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ギリシャ神話

「走れメロス」はギリシャ神話から生まれた!名作の元ネタご紹介します!

日本の国民的小説家の一人と言えば、必ず名前が挙がってくると思われるのが、

太宰治

その作品の中でもおそらく、日本のかなり多くの人が読んだことがあると思われる

傑作短編小説と言えばもちろん、

「走れメロス」!!

しかしこの作品が、

実はギリシャ神話に基づいて作られている

ってご存じでしたか?

というわけで、

「走れメロス」の元ネタのギリシャ神話をご紹介します!

「走れメロス」の主人公メロスはシチリアのギリシャ人

もしあなたが、

「太宰治の作品を一つあげてください」

と言われたら、何をあげますか?

多分この作品は、真っ先に名前が出てくるものの一つなんじゃないかな?

それくらい、多くの人の記憶に刻まれていると思われる小説

「走れメロス」

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その冒頭の一文

メロスは激怒した。

もおなじみですね。

この言葉から作品を始めるって、やはり太宰治は、天才だ!

さて、このメロスが、友を助けるために必死で走る

ってストーリーはみなさんよく知ってると思いますが、

メロスがどこの人か覚えていますか?

これ、以外と知らない人も多いんじゃないかと思うんですが・・・

作中でも書いてありますが、

シチリア島のシュラクサイ市(現在のシラクサ)

ということです。

そう、古代の地中海一帯に多く作られた

ギリシャの植民都市のひとつ

なんですね。

シラクサの古代ギリシャ時代の劇場跡 By: Victoria 

そして作中でも、メロスがギリシャ神話の最高神・ゼウスに祈るシーンがあるように、

明らかにメロスはゼウスを信仰するギリシャ人

に間違いありません!

確かに、他の登場人物も

助けた親友の名前はセリヌンティウス

メロスが憎んだ暴君はディオニス

と、みんなギリシャ風の名前ですよね。

そんなギリシャ人が主人公の小説を、日本人がみんな読んで、

いわば国民的小説のひとつになってるのは、本当に不思議な縁ですね!!

「走れメロス」の原作はギリシャ神話

というわけで、

ギリシャ人が主人公の小説「走れメロス」

この作品を

日本を代表する小説家・太宰治が書いた!

というわけですが、

一体どうして太宰治はギリシャ神話に基づいた話を書こうと思ったのでしょうか。

実はその発想を得たのは、

フリードリヒ・シラーの「人質」

という作品からなのだそうです。

太宰本人も、この作品の最後に

(古伝説と、シルレルの詩から。)

と記しています。

この「シルレル」というのは、シラーのことなんですね。

そのシラーの作品は、

ヒュギヌスの『ギリシャ神話集』に基づいて書かれたということです。

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ヒュギヌスはローマ期に、ラテン語でギリシャ神話を紹介するためのガイドブックとして、この『神話集』をまとめたと考えられています。

この本は基本的に、簡単にギリシャ神話を紹介しているものなので、

この「走れメロス」の元となったエピソードもすごく短い!

よくここから、あの作品が生まれたな・・・と感心します!!

機会があったら、この、

ヒュギヌスの書き残しているエピソード(257番)

もぜひ読んでみてくださいね!

ヒュギヌスの記述の中では、

主人公はモエロス

親友の名前はセリヌンティオス

暴君の名前はディオニュシオス

とちょっと違っていますが、

話の大筋は完全に「走れメロス」そのままです!

太宰治が好きな人には、特に読んでほしいなあ。

このヒュギヌスの短い文章から、一体どうやって太宰があの短編を作り上げたのか、創作の過程を考えても、とっても面白いです!

「走れメロス」も映画化してほしい!

そんな、ギリシャ神話に基づいて作られた太宰治の名作

「走れメロス」

今でも人気を誇る作品で、読んだことがある人がかなり多いと思いますが、

そのほかの太宰治の作品も今でも人気を誇っていて、

「人間失格」は、今でもベストセラーなんだそうです。

マンガ版も出版されるなど、その人気は衰えるところを知りません。

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これだけ現代でも影響を与え続けることができる作家さんって、

本当に数少ないと思います。

今回この記事を書くために、私も

「走れメロス」

を、また読み直してみたんですが、やっぱり面白い!

すごいスピード感! ドライブ感!

まさに一気読みでしたよ。

私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ!メロス。

という有名なくだりでは、胸が熱くなりましたね。

今もなお、輝きを放ち続ける、太宰作品。

多くの作品が、映画化もされていますよね。

『ヴィヨンの妻』

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この作品も、松たか子さん、浅野忠信さん主演で映画化されています。

そして、

『人間失格』

も、生田斗真さん主演で映画化されています。

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こうやって多くの太宰作品の映像されているんなら、ぜひ

「走れメロス」も映画化してほしい!

ん〜、でも、ギリシャ人が主人公だから、日本で撮るのは難しいのかな?

それなら、

全編ギリシャロケ!オール・ギリシャキャスト!

とかもいいですよね!

でも、みんなギリシャ語だと、日本の観客にはイマイチ受けないかも・・・

それなら、

「テルマエ・ロマエ」

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を映画化した時みたいに、

全員濃い顔の日本人

で撮るのもいいかも!

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いや、これ、何度見ても笑えますよね!

だって、ローマ人に混じって、違和感ない、濃い〜顔の方々!

よくこれだけ集めたよ(笑)

というわけで、

ぜひ、実写化「走れメロス」期待しています!!

「走れメロス」をぜひ読み直してね!

ということで、

あの日本の国民的小説家である

太宰治

その作品の中で傑作短編小説として知られる

「走れメロス」

この作品が、

実はギリシャ神話に基づいて作られている

というお話をご紹介しました!

日本人なら誰もが知っているこの小説が、実はギリシャ神話からできていたなんて、

日本とギリシャの不思議なご縁を感じますよね。

よかったらぜひ、この機会にもう一度、「走れメロス」を読み直して、

「そうか、本当にギリシャ人だったんだ」って実感してみてくださいね!

名作を見る目も、少し変わってくるかも?!

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