当ブログは広告を掲載しています

ギリシャ語 日本語の中のギリシャ語

「仮想通貨」の英語はギリシャ語から?!

どうも〜、イレーネです!

いや〜、今週のもっともホットなニュースと言えば!!

「仮想通貨」の巨額流出事件!!

大儲けを夢見て「仮想通貨」に預金を託していた方達にとっては、大ショックですよね〜

でも、これからの時代、もはや「仮想通貨」は避けて通れない?!

と、話題満載、ケンケンガクガクの「仮想通貨」

この「仮想通貨」の英語って知ってます?

それ、ギリシャ語からできていますよ〜

「仮想通貨」って英語でなんて言う?

というわけで、

今何かと話題の

「仮想通貨」

なんですけれども!

今や日本中で、老いも若きもこのニュースで持ちきりですよね?!

仮想通貨大手取引所「コインチェック」で起きた、大規模流出事件!

580億円分も一気に消えてしまった!

って聞いても、桁が大きすぎてなんだか、ワケわかんなくなってる方、自分も含めて多いのでは?!

でもこれからの時代、世界中でインターネットで取引される「仮想通貨」を無視することはとてもできませんよね。

というわけで、これからの私たちにとっても大事な

「仮想通貨」英語でなんと言うか、ご存知ですか?

さすがに最近できた言葉だけあって、いくつか言い方があります。

日本語と同じ発想の virtual currency

あるいは「電子通貨」の digital currency

そして、新聞やニュースなどでよく使われている  cryptocurrency  がありますよ。

cryptocurrency (クリプトカレンシー)?

って、この中で一番ピンとこない言葉かもしれませんが、直訳すれば

「暗号通貨」

この currency はもちろん「通貨」ですが、その前についている接頭辞 crypto- と言うのは、「隠された」「秘密の」と言う意味です。

こちらの「TED talk」に登場する仮想通貨の研究者の方も、仮想通貨を説明するときには、

この  cryptocurrency を使っていますよ!

「仮想通貨」の語源はギリシャ語だよ!

と言うわけで、現在英語では、

この「仮想通貨」を指すのに、

cryptocurrency  

と言う言葉を使っています。

そして、この言葉は、予想がついた方も多いと思いますが、

実はギリシャ語からできた言葉なんですよ〜!

「通貨」を表す「currency」の前に、

「crypto-」と言う接頭語がついていますが、これは「隠れた」「秘密の」という意味で、

もともとはギリシャ語の「κρυπτός」(クリュプトス)

という形容詞で「隠れた」「秘密の」っていう意味の言葉だったんです。

動詞だと「κρύπτω」(クリュプトー)で、「隠す」「秘密にする」と言う意味です。

(*現代ギリシャ語では「クリプトー」と発音するので、こちらの方が英語に近いですね!)

名詞の「κρυπτή」(クリュプテー)は、地下室、霊廟、って意味ですが、

これはこのまま英語の「crypt」(クリプト)に引き継がれていますよ!

ちなみにこの「crypto-」と言う接頭辞がついた言葉では、そのほかに

cryptanalysis 「暗号解読」

cryptgraph 「暗号書記法」

などがありますよ。

というわけで、時代の最先端を行くと思われる

「仮想通貨」という言葉の英語には、なんと古代よりのギリシャ語が使われているよ!

と言うびっくり現象なのでした!

時空を超えて、先端技術が古代とつながっちゃいましたね!

これも「仮想通貨」の不思議なところ?!

そもそも「通貨」は古代ギリシャから始まったよ!

それにしても、

「仮想通貨」

という言葉にギリシャ語が使われているなんてね?!

と意外に思った方もいるかもしれませんが、

一応、多くの方が世界史の授業で習ったことの復習となりますが、

そもそも「通貨」としての「貨幣」の鋳造は、古代ギリシャの都市(ポリス)で、紀元前7世紀から始まったと言われていますよ!

地中海地域に広がったギリシャ植民都市では交易が盛んで、交換に便利だった「貨幣」を鋳造して「通貨」として流通させたんですね〜

最初のコインは金と銀の合金で、

その後にギリシャ有数の有力都市アテナイで銀貨の流通が広まって、それが各都市に広まっていった、ということです。

古代ギリシャの繁栄の陰には、交易に便利なコインの流通で商業を発展させて、財力を得た、という事情があったんですね!

「コイン」の歴史に、ギリシャあり! 

フッフッフッ

だから現在の「仮想通貨」と言う言葉に、ギリシャ語由来の言葉が使われていたって、な〜んにもおかしなことはありませんよ〜

*ここら辺の詳しいことは、大人気マンガ『インベスターZ』の第1巻にも描いてありますので、気になった方は読んでみてくださいね!

「仮想通貨協奏曲」はいつまで続く?

それにしても、2018年始まって早々の、

「仮想通貨」NEMの大規模流出事件!!

いや〜、本当にびっくりしました!

580億円?!ってなんなの?もはや理解不能!

しかし、ハッキング被害にあった取引所「coincheck」は全額被害を保証すると発表して、これもまた大ニュース!

そ、そんなにお金あるのかな??

と、小市民にとっては、もはやとても手は出せない大変なもの?!

みたいな印象も強くなってしまった「仮想通貨」ですが、

ここのところ「ビットコイン」をはじめとする「仮想通貨」のバブルが続いていたので、

「自分もちょっと、買ってみようかな〜」

って思ってた人もいるんじゃないですか?

かく言う自分もそうだ!

今更ながら、「仮想通貨」ってどんなものなのか、今ベストセラーになっている

『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』も買って読み始めたところだったもんね!

そうしたら、この本を書いた著者の方が、ニュースでバンバン出てきて頭を下げてて、驚いた驚いた!

と言うか、今この本がベストセラーになっているタイミングでこの事件か〜

全く、つい先日まで「仮想通貨」で億万長者が!って盛り上がっていたのに、一気に冷や水を浴びせられた方も多かったのでは??

まあでも、自分の場合、買ってもせいぜい1万円分くらい?ちょこっと買ってみようかな?

まだ「仮想通貨」の技術が不安定みたいで、度々流出事件とかもあったしね、

でも、仮に5倍とかになったら、5万円だよ〜ホクホク

ってくらいのもんだから、実際買ってたとしても大したことなかったんだけど。

でもニュースで見ると、相当額突っ込んでた方も多かったみたいだから、いや〜、その勇気たるや!

でも逆に言うと、それくらい「仮想通貨」への期待値が強くなってるんですよね〜。

たぶん、この事件があっても、世界が「仮想通貨」へ流れる勢いは止められないと思います。

今やもう、時代はインターネット、全てが仮想空間で行われる時代ですもん!

しかも、各国の通貨の為替レートとか、面倒臭いの考えなくて済むなんて、最高じゃないですか!

ってことは実は、これも最近のベストセラーになった

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』を読んでみて思ったんだけどね!

今はちょうど、過渡期なんですよね〜

インターネットが社会に定着してきて、これからさらに社会構造が劇的に変化していくことになるんだと思います。

これから一体どうなるんだろう?

ってちょっと不安になりますが、この勢いは止められない。

だって、インターネットが無い時代には、戻れないもの。

でも冷静に考えてみると、古代ギリシャでコインの流通が始まったときだって、

今以上にものすごい革命的な出来事だったわけで・・・

きっと混乱も起きただろうし、「絶対物々交換の方がいい!」って言う人もいただろうし・・・

でもそれでも、コインが世界を制覇したのは歴史が証明しているわけですよ。

だからきっと、この「仮想通貨」の革命も止められないはず。

いつか何百年か経った時に、人類の子孫たちが、「あれが歴史の変わり目だったなあ〜」って勉強するようになるかもね?!

だからきっと、この「仮想通貨」協奏曲は、まだまだ続くし、安定した運用がされるまでには、まだまだ流出事件も繰り返されるでしょうね!!

でも、その先の未来が、ちょっと楽しみだったりします!

「仮想通貨」の今後から目が離せない!

というわけで本日は、

新年早々の日本を揺るがせた

「仮想通貨」の巨額流出事件!!

にちなんで、

「仮想通貨」の英語って実はギリシャ語からできていますよ〜

というお話でした!

cryptocurrency  

ってちょっと難しい単語ですが、これを機会に、ぜひ覚えていってくださいね〜

*この記事に興味を持った方は、こちらの過去記事もどうぞ!

-ギリシャ語, 日本語の中のギリシャ語
-, , ,