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ギリシャにまつわる映画

コクトーの『オルフェ』はギリシャ神話が題材の映画!

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どうも! イレーネです!

ギリシャ神話は今でも世界各地の芸術作品にインスピレーションを与えているんですが、

フランスが生んだ偉大なる芸術家

ジャン・コクトーの映画

『オルフェ』

はギリシャ神話のオルフェウスがテーマになっているんですよ!

映画史に残る傑作映画を、この機会に見直してみませんか?

『オルフェ』はコクトーの代表作の一つ!

ということで、本日ご紹介するのは

フランスが誇る大芸術家

ジャン・コクトーの映画

『オルフェ』

コクトーが、原作・監督・脚本を担当して作り上げた、コクトー芸術の詰まった一本です!

1950年に発表され、ヴェニス映画祭では監督賞を受賞するなど、高い評価を受けた作品です。

スタッフには、コクトーが信頼する面々がズラリ。

音楽は ジョルジュ・オーリック

当時のフランスを代表する作曲家で、多くの映画音楽を手がけています。

コクトーの盟友で、名画『美女と野獣』でもコンビを組んでいます。

撮影は ニコラ・エイエ

当時としては画期的な「特撮」も駆使して撮影しています! 逆回しとかのシンプルな手法ですけど、1950年ですからね! よくやった!

キャストは、

主役のオルフェには、コクトー自身が愛して止まなかった

ジャン・マレー

そして、冥界の王女は

マリア・カザレス

運転手ウルトビイズは

フランソワ・ペリエ

オルフェの妻のユーリディスは

マリー・デア

と、これもコクトーの信頼を寄せる俳優陣がそろい、この世とあの世を行き来する、幽玄の世界を作り出しています!

『オルフェ』とギリシャ神話

さて、このジャン・コクトーの代表作の一つ

『オルフェ』

この作品のストーリーは、

ギリシャ神話のオルフェウス

のお話がベースとなっています!

オルフェウスの神話をざっくりご紹介すると、

オルフェウスは竪琴に合わせて歌う詩人にして音楽家。

その腕前は素晴らしく、彼が竪琴を弾くと人間ばかりか、動物や植物までもうっとりと聞き入ったということです。

オルフェウスには愛するエウリュディケという妻がいましたが、

ある時突然エウリュディケが亡くなってしまいます。

妻をあきらめきれないオルフェウスは、地下の死者の国まで妻を迎えに行き、

死者の国の王ハデスと妻ペルセポネに頼んで連れて帰ることを許してもらいます。

しかし、たった一つの条件がありました。

地上に無事帰るまで、決して妻を振り返って見てはいけない

というものです。

喜んだオルフェウスは、妻を連れて地上に向かいますが、もう少しで到着する、ということで、ついつい振り返って妻を見てしまいました。

すると、妻はあっという間に地下に連れ戻されて、もう二度と連れて帰ることはできなかった、

ということです。

*オルフェウスの神話の詳しいお話は、こちらの記事も合わせてどうぞ!

オルフェウスの伝説的な音楽とは?!

さて、このギリシャ神話を、ジャン・コクトーが独自にアレンジして、

1950年のフランスに舞台を移して作り上げたのが、

『オルフェ』

主人公のオルフェは、成功した詩人で、「詩人カフェ」に集まる芸術家たちの間では有名人。

多分、ジャン・コクトー本人のイメージも投影されているのかな?というキャラクターになっています。

映画の中のオルフェは、「詩人カフェ」でたむろしていたある日、芸術家のパトロンとなっている美しい「王女」と呼ばれる女性と出会います。

この「王女」が多分、ギリシャ神話の冥界の女王ペルセポネなのでしょうね。

すると、「王女」の支援している有望な若手詩人がオートバイにはねられる、という事件が!

大怪我をおった若手詩人を車に乗せるよう指示されたオルフェは、理由も分からないまま「王女」と車に乗って、怪しい屋敷へ・・・

するとその屋敷で「王女」は若手詩人を連れて鏡を抜けて、どこかへ消えてしまいます。

そこで気を失ってしまったオルフェは、気がつくと屋敷も消え、運転手ウルトビーズに乗せてもらって自分の家へ。

妻ユーリディスは一晩帰ってこなかったオルフェを心配していましたが、

怪しい「王女」の魅力に取り憑かれたオルフェは気もそぞろ。

そして、妻ユーリディスにも、怪しいオートバイが・・・

というストーリーになっています。

ギリシャ神話のオリジナルとは少し違って、

オルフェが死者の国の「王女」に心を奪われてしまうこと、

そして「王女」の運転手ウルトビーズが、この世とあの世を行き来してオルフェに寄り添うこと、

などなど、コクトー自身のアレンジが色々加えられていて、

なるほどね〜、コクトーの目から見ると、ギリシャ神話はこうなるのね〜

と、芸術家の発想のすごさを色々と発見できる映画になっていますよ!

そして、この映画で一番面白いのは、

コクトーのイメージした、死者の国!!

生きている人間が死者の国に行って帰ってくる、っていうのがオルフェウス神話の一番の要のところですが、

この映画の中でもオルフェが妻を探して「死者の国」に足を踏み入れる場面が一番の見どころです!!

え〜、コクトーの考える「死後の世界」ってこうなんだ!!

って新鮮な驚きがいっぱい!

「死者の国」の入り口って、鏡なんだ、

とか、

「死者の国」への道の途中で、生前の記憶が現れる

とかは分かるかな〜

でも、死後の世界に行くときに、手袋をしなくちゃいけないのは何で?

しかも、その手袋が、どう見てもタダのゴム手袋!!

お母さんが洗い物をしてる時に使うゴム手だ!!

と、若干笑える発想もあったりして、なかなかに楽しめます!

ゴム手はいらないだろ! と内心ツッコミましたよ!

自分の想像する「死者の国」のイメージと比べてみるのも楽しいと思いますよ!

少なくとも、自分がイメージするようなのとは違うなあ〜

みなさんはどんなイメージ?

私たちもいつかは行かなくちゃいけない世界ですから、色々と空想してみるのも楽しいですよ!

*こんな映画と比べてみるのも楽しいかも。同じく「死者の国」に行く映画『リメンバー・ミー』!!

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この映画『リメンバー・ミー』と、「死者の国」に行く「冥界下り」の神話については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

『リメンバー・ミー』死者の国に行ったらどうなる?

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さて、このコクトーの名画

『オルフェ』

現在は自宅で気軽に見れるようになっていますので、まだ見たことが無い方は、ぜひ一度目撃してみてください!

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そして、今はありがたいことに、動画配信サイトでもポチれば簡単に見られるようになりました!

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映画『オルフェ』ぜひ一度見てくださいね!

ということで本日は、

フランスが生んだ偉大なる芸術家、ジャン・コクトーの映画

『オルフェ』

はギリシャ神話のオルフェウスがテーマになっているんですよ!

というお話でした!

映画史に残る傑作映画を、この機会に見直してみませんか?

そのほかにも、ギリシャ神話が分かるといろんな映画や芸術作品の元ネタも分かるので、

よかったら色々と楽しんでみてくださいね!

*この記事に興味を持った方は、こちらの記事も合わせてどうぞ!

「こと座流星群」見頃!こと座はオルフェウスの竪琴!

冥界の王ハデスは死神なのか?!

デメテルは母なる女神!









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