いよいよリオ・オリンピックがもうすぐ開幕しますね!
ブラジルのリオの情勢は厳しそうですが、
4年に一回の大会ですので、今から開催が楽しみです。
そんなオリンピックの発祥の地はギリシャ!
ということで、本日は、
第1回の古代オリンピックはどんな大会だったの?
というお話をしたいと思います。
これを知れば、リオ・オリンピックも3倍楽しくなる?!
第1回オリンピックは紀元前776年!
古代のオリンピック、と一般に言われているものは、
ギリシャのオリンピア市で古代に行われていた
オリンピア祭
のことを指します。
これはオリンピア市の守護神である、ギリシャ神話の最高神ゼウスに捧げられたお祭りで、
その行事に運動競技が盛り込まれていたんですね。
ですから、本当の起源は一体いつなのか、不明なところも大きいのですが、
記録が残るかぎりでさかのぼることができる一番古い大会は、
紀元前776年のこと!
この時、
第1回目のオリンピア競技祭が行われた!
と伝わっています。
人類のオリンピックの歴史は、ここまでさかのぼれるのですね〜
すごいでしょ?
(*「オリンピア」、は、「オリュンピア」とも表記しますが、どちらも同じことですよ〜)
第1回は短距離走だけ
そんなふうに、古〜い昔に始まったオリンピック。
紀元前776年の第1回目のオリンピア競技祭
競技種目は、たった1種目
だったそうです。
それは、
スタディオン走
と呼ばれる、短距離走。
「スタディオン」
というのは、古代ギリシャの距離の単位で、
現代の距離に直すと、約192メートルくらい。
ですので、「200メートル走」くらいで想像するとちょうどいいですよね。
最初は、オリンピア祭の競技種目はこれだけ。
それじゃ、一瞬で終わっちゃうじゃない?
と思う人もいるでしょうが、もちろん、その他のお祭りの行事もあったわけですからね。
でも、オリンピアではだんだんとこの運動競技が人気になってきて、
次第に競技種目も増えて、ギリシャ中から高い運動能力を持つ人たちが集まって、
盛大な大会になっていったそうです。
そうしてオリンピア祭はギリシャ最大の運動競技祭となって、その名を轟かせることになりました!
スタディオン走の勝者はスター!
こうして始まった古代オリンピック
次第に競技の数は増えても、
第1回から行なわれている「スタディオン走」のステータスは高くって、
「スタディオン走」の優勝者は、当時のスター選手!
となったようです。
どれくらいスターかというと、オリンピックの大会に、その優勝選手の名前をつけていい、というルールだったのです。
ちなみに、第1回の優勝者の名前は、エリス市の
コロイボス
という選手。
今でも名前が残っているんですから、優勝してほんとによかったですよね。
時代は変わって、今のオリンピックでは、競技の数も比べ物にならないくらい増えましたが、
今でも短距離走を制する選手は
「世界最速の〜」
と呼ばれて大スターですよね。
ウサイン・ボルト選手なんて、世界中で知らない人はいない!
というくらいの大スター選手。

By: Nick Webb
今でもこれだけ短距離走に一目置かれているというのは、
古代も今も、人間が自分の手足の力だけを使って、ひたすらに速く走る、
という姿に、人類は魅力を感じてしまう、ということなのかもしれませんね!
フツーに体育の授業なんかでも、みんなが全力疾走していると、ついつい見ちゃいますよね。
それでぶっちぎりで早い人なんかいたら、やっぱり「すごい、すごい」って話題にもなりますし、
文句なくモテる(笑)
昔も今も、な〜んも変わっていないのかもしれませんね。
優勝者しか、ほめられなかった!!
それと、古代のオリンピックの特徴の一つとして、
優勝者しか表彰されない
というのがありました。
だから第1回オリンピックも、優勝したコロイボスの名前しか残ってないんです。
え〜、ひどい!
今は3位までならメダルももらえるし、6位までなら入賞にもなるのにね。
古代では、銀メダルも銅メダルもなし!
優勝者以外は全て「敗者」だったのです!
でも今でも、選手によっては「2位以下は意味がない、優勝して金メダルがほしい」って言う人もよくいますので、
運動選手にとっては
「優勝する」 「一番になる」
というのが、一番の目標であり、栄誉である、
というのは古代も今も変わらないかもしれません!
古代からそれほど変わってない?
というわけで、本日は
古代オリンピックの記念すべき第1回大会
についてご紹介しました!
こうやって見てみると、意外と今のオリンピックと、本質は違っていないような気がするんですよね〜
人類の運動能力の限界を見たい!
という基本的な欲求は、きっと古代も今も変わっていないんですよね!
これから開催になるリオ・オリンピックにも、また世界中の人たちが熱狂すると思います。
寝不足に気をつけて、お楽しみください!
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