日本でも人気の高い、
不朽の名作SF映画シリーズ
「スターウォーズ」
この作品は、制作年代ごとではなく、
それぞれの映画の舞台となった時系列ごとに
「エピソード」
で番号を付けられていて、
「エピソード1」から完結編の「エピソード9」まで、9作作られています。
このように、すっかり日本でもおなじみになったこの言葉、
実はギリシャ語だ
って、ご存知でしたか?
「エピソード」の語源はギリシャ語!
さて、この日本語でもすっかりおなじみになった
「エピソード」
という言葉は、
英語の episode
が日本に輸入されて使われるようになりましたが、
実は英語の episode の語源はもともとは、
ギリシャ語の「エペイソディオン」(ἐπεισόδιον)
なのです!
つまり古代のギリシャから使われていた言葉が、
流れに流れて現代の日本までたどり着いて、
今やすっかり定着した言葉として使われるようになりました!
実はすごい時間と空間を越えてやってきた言葉だったんですね〜
ありがたや!
「エピソード」はギリシャ悲劇から!
さて、この
ギリシャ語の「エペイソディオン」(ἐπεισόδιον)
とは、もともとは
ギリシャ悲劇に由来する言葉!
ギリシャ悲劇の中でコロス(合唱隊)の歌舞の合間にある、俳優同士の会話の部分を指します。
ギリシャ悲劇では通常、3〜4個の「エペイソディオン」が積み重ねられて構成されていました。
英語で episode が挿話や、一コマの出来事、を指すのはこれに由来するのですね。
言われてみれば、「エピソード」は一つの起承転結の物語というよりは、その中の一つの場面、というふうに今でも使われていますよね!
例えば「ちょっとしたエピソード」みたいな感じで使われています。
その理由は、語源を知ると、深ーく納得できますね!
「スターウォーズ」シリーズも「エピソード」!
そういうわけですから、かの「スターウォーズ」シリーズもですね、
ギリシャ語で正しくは
「エペイソディオン・1」
からスタートして、
「エペイソディオン・9」
で幕を閉じた、ということなのですね。
「スターウォーズ」は作品全体で大きなストーリーを作っているものですので、
映画一つ一つは「エピソード」の積み重ねになるわけです。
そう考えると、シリーズ全体で壮大なギリシャ悲劇のような構成になっているとも言える!
そう聞くと、何やらありがたいではないですか?
壮大な時の流れを感じさせますよね!
まさに、「スターウォーズ」にふさわしいネーミングだと思いませんか?
ぜひありがたく、「エピソード」を使ってね!
というわけで、わたしたち日本人にもすっかりお馴染みになった言葉
「エピソード」
が、実はギリシャ語起源の言葉だったよ!
というご紹介でした!
語源を知ると、ギリシャ悲劇に由来するこの言葉を「スターウォーズ 」シリーズが使っているのも納得できますね!
次に「スターウォーズ」シリーズを見るときは、ぜひこの言葉のありがたーい歴史をぜひ思い出してあげてくださいね!
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