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ギリシャについて、日本人が実は知らない3つのこと

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Atlantios / Pixabay

どうも!イレーネです!

突然ですが、ギリシャのこと、知ってますか?

こう言われると、

ギリシャについて、日本の人たちはよく知っていると思いがちです。

ギリシャ神話知ってるし〜、歴史の教科書では必ず出てきて覚えさせられたし〜、ミロのヴィーナス知ってるし〜、美術室にはギリシャ彫刻置いてあるし〜・・・

でもでも!!

実は知らないことも多いんですよ、

ということで、本日は

日本人が知らないギリシャの真実を3つご紹介しようと思います。

あなたの知らないギリシャを発見するかも?!

知らない真実1:ギリシャ人は自分の国を「ギリシャ」とは言わない

そうなんですよ〜、

私たちは、ギリシャという国があるのを知っていて、「ギリシャ」と呼んでいますよね??

だから当然、その名前である

「ギリシャ」っていうのがギリシャ語

だと思っている人は多いと思いますが・・・

「ギリシャ」って呼んでるのは、実は日本人だけ!

ギリシャ人が自分の国のことを呼ぶ時は、

「エラダ」(Eλλάδα)

と言います。

「ギリシャ人」

はどう言うかというと、

男性形は「エリナス」(ο Έλληνας)

女性形だと「エリニダ」(η Ελληνίδα)

それが変わって

「ギリシャの」って形容詞

になると、

「エリニコス」(ελληνικός)

となります。だから

「ギリシャ・コーヒー」

は、ギリシャ語では

「エリニコ・カフェ」

と言うんですね!

pixamaus2015 / Pixabay

ちなみに、現代ギリシャ語の「エ」は、古代ギリシャ語では「へ」と発音していました。

この古代の発音での

「ヘレニコス」(Ὲλληνικός)

というのは、

英語の「ヘレニズム」(Hellenism)

に受け継がれています。

そう、教科書で習った

「ヘレニズム文化」

は、ここから来ているんですよね!

歴史の授業の時に、ギリシャの文化なのに、なんで

「ヘレニズム」

って言うんだろう?

って不思議に思ったことがある人は、いませんか?

自分はちなみに、そうでした!

だから、そういうふうに疑問に思ったことがある方には、実はそういうわけだったのか〜って納得してもらえると思います!

ヘレニズム文化を伝えたアレクサンドロス大王

それじゃですね、当然

どうして日本語では「ギリシャ」って言うの?

って疑問も湧いてくると思いますが、

ラテン語の Graecia (グラエキア)

という言葉が伝わって、

「ギリシャ」

になったようです。

英語でギリシャを指す Greece という言葉の語源も、このラテン語です。

だから、この言葉は、ギリシャ語起源じゃなかったんですね!

というわけで、

ギリシャ人は、ギリシャ語で自分では「ギリシャ」って言わないんですね!

ですから、ギリシャに行って、日本人が

「アイ・ラブ・ギリシャ!」

と言っちゃうと、「はい?」って冷たい反応しか返ってこないですよ〜

知らない真実2:ギリシャという国は無かった

これも結構、ありがちな間違いなんですけれども・・・

「ギリシャ」

ギリシャ語では「エラダ」(Eλλάδα)

と呼ばれる国が、

これまでずっとあったわけではありません!

現在日本人が呼んでいる「ギリシャ」というのは、

正式には「ギリシャ共和国」(Ελληνική Δημοκρατία)

この国ができたのは、

1822年の独立宣言後!

つまり、19世紀まで、「ギリシャ」という国は無かったのです。

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「え〜、歴史の教科書で古代ギリシャのこととか、習ったのに!?」

ってびっくりする方、多いと思います。

はい、古代ギリシャの時代、つまり紀元前8世紀頃から隆盛を見た文明の頃

(*クレタ文明も合わせると、もっと古いですが、とりあえずは話はここから)

エーゲ海沿岸地帯にギリシャ人たちが定住

そして文明を築いていた

というのは、教科書で習った通りです。

しかし、ギリシャ人たちは

「ポリス」と呼ばれる都市国家

をそれぞれ築きました。

その一つ一つのポリスが政治体系、法律等、独立色が非常に強かったのですね。

もちろん、同じギリシャ語を話して(方言はもちろんある)、同じゼウスを中心とした神々を信仰し、古代オリンピックなどの民族的な祭典は共有してはいました。

しかしこれは、

あくまでもゆる〜いつながりで、「同じ国民」というには程遠かったんですね!

そんな事情があるから、ペロポネソス戦争のように、同じ民族内で、アテネとスパルタで延々と戦争を続ける、なんてことをしていたわけなのです。

こんな風に、

「統一国家を持たない」

ということが、

古代ギリシャの文明の特徴でもあり、また、滅ぶ原因ともなりました。

ペロポネソス戦争なんて内輪揉めをしていたら、新興勢力のマケドニア王国に対抗する十分な力を持てなくなって当然ですからね!

まあそんなわけで、

ギリシャ人の統一国家「ギリシャ」と呼ぶべき

「ギリシャ共和国」ができたのは、割と最近、19世紀になってから

というわけなのです。

ですので、

「ギリシャという国」の歴史は、意外と新しいんですよ〜!!

*ギリシャの国会議事堂前での衛兵交代

MartinFuchs / Pixabay

知らない真実3:トルコに400年間支配されていた

そして、これも、あまり日本では知られていないことですし、

これに関しては、当のギリシャ人たちもあまり語りたがりませんが・・・

ギリシャ一帯はおよそ400年もの間、オスマン=トルコ帝国の支配下に置かれていたのです。

上に書いたように、ギリシャ人は、統一国家というものをずっと持ってはいなかったのですね。

簡単にざっと古代からの歴史をみると・・・

古代ギリシャ文明の最盛期

と言われるのが、「古典期」と言われる時期で、紀元前5〜4世紀の頃。

そのあとは衰退をたどり、

マケドニアのフィリッポス王(アレクサンドロス大王のお父さん)に、

かの有名な「カイロネイアの戦い」(紀元前338年)で、

歴史的な敗北を喫し、以降はマケドニア王国の傘下に下ります。

その後・・・

地中海地域の覇権はローマ帝国

が握り、ギリシャ一帯はローマ帝国の属州になります。

ここに「属州アカエア」の時代となります。

そのローマ帝国も395年に東西に分裂

ギリシャの地域一帯は、東ローマ帝国の支配域

となります。

いわゆる「ビザンチン帝国」の時代ですね!

その後、長らくビザンチン文化が隆盛を見て、アテネもその主要都市の一つとして存在感を発揮し続けましたが、

1453年東ローマ帝国の首都・コンスタンティノープルが、

オスマン=トルコ帝国のメフメト二世によって陥落しました。


コンスタンティノープルの陥落を誇るメフメト2世

ここに、長く栄華を誇った東ローマ帝国は滅亡しました。

オスマン帝国はその後、ギリシャ領域を次々と征服し、完全に支配下に収めたのです。

そして、その後、

独立戦争を経て1822年に独立宣言をするまで、

オスマン=トルコの支配下にとどまることになったのでした。

この間オスマン=トルコ帝国に対する反乱もたびたび起きていたようですが、その圧倒的な軍事力に400年もの間屈する形となっていたのです。

当時のオスマン=トルコ帝国の軍事力は、西欧諸国にとって大変な脅威でもあった時代ですよね。

しかし、オスマン=トルコ支配下のギリシャでは、

ギリシャ語の使用、ギリシャ正教の信仰も認められていましたので、

ギリシャの民族的な独立性は保たれるました

それと同時に、

オスマン=トルコの文化も流れ込むこととなり、

今でもギリシャを旅すると、その影響があちこちに見られます。

代表的なものだと、食べ物ですね〜

ギリシャ料理には、トルコ料理の影響が色濃く見られます!

例えば、お肉の串焼きの

「スブラキ」

これはトルコ料理、ひいてはアラブ一帯で一般的な「ケバブ」「スブラキ」が伝わったものです。

akwsys / Pixabay

 

*ギリシャの「スブラキ」のお話は、こちらからどうぞ!

ギリシャで串焼き?!それはスブラキというものです。

そしてギリシャ・コーヒーは、トルコ・コーヒーそのもの!

そのほか、

ケバブ=スブラキ、ピタパンの使用、ヨーグルト料理、等々、共通するものがたくさん見られます。

音楽も、ギリシャ音楽には中東のような雰囲気があります

これもオスマン=トルコの置き土産ですね。

*哀愁の漂うギリシャのフォーク・ミュージック!

私も初めてギリシャに行った時には、こういう歴史を知らなかったものですから、

街中に溢れる中東的な雰囲気にびっくりしました!

あれ?自分は違う国に来ちゃったんじゃないか?って驚いたものですが、

トルコ占領下の400年というのはそれくらいの重い歴史ですよね。

ただ、「あ、これトルコと同じ!」と思っても、

それをギリシャ人の前では言わないようにしましょう!!

ギリシャの人にとって、400年もの支配の歴史というのは、触れてほしくない部分でもあり、

また激しい独立戦争を戦ったために、今でもギリシャとトルコというのは微妙な関係でもあるのです。

ですので、基本的にはギリシャの人たちの前で、トルコの話を持ち出さない方がいいんですよ!

*ギリシャのコーヒーについて詳しくは、こちらの記事もご参照ください!

ギリシャ・コーヒーってどんな味?!

あなたの知らないギリシャがきっとある!

というわけで、本日は、

日本人の知らないギリシャについてご紹介しました!

ギリシャを訪れてみると、きっとそのほかにもたくさん、

「え〜?こんなの知らなかった〜」

という面を見ることができると思います!

それも旅の楽しみですよね〜

ぜひ、自分の知らなかったギリシャを見つけてみてくださいね!!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!

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