こんばんは、イレーネです。
またまた私の大好きな、
ギリシャ料理のメニューについて
本日ご紹介の料理は
「ドルマデス」
お米を使っているので、日本人好みのお料理です!
わかりやすく言うと、
混ぜご飯をブドウの葉っぱで包んで、蒸したもの!
美味しそうでしょ?
ちまき? 桜餅?
さて、本日ご紹介の料理ですが、
「ブドウの葉っぱで包む」
と言われても、
「ブドウの葉っぱ? 見たことないも〜ん」
と言う方がほとんどだと思うんですが、
要するに葉っぱです(雑?)
それでご飯を包んでると言えば、私たちのおなじみのもので言ったら
「ちまき」
みたいな?
あるいは横からお餅が見えない
「桜餅」
みたいな?

By: twistin
まあ要するに、日本人が懐かしくなるルックスの食べ物です。
食欲をそそりますよね〜!
食べる時は、葉っぱごといただきます。
桜餅の葉っぱは食べない派の皆さんも、安心してください!
ブドウの葉っぱごと蒸して柔らかくなってますので、
葉っぱの食感は気にならないと思いますよ〜
アラブ起源の「ドルマ」
さて、この料理の起源についてなんですが、
ギリシャの「ドルマデス」
も、やはりオスマン=トルコ帝国の支配下にあった時代に、ギリシャで定着した料理の一つです。
もともとはイスラム諸国で
「マハシー」(محشي、アラビア語で「詰められたもの」)
と呼ばれていた料理だそうですよ。
ですので、アラブ諸国、トルコにも
同じように野菜で肉や米を包んだ料理があります。
ギリシャ同様、オスマン=トルコの支配下だったバルカン諸国でも、
似たような料理を食べるそうです。

By: twistin
冷菜でも温めても
このお料理
「マハシー」、あるいは「ドルマ」は、
ギリシャでは
「ドルマデス」
あるいは
「ドルマダーキ」(ちっちゃいドルマデス、と言う意味)
と呼ばれ、どのタベルナでも定番メニューになっています。
お店によって違うと思っていたのですが、
お肉なしで米だけを巻いているものは冷菜
としても食べられて、
お肉とお米、その他野菜を混ぜて巻いているものは、温かい状態
で出すのだとか。
ホカホカの温かいものだと、
レモンソースがかかって出てくることが多いように思います。

By: Arnold Gatilao
私は断然、こっちの方が好き!!
温かいお米は、それだけで美味しいし、永遠に好きな食べ物ランキングの上位を占めますよね〜
とってもおいしいので、ギリシャに行ったらぜひ、お試しを!
ロールキャベツの起源?
このように、葉っぱで包んで蒸したり煮たりする料理である
「ドルマ」/ 「マハシー」は、なんと
今や日本でもおなじみ「ロールキャベツ」の起源!
となったそうですよ。
トルコではブドウの葉っぱじゃなくて、
キャベツの葉っぱでも包んで食べていた!
ということです。
ギリシャと同じくオスマン=トルコの支配下だったルーマニアでも、
同じような料理があって「サルマーレ」と呼ばれているそうです。

By: Ehud ELIA
これが、ヨーロッパで定着して、「ロールキャベツ」になったと・・・
言われてみれば、キャベツで包んでますもんね。
こんな風に野菜の葉っぱで包むのは、「ドルマ」から来ていたのですね!
日本ではなかなか食べられない・・・
そんな、日本人の大好物「ロールキャベツ」にも通じる
ギリシャの「ドルマデス」
これが大好きな私は、日本でも食べられるお店を探しているのですが、
日本ではなかなか、見つからないんですよ〜
聞いてみても、いつも
「ブドウの葉っぱがないので・・・」
と断られちゃう!
まあ、日本で食用のブドウの葉っぱを探すのは、大変だろう・・・
ということで、ギリシャに行ったら、たくさん食べたいメニューの一つです!
ぜひ、現地でお試しを〜!!
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