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ギリシャはEU残留、イギリスはEU離脱の皮肉!

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イギリスが国民投票でEU離脱を決定して以来、

今後のEUの予測について、様々な意見がありますが・・・

新首相も決定し、今後は独自の道を歩みだすイギリス。

一方ギリシャはというと、すったもんだしたあげく、

緊縮策を飲んで今もEUに残っています。

今後は一体、どうなるのでしょうね?

国民投票inギリシャ

イギリスの国民投票の結果に、世界中があっと言わされてから、早半月。

EU残留を訴えたキャメロン首相は国民の意思を受けて辞任し、

新しくテリーザ・メイ新首相が誕生しました。

これからメイ首相は、EU離脱と今後のイギリスの路線決定という大きな仕事に乗り出すことになりますね。

こうやって、イギリスは国民の意思を尊重し、粛々とEU離脱へ向かっているのですが・・・

みなさん、ひょっとしたらお忘れかもしれませんが、

実はギリシャでも国民投票を実施したんですよね。ちょうど1年前になりますが。

この時は、EUの緊縮策を受け入れるかどうか、という投票で、

ギリシャ国民の意思は「ノー(ギリシャ語でオーヒ)」だったんですよね。

ギリシャ国民投票、緊縮反対61.3%

欧州連合(EU)が求める財政緊縮策への賛否を問うギリシャの国民投票が5日に投開票され、反対票が賛成票を大きく上回った。チプラス首相は同日夜、緊縮反対の「民意」を盾にEUなど債権団との再協議に入る考えを示した。ユーロ圏は7日に緊急首脳会議を開き対応を協議するが交渉は難航が予想される。ギリシャの財政破綻やユーロ圏離脱のリスクも高まっている。

ギリシャ内務省によると、開票がすべて終わった段階で反対が61.31%、賛成が38.69%。投票率は62.5%だった。

そうなんですよ、ギリシャは一度、EUに「ノー」を突きつけているんですよね。

ところがところが・・・

チプラス首相は国民の声を尊重するどころか、

一転してEUの緊縮策を受け入れ、今でも文句言いながらもEUに残留しています。

一体、何のための国民投票だったのよ・・・

こちらは違う意味で、世界をポカーンとさせましたよね。

さすが、国民性の違い?!

残っても苦しいギリシャ

そうして、チプラス首相のあっと言わせる手のひら返しからおよそ一年・・・

EUの緊縮策を受け入れる道を選んだギリシャは、それで少しでもよくなったかと言うと・・・

まあ当然ながら、国民生活はもっと苦しくなったみたいです。

こちらのニュースは、この一年のギリシャのジレンマを詳しく伝えてくれています。

きちんと取材してあって、良記事です。

ギリシャ、EUに残留したものの… 国民投票1年の閉塞感

有権者の61%はユーロ圏からの離脱(Grexit)もやむを得ないとの覚悟で「反対」票を投じたが、わずか1週間後、与党・急進左派連合(SYRIZA)を率いるチプラス首相は最大860億ユーロ(約9兆9000億円)の第3次金融支援と引き換えに、国民投票で拒んだはずの緊縮策受け入れを決めた。

あれから1年。日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)は13%から24%に跳ね上がり、企業や個人に課す所得税率も引き上げられた。政府はEUが求める基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字確保に向けた帳尻合わせに奔走。VATの引き上げとは別に、たばこ、ワイン、ビール、通信料金、有料テレビ、ガソリン、公共交通など幅広い品目やサービスに増税や値上げが及ぶ。

・・・・・

「政府の増税策は中小企業の負担の限界を超えている」(アテネ商工会議所)。10年に70%だった徴税率は足元では40%台まで下落しているとみられ、「生き延びるため収入はなるべく隠す。申告しない」(アテネの中小企業経営者)。脱税がまん延し、税収が想定に届かない懸念が高まっている。

そもそも公的債務の対国内総生産(GDP)比率が180%近くに達するギリシャにとって、EUの支援を受けながら緊縮策を続ける以外の選択肢は当初から存在しなかった。しかしチプラス氏は大衆受けする年金増額など実現不可能な公約を掲げて政権を奪取。国民投票にまで突き進んだ。

この記事にも書いてあるように、チプラス首相は「EU緊縮策にノー!」という声をあげて当選したのに、

見事に国民投票も無視して、結局、緊縮策を受け入れた。

本当に、何なのよ?!

でもね、冷静に考えれば、ギリシャはEUの支援策がなければ、もうやっていけないんですよ・・・

EUの支援策を切られたら、さらなる地獄が待っている。

だから結局、「緊縮策は嫌だ!」「離脱だ!」と言うだけ言っても、残留以外の選択肢はないはず。

国民投票なんて、しなくてよかったんですよ。本当のところはね・・・

でも、そういうチプラス首相にすがらずにはいられなかった、ギリシャ国民の悲哀を感じますね。

By: Joanna

ドラクマには戻れない

チプラス首相が登場した時には、「EUにノー(オーヒ)」と威勢良く言っていたもんですが、

まあ結局それは不可能な道だったわけです。

EUを離脱してユーロ圏を離れたら・・・?

ユーロになる前の通貨「ドラクマ」に戻ればいい?

って言っても、ギリシャみたいに財政破綻した国の通貨の価値って、一体どれくらいあるんでしょうね?

まあ正直、諸外国はそんな通貨、いらないですよね。

ギリシャ、とんでもないインフレになっちゃいますよ。

まあでも、ドラクマになったらギリシャ旅行が安くなるから、私は助かる!

まあそれに、輸出には有利かも。

でも、ギリシャが外貨獲得できるのって、観光業くらい。それと農業・・・

それに対して、海外の物資はとんでもなく高くなるもんだから、石油とかもどうするの?

やっぱり国民の生活は成り立たないんじゃないかな〜。

その点、EU離脱に動き出したイギリスは、最後まで独自の通貨「ポンド」を守り抜き、価値も十分あるもんだから、

正直EUを抜けてもやっていけると思う。

そこはギリシャとイギリスの、大きな違いだ!

「ギリシャEU離脱」はないんじゃない?

そういうわけで、

イギリスがEU離脱を決めたことと、ギリシャのEU残留について見てきましたが、

要するにイギリスは離脱できても、ギリシャはEU離脱はできないんだと思う、

というお話でした。

「EU離脱ドミノ」って懸念されているけど、離脱できる/できないの違いは大きいですよ。

でも最後まで、その「離脱できない組」だけがEUに残っちゃったらどうなるんだろうな〜

とは気になるところですが、まあ当面、それほどイギリスに続く国は出ないんじゃないかな、

とは思っているところです。

ただ、ギリシャでもそろそろ、チプラス首相も飽きられてないかな?という気もするので、

今後もどうなるか引き続き見ていきたいと思います!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!

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