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パルテノン・フリーズ返還騒動:ギリシャの至宝を取り戻せ! 

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どうも! イレーネです!

イギリスの大英博物館で展示されている

「パルテノン・フリーズ」

と呼ばれる古代ギリシャの傑作彫刻群を知ってますか?

美術の教科書には必ず出てくる人類史上最高傑作中の傑作

これがなぜイギリスにあるのか?

実はギリシャ政府は返還要求もしているのですが、

そのあまり知られていない歴史をご紹介します!

パルテノン・フリーズとは何か?!

さて、本日は、

古代ギリシャ彫刻の最高傑作の一つ

「パルテノン・フリーズ」

のお話。

現在イギリスの大英博物館で展示されています。

しかし、この彫刻群は、もともとは

ギリシャのパルテノン神殿を彩っていた浮彫り彫刻群

だったのです!

そのため、通称で

パルテノン・フリーズ

と呼ばれているんですよ。

この彫刻群はもともとは、ギリシャを象徴するとも言える

パルテノン神殿

この神殿の、柱上部にずらりとはめ込まれていたものでした。

現在は、修復部分に複製がはめ込まれています。

このパルテノン神殿は、紀元前438年に完成した古代ギリシャ建築の最高傑作!

当時最高の彫刻家・建築家である

ペイディアス

が総指揮を取り、11年もの歳月をかけて完成した、当時最高の美の結晶です。

天才彫刻家・ペイディアスはこの神殿を、美しい彫刻群で飾り付けました。

彩色も施されたその彫刻は、それはそれは美しいものだったそうですよ。


ローレンス・アルマ=タデマが描いたパルテノン完成当時の想像図『フェイディアスとパルテノン神殿のフリーズ』(1868年)

この彫刻群の図柄は、当時アテナイ市の最大の祭礼行事

パン・アテナイア祭

の様子を描いていると考えられています。

祭礼に参加する市民たちが、老若男女、華やかに行列を作って練り歩いていく様子は、いくらみても見飽きないもの。

完成当時の完璧な姿を、一目見てみたかったですよね〜

現在は欠損も多く、もちろん彩色は全部剥げてしまっているので、当時の面影は想像するしかありません・・・

しかも、パルテノン神殿の内部には、

黄金と象牙でできたという巨大な女神アテナの像

も収められていたそうなんですが、

こちらも現在は失われてしまって想像するしかありません・・・

あ〜、タイムマシンがいつか本当にできたら、一度完成当時のパルテノン神殿に行ってみたいものですよね〜!

パルテノン・フリーズがイギリスに渡った理由

さて、そういうわけで、

古代ギリシャ当時の最高の建築家・彫刻家が力を結集して完成した美の神殿が

パルテノン神殿!!

その神殿を彩っていたのが、現在イギリスの大英博物館にある

パルテノン・フリーズ

というわけなんですが、

どうしてパルテノン神殿の彫刻がイギリスの大英博物館にあるの?

って誰しもが疑問に思うはずですが、

それにはこういう経緯がありました。

それは19世紀初頭のころ。

この地に外交官として赴任したのが

イギリスのエルギン卿

このエルギン卿が、パルテノン神殿を訪れ、

その彫刻の美しさに魅せられてしまいました。

当時はギリシャはオスマン・トルコ帝国の支配下で、このパルテノン神殿も保全管理がきちんとした状態ではなかったようです。

そこでエルギン卿は、オスマン・トルコ政府の許可を取って、

神殿から彫刻群を取り外して本国イギリスに持ち帰ってしまったのです。

そうしてイギリスに渡ったパルテノン神殿の彫刻群は、このエルギン卿にちなんで

エルギン・マーブル

とも呼ばれています。

イギリスでこの彫刻群が公開されると、その美しさと完成度で大ブームに!

でも、こうして彫刻を持ってきてしまうのは、「略奪行為」じゃないのか?という批判も同時に巻き起こりました!

その急先鋒が、古代ギリシャ愛好家として知られる

バイロン卿!

そうそう、詩人として有名なバイロン卿ですが、熱烈なギリシャ愛好者でもあったんですよ。

ギリシャの独立戦争にも参加しています。

そんなこんなで賛否両論巻き起こり、財政的にも困難になったエルギン卿は、

イギリス政府にこの彫刻群を寄贈することにしました。

そうした経緯で、現在もイギリスの大英博物館が、このパルテノン・フリーズを所有しているのです。

あの彫刻群は、長い旅を経て、今イギリスに落ち着いているのですね!

パルテノン・フリーズ返還要求

さて、そういうわけで、

遠くイギリスの大英博物館にやってきた古代ギリシャの傑作彫刻群

「パルテノン・フリーズ」

現在もこの傑作彫刻を一目見るため、世界中から大英博物館に見学者が訪れています。

しかし実は・・・

ギリシャ政府はこの彫刻の返還要求をしているのです!

話は、女優のメリナ・メルクーリがギリシャ文化庁大臣だった1970年代に、さかのぼります。

彼女はイギリスの大英博物館を相手取り、正式に彫刻群の返還を要求しました。

メリナ・メルクーリ側の主張は単純明快

もともとはギリシャのものなんだから、返還してくれ

ってことですね。

エルギン卿が持ち去った当時は、ギリシャがオスマン・トルコから独立する前。

そのため、ギリシャ政府はこの持ち去りの許可は与えていないわけです。

だから、大英博物館は不当にこの彫刻群を所持している!

と主張しているわけですね。

まあ、歴史を考えると、その主張もうなずけますね。

そもそも、ギリシャのパルテノン神殿にあったものですし、

ギリシャが所有するのが一番いい気もします。

しかし、この要求に対して、イギリス政府は、

彫刻群はオスマン・トルコ政府から正式に許可を得たのだから、所有権は自分たちにある

と主張していて、真っ向から対立する形になっています。

まあ、そりゃあそうでしょう。

イギリス側としても、「はい、そうですか」とさっさと返すわけにはいかない事情があります。

現在、世界中の貴重な文物にあふれる大英博物館でも、

パルテノン・フリーズは至宝中の至宝

世界中からこれを見るために人々がやってくる目玉になってますので、そう簡単に大英博物館が手放すわけはありません。

↓大英博物館のパルテノン彫刻群を紹介するビデオ

このパルテノンの彫刻群に対して、大英博物館がどういう立場を取っているか、については、大英博物館のホームページで公開されています

 The Parthenon Sculptures

長い説明なのでかいつまんで言うと・・・

パルテノンの彫刻群は、人類の歴史上稀に見る重要な遺産であるので、政治的な境界に縛られるべきではない。大英博物館はこの彫刻群を世界中からの観光客に入場料無料で公開し、貸出も行うなど、世界での調査研究に貢献している。

てなことを主張しているわけですね。

でも実は、イギリス国内にも、エルギン卿の彫刻の入手方法への批判もあり、

しかも1930年には展示のため、彫刻群を洗浄して彩色の跡を洗い落としてしまっていた!

という保存方法への批判もあるのです。

当時は、「白い彫刻の方が良い」っていう勝手な思い込みで洗っちゃったわけですから、

これはイタイ!

ギリシャ政府としては、そこも突いて「返せ」ってわけなのですが、

これで返しちゃうと自分の非を認めることにもなるのでますます返せない・・・

という負のスパイラル・・・

というわけなので、大英博物館がこの彫刻群を手放す日は永遠に来ないかもしれません。

そういうわけで、現在もパルテノン・フリーズは、母国ギリシャから遠く離れたイギリスの博物館に展示されています。

ギリシャ経済復活のカギに?!

そういうわけで、

古代ギリシャ彫刻の最高傑作

「パルテノン・フリーズ」

は現在も、イギリスの大英博物館で展示されているということでした。

今のところ、イギリス政府は変換する気配はありません。

しかし、しかしですよ・・・

今経済で苦しんでいるギリシャのことです

もし、世界各地の美術館で展示されているギリシャ美術の至宝

ミロのビーナス

サモトラケのニケ

パルテノン・フリーズ

ペルガモンの大祭壇

・・・などなどが、全て返還されて、アテネの考古学博物館に集結して展示されるようになったら?

おそらく、世界中から多くの観光客が押し寄せて、ギリシャ経済も持ち直すかもしれませんよ?!

まあ、そんな日は来ないかもしれませんが・・・

でもそれならEU諸国のみなさん、ギリシャへの経済支援は高くついて大変かもしれませんが・・・

国宝級のギリシャ美術のレンタル料だと思って、払ってやってくださいよ!

日本の皆さんも、「ギリシャの人たちは、自分の国の国宝級の彫刻群を無料で貸し出してくれてるんだから・・・」と思って、

経済的にも支援してあげてくださいね〜

 



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