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ミュージシャン

レナード・コーエンが愛したギリシャ

日本でもファンの多かった

世界的な歌手レナード・コーエンさんが亡くなった

というニュースが伝わってきました。

レナードさんのご冥福をお祈りいたします。

そして、レナード・コーエンとギリシャの意外なつながりについて知ったので、

本日は題して「レナード・コーエンが愛したギリシャ」

やっぱりギリシャって、世界の文化人に愛される不思議なところなんですよね!

レナードさんもギリシャを深く愛した一人だったらしいですよ!

「哀しみのダンス」のギリシャ的メロディ

正直に言うと、今回のニュースを聞くまで

レナード・コーエンという歌手のことをさっぱり知らなかった私。

ええ、無知で申し訳ない。

そこで、ヒット曲が

「哀しみのダンス」

だということで、今回初めて聴いてみました。

そしたら・・・

あれ? なにこれ? ギリシャ音楽?

Leonard Cohen - Dance Me to the End of Love (Official Video)

確かに、これ、ギリシャ的エッセンスにあふれている曲です。

比べて聞いてもらえばすぐわかります!

ギリシャ音楽を聴いたことがない人でも多分聴いたことがあるはずの、

最も有名なギリシャ音楽、といえば、例えば、

映画「日曜はダメよ」のテーマ

映画「その男ゾルバ」のテーマ

Zorba The Greek Main Theme

ほら〜!

似てますよね!?

レナード・コーエンさんって、ギリシャ系なの? と思ってwikipediaで調べてみると・・・

レナード・コーエンさんは、1934年カナダのモントリオール生まれ。ユダヤ系の家庭に生まれ育ったのだそうです。

1951年、マギル大学に入学し、詩人として活動をスタート。

数冊の詩集を発表し、詩人として高い評価を受けていたのですね。

そして、1967年には、『レナード・コーエンの唄』で、ミュージシャンとしてもデビュー。

おおっ、俳優さんみたいなイケメンですね!

このアルバムに入っている「スザンヌ」が、ヒット曲として知られているらしいです。

Suzanne (from "Live At The Isle of Wight 1970") (Live At The Isle of Wight 1970)

あれ? ボブ・ディラン?!

というか、そういう時代ですよね〜

そして

1984年に発表されたアルバム 「哀しみのダンス」 (Various Positions)

これに収録されている、「哀しみのダンス」と

「ハレルヤ」

Leonard Cohen - Hallelujah (Live In London)

が、最も有名な曲のようです。多くのミュージシャンにもカバーされた、伝説的な曲なのだとか。

それにしても、なんて、いい声! 一度聞いたら忘れられない曲ですね。

その他、日本の「禅」にも傾倒していたということで、日本にも関わりの深い人生を送られた方なんですね!

・・・・・あれ?

一通り見てみても、ギリシャとの関係は出てこないけど?

「哀しみのダンス」の旋律はどこから来たの?

ギリシャのイドラ島に滞在

と思ったら、

Greek Reporter の記事に、詳しいことが出ていました。

Leonard Cohen’s Love for Greece

この記事によると、

レナード・コーエンは、1960年にギリシャに家を買って、しばらく住んでいたのだそうです。

住んでいたのはイドラ島。

アテネから船でほど近い、現在だと観光クルーズの停泊地としてもよく知られている島です。

この島で、コーエンは二冊の小説を書き上げ、パートナーのマリアンヌ・ジェンセンと出会ったのだそうです。

この島で買った家は当時$1500。うっそー!って驚くほどの安値! まあ今はこんなんじゃ買えないでしょうが・・・

でも当時も、3階建ての家だったそうですが、ぼろ家で電気も水道もなかったそうですよ!!

よくそんなところに住んだな・・・

でも、創作に集中するためには、この不便な島の家がうってつけだったみたいです。

1988年にレナード・コーエンがこの島を再び訪れた時の動画です。

Leonard Cohen in Greece

いいな〜、こんな島で、創作活動に専念か・・・

私も宝くじに当たったら、この島に家を買いた〜い!!

でも、電気も水道もなしか・・・私だったら一月くらいで逃げ出すかも!

そんなイドラ島の暮らしをレナード・コーエンは気に入って、8〜10年くらい住んでいたんですって!

この暮らしの中で、アルバム「レナード・コーエンの唄」の着想も得て、

アーティストとしてのちに大成功することになったのですから、

イドラ島はまさに、アーティスト・レナード・コーエンを育てた島だったんですね!

そんなギリシャでの生活があったから、あの「哀しみのダンス」のメロディになったのか〜

とよーく分かりました!

*イドラ島で出会ったマリアンヌへ捧げた歌

Leonard Cohen - So Long, Marianne (Live in Dublin - edited)

レナード・コーエンの愛したギリシャ・イドラ島

というわけで、

先日亡くなった偉大な歌手、

レナード・コーエン

彼はギリシャをこよなく愛し、

イドラ島を創作活動の拠点として、多くの名作を生み出す下地を作った

というお話でした。

そんな生活から、かの有名な「哀しみのダンス」という名曲が生まれたのですね!

次に「哀しみのダンス」を聞くときには、レナード・コーエンとギリシャの関係を思い出してくださいね!

*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!

村上春樹さんもギリシャに住んでいくつかの名作を生み出したんですよね〜

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