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ギリシャ神話

ギリシャ神話のエコーは「こだま」の語源だよ!意外と身近なその言葉の由来とは?

山のこだまなど音の反響のことを

エコー

と言いますよね。

日本語でも日常で使われている言葉になっていますが、

実はこの言葉は

ギリシャ神話に由来します!

美少年ナルキッソスに恋をして、声だけが残ってしまったという

かわいそうなニンフ・エコーの名前がその語源。

そして今ではAmazonのガジェットの名前としてもすっかりおなじみという、

この「エコー」(こだま)について、簡単にご紹介します!

「エコー」はギリシャ神話の登場人物だよ!

さて、そんな日本語でも日常で使われている言葉

エコー

ですが、

実はギリシャ神話に由来します

「エコー」は、ギリシャ神話に登場するニンフの名前!

ギリシャ語では正しくは「エーコー」なんですが、日本では英語に合わせて「エコー」って言われてます。

ギリシャ神話のニンフっていうのは、木や泉などの精と言われていて、自然の中にいる精霊みたいなもの。

そんなニンフの

「エコー」は、美少年ナルキッソスに恋をした神話で有名ですよ!

「エコー」はちょっとかわいそうなんですが、

ゼウス神が妻のヘラから浮気を隠すために、

「エコー」が自分一人で会話をしているふりをさせたってことなんですね。

でも、ヘラが簡単にこのトリックを見破ってしまって、

「エコー」が人が言った言葉を繰り返す「こだま」に変えてしまった、ということです。

だから、「こだま」って、同じ事しか言わないでしょ?

そういうわけで、人の言うことをオウム返しするしかできなくなってしまった「エコー」ですが、

そんな彼女が美少年ナルキッソスに恋をしました。

でも、同じ事しか言わない「エコー」がうまく恋を成就させることができるはずもなくて、

恋に破れた「エコー」は、やがて体は消え失せてしまって声だけが残った、という事です。

だから今でも、山に向かって叫ぶと、同じことだけを返してくる「エコー」の声が聞こえるのでした!

ウォーターハウス「エーコーとナルキッソス」(1903年)

*美少年「ナルキッソス」については、こちらの記事でも紹介していますので、合わせてご参照ください!

>>ギリシャ神話の美少年ベスト3!

「エコー」は Amazonのガジェットでもおなじみ!

さて、そんな悲しい神話のあるギリシャ神話の

エコー

ですが、

今では日本語でも「エコー」と言えば音の「こだま」として日常で使われていますし、

そしてAmazon の人気商品

Amazon Echo (エコー)

の名前としても、すっかりおなじみですね!

私はまだ買っていないのですが、

音楽をかけてくれたりタイマーになったり何でもできる賢いガジェット、いつも欲しいなと思ってみてます。

この「Amazon Echo (エコー)」は、その頭脳である「アレクサ」に話しかけると、いろんな用事をこなしてくれのですよね。

この「アレクサ」というのは、ヨーロッパ系でよくある女性の名前で、

「アレクサンドラ」の愛称です。

その名前を聞けばピンとくる方も多いかもしれませんが、

「アレクサンドロス」の女性版の名前ですね!

「アレクサンドロス」はもちろん、かの「アレクサンダー大王」と呼ばれる「アレクサンドロス3世」と同じ名前!

由緒正しいギリシャの名前です。

ギリシャ語で直訳すると、「守る男」という意味の「アレクサンドロス」

その女性版が「アレクサ」!!

Amazon は会社名からしてギリシャ神話ですが、この人気ガジェットも、やっぱりギリシャがらみの名前なのが面白いですね!

*Amazon の由来の「アマゾン族」については、こちらの記事をご参照くださいね!

>>アマゾン族って一体どんな人たち?ギリシャ神話の女性だけの戦士集団

ギリシャ神話の「エコー」は意外と身近に?

というわけで、

山のこだまなど音の反響のことを指す

エコー

の語源となった、

ギリシャ神話のニンフのエコー

について、簡単にご紹介しました!

今では「エコー」は日本語でも日常で使われている言葉になっていますし、

Amazonのガジェットの名前としてもすっかりおなじみですので、

実は現代の私たちの生活にもとっても身近ですね!

次にこの「エコー」という言葉を耳にする機会があれば、

この声だけが残ってしまったというギリシャ神話のエコーについても、ぜひ思い出してあげてくださいね!

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