私たち日本人にとって、聞いただけでホワワ〜ンと夢が広がる言葉
「ポリネシア」
あ〜、憧れのハワイ!
と次の休暇が楽しみになってしまう人も多いと思いますが、
この「ポリネシア」も、がっつりギリシャ語だって、知っていましたか〜?
私たち、本当によく日常でギリシャ語使ってるんですよね!
「ポリネシア」は「多数の島々」という意味
さて、実はギリシャ語の言葉
「ポリネシア」
日本人の旅行先としておなじみの、ハワイやサモア、トンガなどが含まれる地域の総称です。
どこも一度は行ってみたい、南太平洋の島々。
それが「ポリネシア」!
By:Kahuroa
そんな大人気の「ポリネシア」
実はそのまんまギリシャ語だって、ご存知でした?
英語の「ポリネシア」(Polynesia)の語源である
ギリシャ語の「ポリ(πολύς)」は、「多数の」
「ネーソス(νῆσος)」は「島」という意味
それを二つ合わせて
「ポリネシア」=「多数の島々」
という意味になっています!
まあ、確かにこの地域には、「ネシア」=「島」がたくさん!
日本人に大人気のハワイも島がたくさんですよね!
ああ、どの島でもいいから、行きたいな〜
やっぱり「ポリネシア」は、理想的なバカンスの行き先ですよね!
「メラネシア」、「ミクロネシア」、「インドネシア」だってギリシャ語です!
さて、「ポリネシア」がギリシャ語だと聞いて、
「ネシア」がギリシャ語なら、他の「〜ネシア」のつくのも全部ギリシャ語?
って気づいた方も多いと思います。
その通り。
「〜ネシア」とついている
「メラネシア」、「ミクロネシア」、すべてギリシャ語です!
「メラネシア」は
「メラス」(μέλας)=「黒い」 と、 「ネーソス」(νῆσος)= 「島」が合わさって、
「黒い島々」という意味。
こちらには、フィジーやニューカレドニアなど、これまた日本人憧れの島々が含まれます。
フィジーといえば、リオ五輪のラグビー競技で、史上初のメダルを獲得したことでも話題になりましたよね!
これは、国の規模を考えたら、驚くべき快挙!
南太平洋の国々では、ラグビーが盛んなんですよね!
そして「ミクロネシア」は、
「ミクロス(μικρός)」= 小さい と 「ネソス(νῆσος)」= 島で、
「小さな島々」という意味。
こちらには、パラオ、グアム、キリバスそして日本の小笠原諸島も含まれるんだそうです。
こちらも、日本人にとっては憧れの旅行先ばかり!
そして、キリバスの重量挙げの選手は、リオ五輪で最も話題になった選手の一人ですよね。
なんと、重量挙げが終わると、陽気なダンスを披露してくれるんです!
でも、このダンスには理由があったんですよね。
サンゴ礁でできた島々からなるキリバスは海抜が低くて、今地球温暖化のために海面水位が上昇し、
国土を脅かされているのです。
その事実を世界の人たちに知ってもらおうと、キリバス代表カトアタウ選手は、ダンスで話題を提供しているのです。
こんなにも美しいキリバスの風景がこれからも見られるよう、私たちも温室効果ガスの排出規制など、協力していきたいですね。
日本にもおなじみの島々は、ギリシャ語だった!
というわけで、日本人にもなじみの深い、
「ポリネシア」「ミクロネシア」「メラネシア」は、ぜ〜んぶギリシャ語ですよ!
南太平洋の島々は、実はギリシャ語の名前で呼ばれていたのでした!
というお話でした。
多くの日本人が気がついていないところにも潜むギリシャ語・・・
その浸透力、半端な〜い!
(あ、ごめんなさい「逃げ恥」です)
次に太平洋の島々へ出かけるときには、「ギリシャ語だっけな」って思い出してあげてくださいね!
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