付くことはないだろうな〜
と、あくまでも個人の感想ですが、思っています。
世界に散らばるギリシャ美術の傑作が、全部ギリシャに帰ってきたら?
そしてイギリス政府が絶対パルテノン・フリーズを返さないだろうな〜、と思うのは、
一旦パルテノン・フリーズを返還したら最後、あれもこれもと言われたら困る・・・
というのが本音だろうと思うからです。
大英博物館は、パルテノン・フリーズをはじめとしたギリシャ・ローマ美術の一大コレクションを所有していますし、
あれもこれも返せと言われたら、全部無くなっちゃう?! と焦るはずです、そりゃ。
ギリシャだけじゃないですよ、かつての「大英帝国」のご威光で、世界各地から集めてきたお宝が収蔵されているんですから。
そして、大英博物館が返還に応じたら、世界各国のギリシャ・ローマ美術のコレクションを有している博物館も、
こっちも言われたら困る・・・という実情なのでは?
だってですね、
現在世界各地の美術館で展示されているギリシャ美術の至宝たち
- ミロのビーナス
- サモトラケのニケ
- パルテノン・フリーズ
- ペルガモンの大祭壇
などなど、全部ギリシャに返したら・・・
そりゃ、ギリシャは大喜びですが、
各地の美術館は寂しくなりますわな。
果たして私の生きているうちにそんなギリシャに大集合の日が来るのか?
楽しみに待ちたいと思います!
パルテノン・フリーズの行方にまだまだ注目!
ということで、
かつてはパルテノン神殿を彩っていた彫刻群で、ギリシャ彫刻の至宝中の至宝
パルテノン・フリーズ
現在イギリスの大英博物館に収蔵されていて、
長年ギリシャが返還を求めているのですが、今回、
UNESCOが返還を勧告することを決定!
というニュースでした。
しかし、長年イギリスが返還を拒否してきたこの彫刻群、そう簡単に手放すとは思えないので、
これから、この彫刻の行方がどうなるのか?
果たして、私たちが生きているうちに、母国ギリシャに帰る日が来るのでしょうか?!
これからも注目していきたいと思います!