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[ギリシャ神話]ニケとナイキは同じ女神だよ!

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どうも!イレーネです!

ギリシャ神話に登場する

「勝利の女神」

と言えば、

「ニケ」

ですが、

実はこの女神「ニケ」が、

スポーツメーカーのビッグブランド

「ナイキ」

の名前の由来だって、ご存知でしたか〜?

「ナイキ」は「ニケ」の英語読みだよ〜

そうなんですよね、意外と日本では知られていないんですけど・・・

ギリシャ神話の「勝利の女神」は「ニケ」

この「ニケ」女神の名前は、日本では誰もが知ってる、

「サモトラケのニケ」でも有名です。

こちらのあまりにも有名な彫刻は、

1863年、ギリシャのサモトラケ島で発見された女神ニケの像。

これにちなんで

「サモトラケのニケ」

と呼ばれていて、現在はフランスのルーブル美術館の大看板として、世界中からの見物客を引きつけています。

んで、この「サモトラケのニケ」を知ってても、

スポーツブランドの「ナイキ」

との関連はピンと来ない人が多いかもしれないんですけど・・・

「ニケ」(Nike)

を英語読みすると・・・そう!

「ナイキ」(Nike)!!

誰もが一度は見たことがある「ナイキ」のロゴマーク

これは、ニケ女神の翼を表しているということです!

By: ~ezs

そうだったんだ〜

確かに、日本語で「ニケ」というのと、「ナイキ」って、別物だと思いますよね?!

ただ、英語圏の方たちから見ると、ギリシャ神話の勝利の女神は「ナイキ」と呼ばれているので、

全く違和感はないんですよね!

これも言葉と文化のギャップが現れていますよね〜

ギリシャ神話の「勝利の女神ニケ」ってどんな女神?

さて、それでは、

「サモトラケのニケ」

で日本でもおなじみの、

ギリシャ神話の「勝利の女神ニケ」って、一体どんな女神なの?

と思われる方もいるかもしれません。

ギリシャ神話の「勝利の女神ニケ」は、

名前の意味はそのまま「勝利」(νίκη)で、

これを女神として神格化したのが、

「勝利の女神ニケ」(Νίκη)というわけです。

(*正しくは長母音を入れて「ニーケー」と読みますが、横棒が多くなって面倒なので、省略して書きますね〜)

この女神ニケの生まれとしては、

ティタン神族のパラスと、冥界の川ステュクスとの間に生まれた娘と言われています。

一緒に生まれた兄弟は

「ゼロス」(競争心)

「クラトス」(支配)

「ビア」(暴力)

ということで、なんだかおっそろしい名前が並んでいますが、

「勝利」はもちろん「戦争の勝利」も含まれていますから、こういった兄弟たちと一緒に考えられていたわけですよね〜

そりゃ、優しくて美しいだけじゃ、勝利はつかめませんよ?!

そんな甘っちょろいもんじゃないんだ! 勝利っていうのは!

*勝利の女神ニケの生まれについて詳しくは、ヘシオドスの『神統記』をご参照くださいね!

オリンピックの「勝利の女神」となったよ!

さて、そんな

ギリシャ神話の「勝利の女神ニケ」

ですが、

戦争の「勝利」を表すことはもちろんですが、

スポーツ競技の「勝利」の女神としても、ギリシャ人に大切にされていたんですよ!!

それは、古代オリンピック発祥の地、オリンピアへ行けばよくわかります!

現在も残るオリンピアの遺跡では、勝利の女神であるニケの像が、たくさん発見されているのです!

オリンピックで勝った人が、感謝の奉納品としてたくさん捧げていたんですよね。

一番有名なのは、

有名な古代の彫刻家パイオニオスが作ったという

「パイオニオスのニケ」 (紀元前421年ころ)

どうですか?! この美しさ!

顔部分がかけてしまっているのは残念ですけどね〜

このむっちりした太ももにまつわりつく薄い衣の表現とか、「サモトラケのニケ」に勝るとも劣らない一級品!

「サモトラケのニケ」が、これから飛び立つよ〜という一瞬をとらえているとするなら、

こちらの「パイオニオスのニケ」は、ふんわりと空から舞い降りたような優雅さがあります!

こちらはオリンピアの博物館に収蔵されていますので、お出かけの際にはぜひ現物をご覧になってくださいね!

その美しさに、しばし、時を忘れます!

こういう「勝利の女神ニケ」が、オリンピック競技で勝利した者に栄冠を授けてくれるというわけです。

逆に言えば、この女神ニケの力がなくては、アスリートがどれだけ頑張っても勝利をおさめることはできないということ。

だから、「勝利の女神が微笑む」って言いますけど、

人間のアスリートたちが死力を尽くして、あとは誰が勝つか、は勝利の女神ニケが誰に微笑むか次第。

それくらい、「勝負は時の運」でもあり、人間の力を超えた神様の領域の出来事でもあるんですよね!

だから、「勝利の女神ニケ」は、古代からオリンピックのアスリートたちにとっては、恐れ多い神様だったわけです。

でもきっと現代でも、「勝利の女神様」を味方につけたアスリートが、最終的には勝利をおさめているに違いないですよ!?

世界中から、トップアスリートたちが集うオリンピックですから、誰が勝ってもおかしくはないのです。

その拮抗した中で、誰が勝利をおさめるか、っていうのは、本当に神様しかわからないですよね!!

*古代ギリシャのオリンピックについては、こちらの記事もご参照ください!

[オリンピック]古代と現代で違うポイント7つ!

*「アスリート」の語源がギリシャ語だってことも、合わせてご参照ください!

「アスリート」もギリシャ語ですよ〜!

ローマ神話の「ウィクトリア」へ!

さて、このギリシャ神話の勝利の女神

「ニケ」

ですが、ギリシャ神話の他の神様たちと同様に、

ローマの神話に受け継がれていきます。

そして、ローマ神話では、

「ウィクトリア」

と呼ばれることになりましたよ。

この女神の名前をアルファベットで表記すれば、

Victoria

そう、英語読みすれば

「ヴィクトリア」!!

かのイギリスの「大英帝国」時代を象徴する

「ヴィクトリア女王」

のお名前は、ギリシャ神話の勝利の女神に由来するわけです!

わ〜、歴史の教科書に出て来ましたよね!

そして、

「ヴィクトリア女王」

のお名前がそうであるならば、

当然英語の

「ヴィクトリー」(victory) =勝利

って言葉も、そう、この女神の名前に由来するのです!

ですので、日本でもおなじみの

「Vサイン」

これは、「ヴィクトリー」(victory)の頭文字「V」を指で作るから、「Vサイン」なんですよね!

「ピースサイン」

とも言われますがね!

現代の日本人が、今でも写真を撮るたびにこのポーズをしているなんて、

ギリシャ神話からローマへ渡って行った勝利の女神も、さぞや驚いていることでしょう!!

「ナイキ」創業者の本もベストセラー!

そんなわけで、

ギリシャ神話の「勝利の女神ニケ」

いろんな形で現代の日本でもすっかりおなじみなのですが、

その名前を持っている

世界的スポーツブランド

「ナイキ」

が、また脚光を浴びていますよね〜

ナイキの共同創業者で前会長だったフィル・ナイトが書いた自伝

SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)
フィル・ナイト
東洋経済新報社

が、現在ベストセラー!!

これ、面白そうだと思ったんですよね〜

なんでも、世界的スポーツブランド「ナイキ」の創業時には、

日本のシューズメーカー「オニツカタイガー」

そして日本の大手商社「日商岩井」も絡んできて、

紆余曲折、波乱万丈の戦いだったそうですよ!

これから読んでみようと思うんで、読んだらまた、改めてレビューします!

それにしても、ギリシャ神話の「ニケ(ナイキ)」とスポーツと日本とアメリカ・・・

不思議な繋がりがあって、現在のスポーツ文化を支えているって、想像しただけでも面白くて、ワクワクしちゃいますね!!

skeeze / Pixabay

スポーツするときには、「ニケ」に感謝して!

というわけで、本日は、

ギリシャ神話に登場する

「勝利の女神ニケ」

と、

「Vサイン」

そして

スポーツメーカーのビッグブランド

「ナイキ」

の関係についてお話ししました!

今や私たちの日常生活に欠かせないくらいの巨大企業となった「ナイキ」

そこにも、ギリシャ神話の勝利の女神ニケの存在があったというのは、なんだか時空を超えたロマンみたいな?!

皆さんも、これからスポーツを楽しむときには、ギリシャ神話の勝利の女神ニケのことも思い出してあげてくださいね!

女神が思わぬ勝利を与えてくれるかもよ?!

*この記事に興味を持った方は、こちらの記事もどうぞ!

[古代オリンピック]第1回オリンピックはどんなだったの?

日本の中のギリシャ語「スタジアム」

オリンピックってどうやって始まったの?古代ギリシャからのスポーツの祭典!

スーパームーンとギリシャ神話!

[ギリシャ神話]魔女メーデイアは、最強にして最凶!!



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