ギリシャ喜劇

日本の喜劇王・志村けんさん追悼

こんばんは。 イレーネです。

日本を悲しみに包むニュースが流れました。

日本中で愛されたコメディアンの志村けんさん

その大スターが、新型コロナウイルスにより帰らぬ人となりました。

国民的コメディアンとの突然の別れに、哀悼の意を込めて追悼記事を捧げたいと思います。

新型コロナで突然の別れ・・・

本当に信じられないニュースでした。

子供の時から、コント番組にCMにといつでもテレビの中にいた

国民的コメディアン 志村けんさん

まだまだお元気で、活躍されているのが当たり前みたいに思っていたら・・・

新型コロナウイルスにより、あっという間にこの世に別れを告げて行かれました・・・

これほど長い間国民を笑顔にしてきて、そんな突然の別れが来るなんて、誰も想像していなかったと思います。もちろん、まだまだバリバリ活躍されていたご本人も含めて・・・

多くの人たちに愛された偉大なコメディアンの死に、日本中から悲しみの声が寄せられています。

本当に信じられない。

志村けんさんのご冥福をお祈り申し上げます・・・

「喜劇」の正統を受け継ぐ大コメディアン

こうして志村けんさんが亡くなられたと聞くと・・・

その存在の大きさに改めて気付かされます。

子供からお年寄りまで、みんなに人気だった志村さん

常に日本のお笑いの中心にいました。

今後、そのポジションを受け継ぐ人が出てこれるかどうか・・・

志村さんのお笑いは、マイクの前で立って話す関西系の「漫才」とは一線を画していて、

コミカルな表情や動きが中心で、誰が見ても文句なく笑ってしまうようなものでした。

志村さんはセリフを一切言わなくても、舞台に出て来ただけでみんなを笑わせられる人でした。

有名な「ヒゲダンス」も出て来てダンスしてるだけでもう爆笑。

こういうふうに、コミカルな動きと表情だけで爆笑に巻き込む、っていうのは、

チャップリンの時代からの正統派。

ハンガリー舞曲のヒゲ剃り

こうして比べて見てみると、志村さんもチャップリンなど「喜劇」の王道を相当勉強されたんじゃないでしょうか。

チャップリンは今見ても全然古さを感じませんし、今でもクスッと笑っちゃいますね。

志村さんの笑いも、常に時間を超えていましたよね、キャラクターも、もう何度も見たことがあるキャラクターなのに、笑っちゃうという・・・

それは、こういう「喜劇」の王道を引き継ぐ正統派の笑いを目指していたからこそですよね。

世界でも通用した「喜劇」

そして、今回の報道で初めて知ったのですが、

志村さんは海外でも人気が高く、

台湾では「喜劇王」として有名だったのだそうです!

このたび逝去の方を受けて、台湾総統からお悔やみの言葉が日本語で発信されていました。

失ってみて、改めてその偉大さに気がつくというか・・・

今の日本で、こうして海外からもお悔やみをいただけるコメディアンが何人いるのでしょうか。

志村さんの笑いは、コミカルな動きや表情など、パントマイム的な要素で笑わせるのも多かったので、言葉と国境を超えて全ての人たちに理解しやすかったのでしょう。

日本でも子供からお年寄りまで笑わせることのできる数少ないコメディアンでした。

「喜劇」の元祖・ギリシャ

そして、こういうコミカルな動きや、表情、

そして遠慮のない下ネタ!!で笑わせるというのは、

実は古代ギリシャの喜劇の時代からの正統派でもあります!!

古代ギリシャの喜劇の上演では、こんなふうなコミカルな表情の仮面をつけて、大事なとこ露出して・・・(本物じゃなくて、衣装だったらしいですよ!でもこの絵だとモロ出しに見えるな〜〜)爆笑を誘っていたらしいです。


古代ギリシャ喜劇の俳優(c. 紀元前350– 340頃)

志村さんも、「漫才」とは違って、きっちりメイクして衣装もつけて、演劇の要素が強かったですよね。

で、ネタには下ネタが多くって・・・笑

これは本当に、ギリシャ喜劇とも共通する世界なんです!!

そう、志村さんはコメディーの元祖、ギリシャ喜劇から見ても正統派の笑いだったんですよ〜

ご本人はそこまで意識はしていなかったかもしれませんけど、自然にやっていたのだとしたら、それもすごいです!

*古代ギリシャの喜劇がどんなだったか気になる方は、こちらの作品などをぜひ読んでみてくださいね!

志村けんさんのご冥福をお祈りいたします

ということで本日は、

日本中を悲しみに包んだ

コメディアンの志村けんさん逝去

のニュースでした。

全日本国民に愛された、偉大なコメディアンでした。

「喜劇」の王道に真っ向から取り組み、ブレない王者でした。

惜しまれてなりません。

改めて国民的コメディアンとして長年の間活躍された志村さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

R.I.P.

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