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ギリシャの音楽

ギリシャ音楽ライブイベントに行ってきたよ!日本でブズーキの音色に酔いしれる・・・

先日、ご縁あってなんと!

ギリシャ音楽ライブイベント

に出かけてきました!

ギリシャの音楽、ギリシャ・コーヒー、そしてギリシャ神話の絵画に囲まれて、

今ここはどこ?日本?ギリシャ?と一瞬自分の居場所を見失ってしまいそうに!

そんな楽しい時間を過ごしてきましたので、本日はそのレポートです!

ギリシャ音楽ライブイベント!

ということで、そうなんです、

私イレーネ、嬉しいことに

日本で行われている世にも珍しい

ギリシャ音楽ライブイベント

に出かけてまいりました!!

このイベントを主催されている

ギリシャの民族楽器ブズーキ奏者のyoyaさん

なんとこのブログをご覧くださり、「ご興味あれば」とお声をかけてくださったのです!

ありがたき幸せ!

と鼻息荒く出かけてきましたよ〜

このイベントは、

ギリシャ音楽バンド ELLI-ANA さん

古代ギリシャの楽器リュラ奏者 佐藤二葉さん

のコラボ!

そして、イベント会場には

ギリシャ神話を題材にした絵を書かれている千葉政助先生の絵がずらり!

しかも、来場者には、

ギリシャのスナック & ギリシャコーヒー が振る舞われる!!

という、文字通り

ギリシャにどっぷり浸れるイベント!

まさか、日本の東京でこんなイベントが開かれているとは!

イベントの途中でも、はて、自分はどこにいるのか??

と一瞬自分を見失いそうでしたよ!

イベントを突撃リポート!!

そんなわけで、幸運にも

ギリシャ音楽ライブイベント

に迷い込むことに成功した自分イレーネ。

いそいそとライブ会場の端っこに腰掛けて演奏を待っていると・・・

ギリシャ音楽バンド ELLI-ANA のみなさん登場です!

うわ〜、ブズーキ2台!

フォークギター

そして古代ギリシャの楽器リュラ奏者の佐藤二葉さんは、

最初は打楽器&ボーカルでご参加!

音楽は誰もが知ってる曲も含めて、ギリシャの「レベティコ」と呼ばれる歌謡曲がたっぷり!

*この曲は自分も知ってたよ〜 聞いたことある方も多いはず!

Manos Hadjidakis - Never on Sunday

ギリシャの歌謡曲って、哀愁のあるメロディーがどことなく演歌っぽいというか、

さっくり言うと、明るい演歌?みたいな感じで、

日本人の自分が聞いても郷愁をそそられると言うか、癒される感じがするんですよね〜

そして、この写真で、バンドの皆さんの背景に写り込んでいるのは

千葉政助先生のギリシャ神話絵画

だったりします。

たぶん、著作権とか、発生するよね?と、この遠目の距離の写真でもドキドキしちゃうのですが、

た、たぶんこれくらいの距離なら大丈夫なはず?!

近くで見ると、とても精密に美しく描かれていて、時空を超える気分がする絵画ですよ!

ギリシャ神話の有名な場面がピックアップして描かれているので、

ギリシャ神話好きとしてはたまらない絵ばかりです!

そして会場では、自分イレーネのもう一つのお目当ての

ギリシャコーヒー!

ギリシャコーヒーについては、自分イレーネは苦〜い失敗体験があるのですが・・・

*どんなだったかは、こちらの記事をご参照ください!

>>ギリシャ・コーヒーってどんな味?!

今回はちゃんと!粉が沈むのを待って!!飲みましたよ!

このコーヒーはマイルドで飲みやすく仕上がっていましたので、砂糖なしでいけました。

ギリシャからの留学生である、パナヨティドゥ・クリスーラさんが入れて下ったそうです。

なんと、おじいさんはカフェニオンを経営されているとか!

そのおじいさん直伝のレシピですから、それは美味しいはずだ〜

さらには、会場には、美味しそうなギリシャの軽食も用意されていました!

バクラヴァ、ピスタチオナッツ、真っ白な粉砂糖のかかったルクミ、ザジキ・・・

などなど、食いしいぼうの自分はここでもテンションが上がり、

一つ、また一つとつまんでギリシャ気分に浸っていましたよ!

もう、なんて、至れり尽くせり!

ギリシャ好きを骨抜きにするイベントなのでした!

バンドメンバーにお話を聞いたよ!

さて、演奏の途中には、バンドの方々のお話も伺いたい・・・

と隙を狙って直撃トークもさせていただきました!

まずは、

ボーカル&ギターの mao さん!

実は・・・ミュージシャンであるだけではなく、占い師さんでもあるのです!

ひえ〜、なんて多才なんでしょう!

会場で振る舞われていたギリシャコーヒー、

この飲み終わった後の粉の状態で

ギリシャコーヒー占い

もしてくださいました!

飲み終わったコーヒーのカップを、こんなふうに裏返して・・・

底が冷えるまでしばし待ちます。

そして、底が冷えたらひっくり返して、カップに残ったコーヒーの粉の状態から、運勢を占うのです!

自分イレーネの運勢は・・・

昇り竜!!

・・・ってそれ、ヤ○ザの方達のお背中にあるヤツじゃ〜ん。

そうじゃなくて、

天に向かって上昇するドラゴン!

と言う、これから運気が上がるぞお〜という、ありがたい運勢を示しているのです!

イエ〜イ!

自分に都合の良いことは全面的に信じるおめでたい自分は、これだけでも来たかいがあったというもの!

(それにしても、占いの最中も写真を撮っておけばよかったのですが、運勢の解説を聞くのに夢中で、忘れました・・・もったいない)

そして、

ブズーキ担当 ギリシャのコスタさん!

ブズーキはギリシャの民族楽器で、普通のギターが6本弦のところ、8本弦なのが特徴です。

8本もあるから、演奏難しいですよね?と伺ったところ、

2本ずつセットなので、実際は4本弦と同じなのだとか。

2本ずつ同時に鳴らしているので、ポロポロと複雑な音が出せるのですね!

しかしイメージとしては、とっても演奏は難しそう・・・

さぞや小さい頃から習っているのでは?と伺うと、なんと20歳になってから始められたとか!

ということは、今日本で興味を持った皆さんも、始めてみれば習得できる可能性大!

自分は・・・あまりにも指が不器用で、とても弾ける気がしないけど、

楽器に心得のある方はぜひ!

ブズーキは、この写真のように、洋ナシを半分に割ったような可愛らしいフォルムも特徴です。

しかも、コスタさんの持っているブズーキは、

螺鈿のような装飾が張り巡らされていて、とってもお高そう・・・

と思ったら、なんと、この楽器はギリシャの経済危機の時に、現金と引き換えに安くても手放す方がいて、特別に手に入れることができたのだとか。

そうして手に入れたブズーキは、今は海を渡って日本でその音色を響かせているという、なんとも不思議な運命を辿っているのでした!

ブズーキ本人も、まさか日本にまで連れてこられるとは、思っていなかったに違いない?!

そして、このイベントでは、

古代ギリシャの楽器 リュラ奏者の佐藤二葉さんも参加!

この古代ギリシャの楽器リュラを生で見るのは初めてで、感動ものでした!

リュラを構える佐藤二葉さんのお姿は、どこの女神かと思うくらい神々しい・・・

このリュラという楽器は、

ギリシャ神話ではヘルメス神が亀の甲羅で作って、アポロン神にあげたというもの。

だから現在でも、亀の甲羅で作ってあるものもあるそうですが、本日のイベントでは木製のものをお持ちでした。

この楽器は、古代では広く使われていたものの、その後製造は途絶え、

現在は復刻してまた作られるようになったそうです。

古代の楽器なので、半音をあげるなどの操作は、その都度ペグをいじって調節するのだそうです。

難しそう!

しかも、リュラは7本弦と思っていたのですが、この楽器はよく見ると10本くらい弦があります。

さらに難しそう!

そして、古代の音楽は、石碑に刻まれているのを元に再現して演奏してくださっているそうです。

もちろん、全てが分かるわけではないので、発音の高低にしたがってご自分で作曲もされるのだとか!

素晴らしい才能の持ち主でいらっしゃいます!

しかも、このギリシャの古代の楽器リュラを演奏する方は、日本でも佐藤さん以外にはほとんどいらっしゃらないということで、とても貴重な活動をなさっているのですね。

自分も陰ながら、この貴重なご活動を応援させていただきたいと思います!

最後にリュラと一緒にポーズもとっていただきました!

美しい!一瞬にして古代ギリシャの世界にタイムスリップしてしまいましたよ!

そして・・・

バンドメンバーはもう一人、

このイベントに声をかけてくださった

ブズーキ奏者の yoya さん

もいらっしゃるのですが、当日はホストとしてお忙しくされていて、

できればお話を伺って写真も・・・と虎視眈々と狙っていたのですが(コワイ?)

なかなかそのチャンスに恵まれず、結局撮りそびれてしまいました〜(涙)!

残念!

次回もこのようなイベントがありましたら、その時にはぜひ!

このイベントは2時間はたっぷりあったのですが、とにかくあっという間に時間が過ぎてしまって、

演奏も、あっという間に最後の曲?!もっと聞きたい!というくらい。

今思い返すと、もっと写真撮っておけばよかった〜!の連続ですが、

楽しい時間は過ぎるのが早いですね!

このイベントを主催してくださった皆さん、改めまして本当にありがとうございました!

イベントを終えて・・・

さて、そうして自分のギリシャ音楽イベント初潜入は、あっという間に終了してしまったのですが・・・

まさかこの日本で、こんなにもギリシャを愛する方達が大勢いらっしゃるとは、

そしてこんなにもギリシャ満載のイベントを開いてくださっているとは、

自分にとっても嬉しい驚きでした!

イベントの最後にご挨拶くださったギリシャ大使ご本人も、きっと驚き、喜んでくださっているに違いないと思います。

普段だったら、出会った人に「ギリシャが好きなんです」と言っても「へー」の一言で終わるところが、

このイベントには「ギリシャが好き」という以上にギリシャを極めまくっている方達がたくさんいて、

いやほんとに、壮観の一言でしたよ。

でも、こういうお話をすると、

「なんでそんなにギリシャが好きなの?」

と疑問に思う方もいるかもしれません。

自分も実際よく聞かれますから、そう思われるのも当然かもしれません。

理由はたくさん思いつきます。

海がキレイ、気候が良い、人が良い、歴史と文化の国、食べ物が美味しい・・・

でも・・・

はっきり言って特に決定的な理由は見当たりません。

でもなぜか、惹かれる。

ギリシャという自分と違う文化、異なる文化に惹かれる。

分からないからこそ、知りたい、理解したい、歩み寄りたい・・・

そういうふうに、自分の生まれ育った文化ではない、異なる国や文化を愛するということは、究極的には

自分と異質のものを受け入れる

という姿勢のことなのではないかと思うのです。

私たち日本人にとっては、遠いギリシャは当然、言葉も違えば文化も違う、自分たちとは全く異質なものです。

その異質な文化を、否定したり、批判するのではなく、

認め、受け入れ、理解しようと努力すること、リスペクトすること

もちろん自分とは違うわけですから、理解するためには自分も学ばなくてはいけません。忍耐力も必要です。

でも、根気よく相手のことを知ろうとし、その存在を認めて敬意を払うことは、

寛容であること

そのものでもあると思うのです。

その姿勢は当然、全否定し排斥しようとするような不寛容な姿勢とは真逆なものです。

行き過ぎた不寛容は、テロになります。ヘイトクライムになります。

でも、そう言った不寛容は、私たちに悲しみをもたらすばかりです。

そうではなくて、たとえ異質な文化であっても、異なる国であっても、

興味を持ってその存在を認め、受け入れ、大切に思い、リスペクトすること

これは国や文化だけではなく、個人対個人でもきっと同じことで、私たちは生涯をかけて、この「寛容さ」を学ぶために生きているのかもしれません。

だから今自分は「ギリシャが好き」ですが、この先他の国や文化に興味を持っても、それに対する姿勢というのは同じだと思うんです。

相手を認め、受け入れること。

そして、相手の立場に立ってみれば、自分たち日本も十分変わっているし、つまりは

自分だけが唯一絶対ではない

ということを知る目を持つことなんじゃないか、と思うのです。

この日、イベントに集まった皆さんが、ギリシャも日本もなく笑顔で認めあい、受け入れあっている姿を見て、楽しく過ごした帰り道には、改めてそういうことを思いました。

そしてそういうことに改めて気付かせてくれた、yoya さんをはじめとする主催者の皆様には、この場を借りて改めてお礼申し上げます!

ありがとうございました!

ギリシャ音楽がもっと広まりますように!

ということで本日は、

先日、初めて

ギリシャ音楽ライブイベント

に出かけてきました、という話題でした!

ギリシャの音楽、ギリシャ・コーヒー、そしてギリシャ神話の絵画に囲まれ

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

日本ではなかなかギリシャの音楽を聞ける機会がないですが、どこか東洋的な哀愁のあるメロディーは、絶対日本の人たちにもウケるはずです!

これから、もっとギリシャ音楽が日本でも人気が出るといいな〜。

私もその日まで、細々と「日本でもギリシャ」続けていきたいと思います!

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