日本語で定着した音楽関係の言葉で、元々はギリシャ語だったものが多いんですよ!
すっかり日本でもおなじみになった
「コーラス」
という言葉。
学校の部活から社会人の趣味まで、実はコーラスやってます、っていう方も多いのではないでしょうか。
「コーラス」というは英語を輸入して使っている言葉で、「合唱」とも訳されますが、
この「コーラス」も、実は由緒正しきギリシャ語なのです!!
「コーラス」は「コロス」だった!
というわけで、
「コーラス」
という言葉についてですが、
英語の「chorus」
が日本に入ってきて定着したものなのはみなさんご存知の通り。
そしてこの英語「chorus」は、元々は、
ギリシャ語の「χορός」(コロス)
という言葉に由来します。
ギリシャ語の「χορός」(コロス)
という言葉の意味としては、もともとは、
「踊り」
そしてそこから、ギリシャの古代演劇で登場する、舞台上で歌と踊りを披露していた12〜15人編成のグループを
「χορός」(コロス)
と呼ぶようになりました。
そう、だからこの「χορός」(コロス)は日本語では「合唱隊」「歌舞隊」というふうに訳されています。
そうなんです、
「コーラス」はもともとは、歌だけじゃなくて踊りもしていたんですね〜
今、趣味でコーラスをしている皆さん、次回からぜひ、歌に合わせて踊ってみたらいかが??な〜んて
現代の「コロス」は「グリー」??
というわけで、もともとの
ギリシャ語の「χορός」(コロス)
は、歌と踊りを披露したグループだったわけなんですけども、
今では「コーラス」はすっかり歌だけに使われてるようになりました。
「歌舞隊」というイメージからはほど遠いものとなってしまったんじゃないかな?
しかし!
アメリカの「glee / グリー」というドラマを見ると、
おお〜、歌って踊ってる〜!
これはアメリカで show choir と言われる形式で、合唱とダンスを組み合わせたパフォーマンスのことだそうです。
学校にもドラマみたいに「グリー部」があって、大会もあるらしいんですよ!
素晴らしい!
これぞ現代のコロスだあ〜!
・・・って訳ではなくて、実際に古代ギリシャ演劇の「コロス」が、こんなに自由な振り付けとかあったとは思われないんですけど、まあ少なくとも「歌って踊ってる」ってところはあってるかな?
でも、ともかく、
「コーラス」はもともとは、「歌って踊ってた」
って覚えておいてもらえると嬉しいです!
そして、次に「コーラス」という言葉を使う時には、古代ギリシャからの由緒正しい言葉だったって、思い出してあげてくださいね!