どうも、イレーネです。
今年の終戦記念日がすぎましたけど、テレビで戦争の話題が取り上げられる回数も減った気がして、なんだか寂しい気がしました。
そんな時こそ、戦時下の市民の暮らしを描いて今なおロングラン中の
『この世界の片隅に』
を見なくちゃ!!
そして、この映画、なんとロングバージョンの
『この世界のさらにいくつもの片隅に』
が上映されることにもなり、まだまだ勢いが止まりません。
終戦記念日には、これからこの映画をテレビで流すことにすればいいのに!
戦争を忘れないで!『この世界の片隅に』
そういうわけで、今年の終戦記念日は、
戦争のことを日本が忘れちゃったの?
って少し疑問に思うくらい、戦争関連のテレビ放送もほとんどなかったように思います。
戦後73年、ってこういう風化も起きてくる時なんですよね。
だけど、これで何が起きたかをすっかり忘れてしまって、また同じ過ちを繰り返す、って、人類が延々と繰り返してきた過ちですよね。
でも、そんな中で、気を吐いているのが、
資金も集められなくて「クラウドファンディング」で映画製作にこぎつけた、という話題の映画、
『この世界の片隅に』
なんと、今でもロングラン上映継続中!
「644日目」 #この世界の片隅に
この夏の上映【上映、今日まで】
川越スカラ座
キネマ旬報シアター
テアトル新宿
高崎電気館
高田世界館
福井メトロ劇場
シネピピア
シネマ尾道
シネマルナティックお見逃しなく!
— 片渕須直 映画「この世界の片隅に」公開中 (@katabuchi_sunao) 2018年8月16日
私もこの映画見たんですけど、とにかく圧倒されました!
戦時中の暮らし、風景を丁寧に再現していて、戦争に翻弄されてしまった市民たちの悲しみがものすごく心に響いてくるんですよね・・・
一人でも多くの人たちに見ていただきたい映画!!
それだけの映画ですから、日本でも世界でも高い評価を得ています!
しかもなんと!
ロングバージョンの
12月から公開されます!
戦時下の日常を生きるすずの想いがより深く描かれるーー。
2016年11月12日に公開され、深い感動の輪を拡げていき、大きな反響を呼んだ映画『この世界の片隅に』。多くのファンと上映劇場の熱意に支えられ、公開から1日も途絶えることなく600日以上も、日本全国どこかの劇場で上映が続けられた。
本作は新規場面を付け足した別バージョンの作品だ。たくさんの新規映像を加えることで、「さらにいくつもの人生」が描かれる。
これまでの映画『この世界の片隅に』とは一部主題も変わってくるため、別の題名をつけた「もうひとつの映画」として制作される。
そして、すずたちの心の奥底で揺れ動く複雑な想い、も描き出される。より大人な印象となるすずにもまた会いに来てほしい。(公式サイトより : https://ikutsumono-katasumini.jp/ )
これだけこの映画が観客から大きな支持を集めているのって、
やっぱり普通の一般市民の体験した戦争のお話で、こういう市民の声って、すぐ消えていって忘れていってしまうものだからかと思うんです。
でも、市民の「戦争なんかいやだ」って声は、それこそ古代ギリシャの時代から、ずっと変わらない。
そんな思いを伝えてくれるのが、この映画なんじゃないかなと思います。
だから、民法のテレビ局がどんどん戦争を忘れていってしまっても、こういう映画で記憶をつないでいって欲しいですね!
頑張れ!片渕監督&のんさん!
いろんなバージョンが出揃った『この世界の片隅に』
そして、この映画
『この世界の片隅に』
現在、いろんなバージョンが出揃ってきて、色々選べるようになりました。
片渕監督によるアニメ版は
DVD&blue-Rayも発売中!
[amazon_link asins='B0728MT782' template='CopyOf-kaereba' store='skyhigh112-22' marketplace='JP' link_id='63108bd2-24ae-42e8-814f-956431270676']
そして、動画配信でも見れます!
[amazon_link asins='B06ZZB35B2' template='CopyOf-kaereba' store='skyhigh112-22' marketplace='JP' link_id='95e37ff0-f4fc-4565-bf88-3d5630214c6d']
このアニメ版映画の原作は、
こうの 史代さんによるコミックス。
これも、とても面白くて、一気に読めました!
[amazon_link asins='B009DBYLLG' template='CopyOf-kaereba' store='skyhigh112-22' marketplace='JP' link_id='ed9fd811-a8ea-4dbb-a03c-9b087b840b2b']
そして、現在テレビで放送中の、テレビドラマ版もあります。
実は、こちらのドラマ、私は見てない・・・
なぜかというと、最初に見た片渕監督版があまりにも鮮烈で、違うイメージを入れるのは、当分いいかな、と思っちゃって・・・
でも、こちらも力作になっているようですので、見ている方も多いんじゃないかと思います。
[amazon_link asins='B07FDN2PCL' template='CopyOf-kaereba' store='skyhigh112-22' marketplace='JP' link_id='23ddc528-3d4a-4518-89f7-1e3b1e60ee71']
そんなわけで、
片渕監督が映画化しようとした時には、資金が集まらなくて苦労した、というお話が今や信じられないくらい、すっかり日本中で支持される作品になりました。
これで、「市民の見た戦争」というものを、私たちがいつでも思い出せるようになれば、いいな、と思っています。
古代ギリシャの「市民の見た戦争」
そして、この
『この世界の片隅に』
を見たら、ぜひ思い出して欲しいのが、
今からおよそ2500年前のギリシャで、
喜劇作家のアリストパネスが、
戦争が嫌だ、戦争を止めたい!という市民の声を作品に残していることです!
いつの時代も、市民が望むのは平和。そして身近な人たちとの平和な日々の暮らし。
この映画と合わせて、ぜひ読んで欲しいなあ〜と思います。
このアリストパネスの「平和3部作」について詳しくは、以下の記事をご参照くださいね!
『この世界の片隅に』ロングランが続きますように!
というわけで本日は、
戦時下の市民の暮らしを描いた傑作アニメーション映画
『この世界の片隅に』
なんとロングバージョンの
が上映されることにもなり、まだまだ勢いが止まりません!
映画は現在もなおロングラン中!
という話題でした!
これからも多くの人たちが、この映画を見て、戦争というものを考えるきっかけとなってくれればいいな、と思っています。
そして、終戦記念日に民放テレビ局などは、バラエティー番組だけを垂れ流すようになっているようですから、
そんなくらいなら・・・
これからは終戦記念日にこの映画をテレビで流すことにしよう!!
と強く思いました。この声がテレビ局のトップの人にも届くといいなあ〜