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ギリシャ神話

ギリシャ神話の世界の始まり

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geralt / Pixabay

さて、本日は、

ギリシャ神話のお話をしたいと思います。

日本でもまだまだ根強い、ギリシャ神話人気。

さて、ギリシャ神話の中で

世界の始まり

がどのように語られているか、ご存知ですか?

ギリシャ神話では、現代の宇宙物理学よりずっと先に、この世界の始まりについて語られていたんですよ!

本日はギリシャ神話の世界の始まりについてご紹介していきましょう〜!

原初のカオス

ヘシオドス(*)の『神統記』によりますと、

世界の始めには

「χάος (カオス)」(混沌)

が生まれた、ということです。

まず原初にカオスが生じた

これはとっても有名な一文!!

これを知らなくても、「カオス」ってギリシャ語は、ご存知の方も多いかと思います。

原初の世界の始まりには「カオス」つまり「混沌」が最初に生まれたのです。

世界の始まりは混沌か〜

全てが未分化で、まだ私たちの住む世界がちゃんと成り立っていない様子が、この一言でわかりますよね〜

現代の宇宙物理学なら、

ビッグバン

ってところなのかな?

何かのきっかけで、ビッグバンという宇宙の生成が始まりますが、それがいったいどんなきっかけなのか、その前はどうだったのか、今でも解明されていませんよね。

それとおんなじように、ギリシャ神話では、

最初に「カオス」が生まれた、とだけ言います。

これがギリシャ神話の世界の始まりです。

そして大地(ガイア)が生まれる

そして、カオスの後に、

「Γαῖα(ガイア)」(大地)

が生まれます。

私たち人類の生きる土地が、こうして生まれたですね。

『神統記』では、このように語られています。

さてつぎに

胸幅広い大地(ガイア) 雪を戴くオリュンポスの頂きに

宮居する八百万の神々の常久(とこしえ)に揺ぎない御座(みくら)なる大地

ちょっと日本語訳が難しくてわかりにくいかもしれませんが、

「オリュンポス」というのは、

ギリシャ神話で神々が住んでいるとされていたオリュンポス山

のことです。

このオリュンポス山、今もギリシャに実在します。

とは言っても、本当にその山の頂上に神々が住んでいると考えていたわけじゃなくって、

神々はより遠くの天上世界に住んでいると考えられていたのですが、その

神々の住む世界が「オリュンポス」

なんですね。

それでも、実際のオリュンポス山を見ると、何やら神聖な気持ちがしてしまいますけども!

さて、話を戻すと、

「ガイア」=「大地」

は、このオリュンポスに住む神々にとっての永遠に揺ぎない「座」つまり、いる場所ということです。

もちろん、大地は私たち人間にとって住む場所でもありますが、

神々にとっても、神殿を建ててもらってそこを「座」とする場所でもあるんですね!

PIRO4D / Pixabay

 

この「ガイア」は神格化されていて、女神として考えられていました。

ギリシャ神話でも、大地ってやはり、女性のイメージなのですね。

多くの恵みを人類にもたらす大地は、やはり「母なる大地」のイメージなのでしょう。

*ギリシャ神話の女神ガイアについて詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!

[ギリシャ神話]地球ってなんでガイアって言うの?

そして、この「ガイア」の他に、

タルタロスとエロスが生まれた

と書かれています。

タルタロス

というのは大地の奥底にある、地下の冥界の一番下の部分のこととされています。

ギリシャ神話で地下にあると考えられていた

冥界はハデス

ですけれども、そのハデスよりもなお地の底なのですね。

このように原初の段階で最も地下のタルタロスが生まれたのは面白いですね!

そしてもっと面白いのは

エロス(愛)

です!

エロスは、女神アプロディテの子ともされていますが、このように『神統記』では、原初の段階で生まれています。

エロスについては色々神話があるので、また詳しく取り上げたいと思うのですが、この段階のエロスはどれくらい神格化されていたのかな?

『神統記』によりますと・・・

さらに不死の神々のうちでも並びなく美しいエロスが生じたもうた。

と書かれていますので、やっぱり美しい青年として想像されていたのかな??

ちなみにエロスは古い時代は美青年の姿でイメージされていたようなんですが、時代が新しくなるにつれ、どんどん若返り、少年の姿に。

やがてローマまで行くと、赤ちゃんのような姿で、

「クピードー」(キューピッド)

と呼ばれるようになってしまいます。

dozemode / Pixabay

不思議な原初の世界

というふうに、ヘシオドスの語る原初の世界は、

なにやら混沌として、不思議な世界ですね!

ここから、どんどん神様たちが増えて、やがて主神ゼウスが治める時代へと進んでいきます。

この壮大なギリシャ神話の世界観、今読んでも面白いですよね〜

「宇宙の創造」

という意味では、理系の方達も面白いんではないかと思います。

ホーキング博士だって、こういうお話は喜ぶんじゃないかな〜?

それでは、本日はここまで!

次回はまた、世界の創造の続きを見ていきたいと思います!

(*・・・本来は長母音で「ヘーシオドス」って表記するべきなんですが、長母音に全部「ー」をつけてると、長くなるので、この記事では省略しています。)

*今回のお話の詳しいところは、ヘシオドスの『神統記』をご覧くださいね!

神統記 (岩波文庫 赤 107-1)
Posted with Amakuri
ヘシオドス
岩波書店

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