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[ハリー・ポッター]ドラコ・マルフォイもギリシャ由来の名前!

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こんにちは、イレーネです。

久しぶりに「ハリー・ポッター」シリーズの新作映画

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

が公開されて、今再び、ハリ・ポタのブームが起きそうな予感!

それに合わせて、もう少し、

「ハリー・ポッター」の登場人物の、ギリシャとの関連についてご紹介します。

ホグワーツ魔法学校で、ハリーと対立する生徒役の

ドラコ・マルフォイ!!

この「ドラコ」もギリシャ語由来の名前なんですよ〜

thommas68 / Pixabay

「ドラコ」はギリシャ語の「ドラコーン」から

シリーズを通じてハリー・ポッターとことごとく対立する、

典型的な悪役の同級生が

ドラコ・マルフォイ

この「ドラコ」って変わった名前ですよね。

映画の中でも、「ドラコ」と名乗って笑われています。

この「ドラコ」というのは、その起源をたどれば、

ギリシャ語の「ドラコーン」(δράκων)で

想像上のいわゆる「ドラゴン」(竜)、あるいは単なる「蛇」を指す言葉でした。

この「ドラコーン」が、ラテン語に受け継がれて「ドラコ」となり、やがて英語の dragon に変わったわけで、

「ドラコ・マルフォイ」の名前は、とっても古い、ギリシャからローマ期にかけての「竜」(ドラゴン)の呼び方からなんですね。

そう考えると、笑っちゃいけないくらいに由緒正しいですよ!

まあでも、ギリシャの時代だと単なる「蛇」にも使われていたようなので、そこまで立派な「ドラゴン」を指している言葉とも言えないんですけどね。

「ドラゴン」が青大将くらいだったら、ちょっと残念?!

星座の「りゅう座」は「ドラコ」

そして、「ドラコ」といえば、

星座では「りゅう座」を指します。

「りゅう座」にまつわるギリシャ神話としては、ヘスペリスの園の黄金のリンゴを守っていた竜だと言われています。

このリンゴの木は、ゼウスがヘーラーと結婚した時の贈り物で、

100個の頭を持つ竜と、ヘスペリスたちが番をしていました。

このリンゴを、ヘーラクレースが「12功業」の一つとして取りに来ましたが、

自分が取りに行ったんじゃなくて、アトラースに代わりに取りに行ってもらったんだそうです。

どうやったかというと、アトラースの代わりに天を支えてあげるから、と言って、

リンゴを取ってくる間代わってあげていたんですって。

でも、リンゴを取ってきた後、アトラースはもう天を支えるのはしんどいから嫌だったんですが、

ヘーラクレースが、じゃあ体勢を整える間、ちょっとだけ変わって、というと、

簡単にだまされて、また天をかついじゃったんだそうです。

それで、その隙にヘーラクレースはリンゴを持って逃げ出した、という。

アトラース、人が良すぎでしょ!

まあそんなわけで、ヘーラクレースは竜が守っている黄金のリンゴを手に入れたと言われています。

なんだか、身もふたもない話・・・

でもこの「りゅう座」に関しては、この他にも幾つかのバージョンがあるので、複数の神話が語られていたようですよ。

PeteLinforth / Pixabay

*アトラースについて詳しい話は、こちらの過去記事もご参照ください。

[ギリシャ神話]アトラスってなんで地球を支えているの?

ドラコ・マルフォイのお母さんもギリシャ神話由来の名前

このように、「ドラコ・マルフォイ」の「ドラコ」は、

ギリシャ神話に関連する名前なんですけど、

お母さんのナルシッサ・マルフォイも、ギリシャ神話系の名前ですね。

「ナルシッサ」というのは、「ナルキッソス」の女性版ですね。

「ナルキッソス」は、ギリシャ神話で有名な、泉に映った自分の姿に恋してしまった美少年の名前。

そう、あの「ナルシスト」の語源になった人ですよ。

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カラバッジオの「ナルキッソス」

その名前を持つお母さんはさぞや「ナルシスト」?!と思いきや、「ハリー・ポッター」シリーズの中で、特にナルシストなシーンは出てきませんでした!

ただ、このお母さんは、映画の中でカギになる「ブラック家」の出身で、「ブラック家」はギリシャ神話系の名前が多いんですよね。

この「ナルシッサ」のお姉さんは、これもギリシャ神話由来の「アンドロメダ」となっています。

「ブラック家」は、魔法族の中でも由緒正しい家柄、という設定なので、こういう古い神話から名前を取るのがふさわしい、ということなのでしょうね!

*「シリウス・ブラック」についてはこちらの過去記事をご参照ください

[ハリー・ポッター]シリウス・ブラックはギリシャ神話由来の名前!

ドラゴン神話は世界中に!

そういうわけで、

「ドラコ・マルフォイ」の「ドラコ」は、「ドラゴン」の古い形であるギリシャ語「ドラコーン」から取っているんですが、

想像上の動物とされる「ドラゴン」については、古代ギリシャに限らず世界中にありますよね!

これは本当に驚くべき!と思うのですが、

西欧の「ドラゴン」のみならず、東洋でも「竜」がありますしね。

この「翼の生えた蛇で、空を飛んだり火を吐いたりする」と想像された動物、

当然ながら人類の誰も見た事ないはずですけど、世界中でみんな、想像上は「ある」と思ってるのも面白いですよね!

ウェールズでは、国旗にまでドラゴンです。これ、かっこいいんですよね。

flag_of_wales_2-svg

でも、難しいから一般人にはとても書けないけど・・・

そのほか現代では、「ドラゴン」といえば、「コモド・ドラゴン」(コモドオオトカゲ)を連想する人も多いかも!

たかがトカゲと思ってはいけない、獰猛で恐ろしい「コモド・ドラゴン」!!

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大型の動物、人間だって、襲って食べてしまうらしいですよ! こわ〜・・・

これぞ、「ドラゴン」の名にふさわしい生物?!

これに翼が生えて空を飛んできたら、本気で「死ぬ」と思う。

だから、これと駆けっこしたイモトさんは、本当にすごいと思う・・・

https://youtu.be/slGVa7rTR4U

「ドラコ・マルフォイ」の名前にも注目してね!

というわけで、ちょっと脱線してしまいましたが、

「ハリー・ポッター」に出てくる

「ドラコ・マルフォイ」は、

ギリシャ語の「ドラコーン」に由来している、というお話でした。

「ハリー・ポッター」シリーズには、こういうギリシャ系の名前の登場人物が、ものすごく多いんですよね。

それで、その名前と性格や立場が関係がある設定になっているので、元々の言葉や神話上の登場人物を知っていると、楽しいんですよ。

次に「ハリー・ポッター」シリーズを見るときは、ぜひ名前にも注目してくださいね!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!

「ハリー・ポッター」のハーマイオニーはギリシャ神話由来の名前!

[ハリー・ポッター]シビル・トレローニー先生はギリシャ神話の巫女の名前!



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