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ステファノス・チチパス

チチパス選手の全米オープンでのトイレ・ブレーク騒動について思うこと

ギリシャから登場したテニス界の「次世代」ナンバーワン候補

ステファノス・チチパス選手

これまで順風満帆にキャリアを築いてきて、

ついに世界3位にもランクアップし、あとはグランドスラム制覇を目指すのみ・・・

と思っていたら、思いがけず勃発した

全米オープンでのトイレ・ブレーク騒動!

ずっと応援してきた身としては、複雑な思いもあり、これまで話題にするのを避けてきたところもあるのですが、

でも自分の気持ちを整理するためにも一度、その経緯と自分の考えをまとめてみよう、

ということで、あくまでも個人の感想ですが、この騒動についてまとめてみました!

チチパス選手の全米オープンでのトイレ・ブレーク騒動の経緯

それではまず、

なぜこんなに全米オープンでチチパス選手のトイレ・ブレークが大騒ぎになったのか?

その経緯について簡単にまとめてみたいと思います。

ことの発端はシンシナティ

まず最初に、

全米オープンでの騒ぎの発端は、

シンシナティ・マスターズ

でした。

準決勝で対戦した

アレクサンダー・ズベレフ選手

彼が試合の途中で、

チチパス選手のトイレ・ブレークが長すぎる!!

と、猛抗議!!

この時、確か10分くらいトイレ・ブレークでコートを離れたので、

トイレでコーチングを受けてるんじゃないか?!

という疑いも持ち出して、審判に延々抗議!!

見守るファンとしては、

「雰囲気悪くなるな〜、トイレ、短くすればいいのに・・・」

と、この時も思ったものの、

「コーチング疑惑まで言うのはどうかな? 証拠もなく・・・」

と、複雑な思いでした。

しかし、この二人は同年代でジュニアの時からの付き合いなので、

まあ、たまに感情的にやりあうこともあるのかな、くらいの認識でした。

実際、試合が終わったら、にこやかに挨拶していましたし。

ですので、この時はこれで終わった、と思っていました。

しかし、これにメディアが飛びついて、

チチパス選手はトイレでコーチングを受けているのでは?!

と騒ぎが広まった気がします。

そうして、これまでクリーンなイメージでやってきたチチパス選手が、

いきなり叩かれ出して、炎上に近いような・・・

そうなってくると、ファンとしても、

「もう、余計な騒ぎになるから、試合中にトイレ行かないでくれ!!」

と、祈りたいような気持ちになっていましたが、

チチパス選手本人は、トイレ疑惑をメディアに煽られても、

「ルールは違反していない。」

と言って、この件について責められるの納得がいかないようでした。

全米オープンで大炎上

こうして、「頼むから、トイレやめて、トイレやめて・・・」

と、祈るような気持ちで迎えた

全米オープン

しかも初戦の相手は、レジェンド級の実力者

アンディ・マレー!!

世界が注目するグランドスラムで、しかも相手は怪我からの復帰が注目されるアンディ・マレー、というこれ以上ないセッティングですから、

「これなら、まさかトイレ休憩はいけないよね〜」

と、思っていたら・・・

ええ、トイレ・ブレーク、取ったんです、たっぷり10分近く。8分?だったか・・・

これでもう、マレーはカンカン・・・

「トイレなんて3分もあれば済ませられる! こんなに長い時間、何やってるんだ!」

と・・・

それで、マレーと一緒に長く待たされた観客たちからも大ブーイング

まあ、これは正直、まずかった。

やらない方が、絶対よかった。

でも、チチパス選手としては

「ルール違反はしていない」

と、意外な頑固ぶりも発揮。

本人曰く、自分は汗をかきやすい体質だから、一度ウェアを全部取り替えてさっぱりしたいんだ、と。

しかし、これで一気にメディアでは

「チチパスがまた長時間のトイレ・ブレーク!!」

「トイレでコーチング疑惑!!」

と、一気に炎上に近く騒ぎ出したので、

もう話題になるのは、チチパス選手のプレー内容よりも、トイレ、トイレ、トイレ・・・

こうなってくると、応援しているこちらとしても、すっかり見る気がなくなり・・・

だって、叩かれている姿は見たくないですよね、ブーイングとか、嫌ですもん。

しかし、チチパス選手は意地になってしまったのかなんなのか、

次の試合でもまたまたトイレ・ブレークを取り、

3回戦では、急いで戻ってきたから騒ぎにはならなかったものの、

結局トイレ・ブレークを取り続けて、

メディアではすっかり

チチパス=トイレ

くらいの勢いで連日叩かれることになったのでした。

コーチング疑惑まで持ち出されている中、

こちらとしては「もう、余計な疑いをかけられるから、トイレブレーク取るのやめればいいのに・・・」

と思うものの、

本人は一貫して「ルールは違反していない」。

でも、試合後のインタビューでもトイレのこと聞かれて、本人も内心複雑だったんじゃないかな・・・

チチパス選手の全米オープンでのトイレ・ブレーク騒動について思うこと

というふうに、こういう経緯で

大騒ぎとなってしまったチチパス選手のトイレ・ブレーク

ちょっとしたネット炎上みたいにもなって、

その様子を見守っていた一ファンとして、胸が痛かったです。

そこで、以下思うことをまとめてみたいと思います。

チチパス選手の長い休憩・・・文化の違いも?!

とにかく、ファンだからといって、

チチパス選手のトイレ休憩はあれで問題ないとは思っていません。

やっぱり10分近くコートからいなくなるのは、見ているファンとしてもヤキモキするし、

いつ戻るか分からない相手を待ち続ける対戦相手もつらいと思います。

ただ、正直本人の言い分も分かります

確かにトイレ・ブレークの時間について決めているルールはありません。

そして、汗でぐっしょり濡れてしまったウエアを取り替えたい、という気持ちもわかります。

チチパス選手は試合が始まるとすぐにウエアがどんどん汗で濡れてしまうタイプ。

炎天下で長時間の試合をしていると、下着が透けて見えるくらい、びっしょり汗だくになっています。

ですので、全部ウエアを取り替えてさっぱりしたい、と思うのもわかる。

もし自分が汗びっしょりのウエアを全部、上から下まで取り替えたら、

10分以上はかかるかも・・・

まあ女性の場合、ウエアも違いますから、もうちょっと大変だと思います。

だから精一杯急いで着替えているんだろうと思います。

さらに言えば、

ギリシャの人たちって、のんびりしているんですよ

何事もゆっくり、焦らず、の国民性ですから、

ズベレフ選手やマリー選手のように、時間に厳しい国からきた人たちにとっては

「おそーい!! 何やってるんだ!!」

と、言いたくなるのもわかります。

日本人の自分も、普段のんびりしている方だと思いますが、ギリシャの人たちの比ではありません。

まあ、それくらい、「時間」に対する感覚って、お国柄にもよるのだと思います。

ズベレフ選手やマリー選手も、一度ギリシャでバカンスしてみれば、その体感時間の違いを実感してもらえるんじゃないかな・・・

とはいえ、どっちも大人気ない?!

ということで、もとはと言えば、

モタモタとトイレから戻ってこないチチパス選手が悪い

と言われてしまうのは仕方がない、

とはいえ・・・

ズベレフ選手やマリー選手も、ちょっと大人気なくない?!

ってことを言うと、この二人の選手のファンの方達に怒られちゃうかもしれないですけど。

ズベレフ選手がコーチング疑惑まで持ち出すのはどうかと思うし、

マリー選手も、まあ言ってみればひと回り近く年下の若造相手なんですから、

あとでちょっと話し合おう、って言って、本人にしっかり分からせる、とか、色々できることはあったと思う・・・

とはいえ、本当に元はといえば、チチパス選手のまいた種なんですけれども・・・

「悪役」を探しているメディア

そして今回、メディアが一斉に「チチパスのトイレガー」って叩きだしたのは、

常に「悪役」を探している

と言う部分もあると思います。

そうやって「嫌われ者」を作り出していくと、一時的にその話題で盛り上がるから。

これは、キリオス選手も散々やられてきたこと。

キリオス選手も激しいブーイングを浴びたり、多額の罰金取られたり、「悪役」にされたばかりに損ばかりしている気がします。

そして、そんな「悪役」探しのメディアにあっさり乗っかる私たちも、そういうやり方に加担しちゃってる、ってことになりますから、

あんまりメディアのイメージに流されすぎないのも大事だと思います。

もう2度とトイレ・ブレーク騒動に巻き込まれないために

まあそんなわけで、今回のトイレ騒動は起きてしまったわけですが、

できればもう2度と、こんな騒ぎで揉めているのは見たくない!!

ではそのトイレ騒動を防ぐためにはどうしたらいいのか?

考えてみました。

ルールを決めれば全て解決!

この問題の解決は、とっても簡単!

トイレ・ブレークの時間について、ルールを決めればいいのです!

たったこれだけのことなんですから、どうして今まで決めていなかったの?!

一回3分までなら、3分までに決めてください!

そうすれば、とってもスッキリ!

時代に合わせてルール変更を!

そして、一番気になっているのは、

テニスのルールも時代に合わせて変更していったらどうでしょう?

ということです。

今や、世界各地で気温上昇が起きていて、

以前よりも屋外で行われるテニスの試合の条件は厳しくなってきていると思います。

だから、ウエアを一度着替えたい、と思うわけです。

だったら、夏の試合の時は、1時間経過ごとに10分休憩、とか、色々試してみたらいいと思います。

3セットマッチも、今これだけ気温が上昇してきて、

しかも選手の大型化でスポーツ自体の負荷が上がってますから、

正直2セットでいいんじゃなかな、と思います。

そんなふうに、柔軟に考えていってもらえたら嬉しいな、と思うのです。

それでもやっぱりチチパス選手を応援したい

ということで、

ギリシャから登場したテニス界の「次世代」ナンバーワン候補

ステファノス・チチパス選手

これまで順風満帆だったキャリアに降って湧いてきた

全米オープンでのトイレ・ブレーク騒動!

自分の気持ちを整理するためにも一度、その経緯と自分の考えをまとめてみました。

今回の一件については、いろんな考え方ができると思います。

とにかく一ファンとして願うことは、

もう2度とトイレがどーだこーだで揉めないでほしい

という一点だけですので、ぜひATPの皆さんには明確なルール作りを行なっていってほしいですね!!

-ステファノス・チチパス
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