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村上春樹「遠い太鼓」はギリシャ・イタリアの滞在記!

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Russell_Yan / Pixabay

日本で、いや世界中で愛されている作家

村上春樹さん!

最近は毎年ノーベル賞候補にもなっていますが、

これだけ世界で読まれている日本の作家も他にいないのではないでしょうか。

本日は、そんな村上春樹さんのエッセイ

「遠い太鼓」

をご紹介したいと思います。

村上さんが実はギリシャに住んでいた、ってご存知でしたか?

バブルの日本を離れて、ヨーロッパ滞在記

さて、本日ご紹介する

村上春樹さんのエッセイ

「遠い太鼓」

この本で書かれているのは、

村上春樹さんが3年にわたってヨーロッパに滞在した体験記です。

1986年から1989年という三年間は、日本はちょうどバブル真っ盛り。

村上さんは37歳からちょうど40歳になる時だったそうです。

この本のタイトルは、トルコの古い唄にちなんでつけられているようです。

本の最初には、その唄が引用されています。

遠い太鼓に誘われて

私は長い旅に出た

古い外套に身を包み

全てを後に残して

この唄のように、「遠い太鼓」に誘われて、村上さんは3年もの長い旅に出たのですね。

最初はローマから入って、ギリシャへと渡り、小さな島々も巡っていきます。

この三年間の間に村上さんは、かの有名な

ノルウェイの森

そして

ダンス・ダンス・ダンス

という二つの小説を書き上げたのだそうです。

特に村上さんの代表作にもあげられるベストセラー「ノルウェイの森」は、ギリシャで書き始めたんだとか。

ベストセラー小説とギリシャの、意外な関係ですね!

*「ノルウェイの森」は映画化もされました!

自分の名前の島へ

そんなふうに、ギリシャに長い時間を過ごした村上春樹さん。

ギリシャでは、最初にアテネに入って、

そこから家を紹介してもらって、スペツェス島へ。

その他、ミコノス島

いったんイタリアへ行って、

パトラス、クレタ島、

またいったん離れて、

アテネ、カヴァラ、そしてレスボス島、ロードス島、ハルキ島、カルパトス島・・・

うらやましいようなギリシャ漫遊!

当時はギリシャもユーロ導入以前ののんびりしていた頃。

ギリシャ人もこの後、アテネ五輪を経て経済破綻するなんて、夢にも思っていない頃です。

当然難民危機なんて夢のまた夢。

ですから、のんびりした当時のギリシャ人の観察も面白いし、

村上さんも洪水のような大雨に襲われて困ったりしています。

そんな中で印象的なのは、村上春樹さんが、自分と同じ名前の島

ハルキ島

を訪れていること。

 ハルキ島に行くことにする。もしあなたと同じ名前のついた小さな島がエーゲ海にあったとしたら、あなただって一度はそこに行ってみたいと思うでしょう?

と、村上さんご本人が書いています。

やはり、自分と同じ名前の島は心惹かれますよね!

ハルキ島は、ロードス島の近くの小さな島で、当時の人口はたったの300人。

私も行ったことのない小さな島。

でも、この本を読んで村上さんのファンが結構訪れていたりして・・・

村上さんは結局、この島に一泊しただけだったそうですが、

「とても感じのいい島」

と書いていて、気に入ったようです。

kasabubu / Pixabay

旅をしながら、小説を書いて・・・

というふうに、

当時ののんびりしたギリシャの風情を楽しみながら

村上春樹さんという、希有な小説家の創作活動の様子ものぞける!

というのがこの本の面白いところ。

まだ読んだことがなくて、ギリシャの旅行記にも興味がある方は、ぜひ一度読んでみてくださいね!

この本を読むと、すご〜くギリシャに行きたくなります。

特に私は・・・

旅心がつく、というところですかねえ。

できることなら、私もこんなふうに、ギリシャを旅しながら小説でも書いて暮らしたいよ!

と憧れてしまいますが、

世界有数の小説家の暮らしを羨んでも仕方がない!

日々の暮らしに疲れたら、一服の清涼剤みたいにして、読んでリフレッシュしてみてくださいね。



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