どうも! イレーネです。
世界中に熱狂的なファンを持つ
クリストファー・ノーラン監督の最新作
「ダンケルク」
IMAX上映をターゲットにしてIMAX特別仕様で製作されたこの映画ですが、
9月9日の日本公開からおよそ一ヶ月。
いよいよIMAX上映も終了が近づいてきている模様です。
まだ IMAX 上映でこの映画「ダンケルク」を体験していない方は、終わっちゃう前に映画館に急ごう〜!!
映画「ダンケルク」についておさらい!
さて、まずは映画「ダンケルク」について、基本情報をざっとおさらいしておきましょう!
世界中でファンが首を長〜くして待っていた
クリストファー・ノーラン監督の最新映画
「ダンケルク」
監督: クリストファー・ノーラン
製作: エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
製作総指揮: ジェイク・マイヤーズ
脚本: クリストファー・ノーラン
出演:フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、バリー・コーガン、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、マーク・ライランス、トム・ハーディ
あらすじ:
海の町ダンケルクに追い詰められた英仏軍40万人。
若き兵士トミーは絶体絶命の地から脱出できるのか?
フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。背後は海。陸・空からは敵――そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くことを諦めないトミー(フィオン・ホワイトヘッド)とその仲間(ハリー・スタイルズ)ら、若き兵士たち。
一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと、民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた。民間の船長(マーク・ライランス)は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう。英空軍のパイロット(トム・ハーディー)も、数において形勢不利ながら、出撃。こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった。果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか。勇気ある人々の作戦の行方は!?
(映画の公式サイトより)
*この映画について詳しくは、こちらの過去記事もご参照ください
「ダンケルク」はIMAXで見てこその映画!
このクリストファー・ノーラン監督の最新映画
「ダンケルク」
この作品は、
鬼才クリストファー・ノーラン監督が初めて実話に挑んだ、
第二次大戦の激戦地・フランス北部の海辺の町「ダンケルク」を舞台にした映画です。
この作品の最大の特徴は、ノーラン監督自身がインタビューではっきり答えているように、
「戦場のヴァーチャルリアリティー」
を映画館で観客たちに体験させること!
そのために、ノーラン監督の選んだ手段は、
以前から監督がこだわり抜いて積極的に使い込んできた、IMAX技術でした!
映画全編の70%を IMAX 専用カメラで撮影したという、
前代未聞の IMAX 仕様映画!!
IMAX 専用カメラっていうのは、通常よりも規格の大きなIMAXフィルムに合わせたカメラなので、本体が1台50キロもあるという巨大カメラ!
これを撮影現場で自由自在に動かして撮影するっていうのは、これまでなかった試みなので、ものすごく画期的!!
これもひとえに、ノーラン監督が信頼している撮影監督ホイテ・バン・ホイテマさんの力でもあります!
今回の撮影では、イギリス空軍の戦闘機「スピットファイア」の翼にIMAXカメラを搭載する、
という荒技まで駆使して、驚異の映像をIMAXで撮影するのに成功したそうです!!
これは、本当にすごいわ!!
これまで IMAX撮影の技術を駆使してきたノーラン監督にとっても、
初めての試みが満載のエポックメイキングな映画!
ここまでこだわり抜いて作られた映像は、正直想像を超えた迫力でしたね!
映画を実際に見る前は、ノーラン監督の言う
「ゴーグルなしのヴァーチャルリアリティー」
っていうのが、いったいどこまで体験できるのか、半信半疑だったところもあったんですけど、
本当にこれは、下手にゴーグルつけて見る 3D 作品よりも、
目の前に映像が迫ってくる感覚があって、気がつけば自分は「ダンケルク」の戦場で戦闘に巻き込まれている体感がありました!!
今のところ、ハリウッド映画の大作では「3D」が主流になっていて、
その「3D」に水や空気などの体感を専用シートで作り出す「4D」上映が人気なんだけど、
IMAX技術の凄さは、その「3D」「4D」がチャチに思えてしまうほどなんです!
「3D」「4D」だと、確かに映像に奥行きが出るから、立体感を持って映画を見ることができるんですけど、
なんというか、IMAX上映だと、自分のまわりに映像がきている感覚!!
スクリーンと自分との距離感がわからなくなって、映像の中に自分が入りこんでいるような感覚なんです!!
だから、スクリーンに出てくる俳優さんたちともすごく近く感じるので、
彼らの戦場での緊張感が、ずっとヒシヒシと伝わってくる!!
この映画を撮るときにノーラン監督は、あまり映画の経験のない若手を主役級に起用して、
彼らを実際に戦場のセットに放り込んで、彼らが体験する戦場のリアルさを追求しているので、
彼らの恐怖感ってかなり本物に近いと思うんですよね。
その、ヒザが震えてくるような恐怖感が、ガンガン伝わってくる感覚です!
人間って、多かれ少なかれ、そばにいる人の感情に影響されるものじゃないですか?
すぐ隣の人が怒ってたり、泣いてたりしたら、自分には全く関係なくても、やっぱり影響を受けてしまいますよね。
それが、この映画「ダンケルク」を IMAX 上映で見ると、すぐそばに見える人たちが、死の恐怖と戦っているわけですから、
そりゃ〜、こちらも平常心で入られません!!
それくらい、「体験を共有する」という感覚を得られる映像って、
現在ある技術では、やっぱり IMAX しかないんだろうな。
この映画を IMAX 上映で見ると、ノーラン監督がなぜそんなに IMAX 技術にこだわっているのか、分かりますよ!!
だから、この映画「ダンケルク」に限っては、
IMAX 上映で見ないと意味がない!!
だって、せっかく IMAX 技術を最大限に引き出す撮影をしてるんだから、そりゃー IMAX 上映で見なくっちゃ、意味がないんですよね!!
*IMAXで「ダンケルク」を見てきた感想は以下の過去記事に詳しくまとめてあります!
「ダンケルク」 IMAX 上映そろそろ終了か?!
そんなふうに
IMAX の、 IMAX による、 IMAX のための映画
「ダンケルク」
ですが、9月9日の日本公開からおよそ一ヶ月経って、
さすがに、というか、ついに、というか、
IMAX 上映を終える映画館が出てきました!
関東のTOHOシネマズでは、10月12日(木)終了予定がアナウンスされています!
TOHOシネマズ新宿 10月12日(木)終了予定
TOHOシネマズ ららぽーと横浜 10月12日(木)終了予定
その他の映画館、109系、ユナイテッドシネマ系ではまだ終了日はアナウンスされてはいませんが、来週以降はもう厳しくなってくるかも。
でも、日本の映画館でIMAX上映を一ヶ月もやるなんてこれまでなかったので、
この映画「ダンケルク」は特別扱いだったのは確か。
しかも、今でも興行成績もいいですしね!
先週火曜日10月2日時点でも、興行成績ランキングまだ4位!!
これ、上映終わっちゃうのもったいないくらいだけどな〜。
というわけで、今週末あたりが「ダンケルク」をIMAX上映で見るラストチャンスになるかもしれません?!
まだ見てない方は、急いで劇場に行かなくっちゃ!!
これを逃したら、「ダンケルク」をIMAX上映で見る機会は、ほとんど無くなっちゃいますからね!!
じゃあ、自分もまたIMAX上映に行っとこうかな・・・
とは、自分の場合思わないので、悪しからず!!
だって!! 戦場のヴァーチャルリアリティーは、一回でいいよ!!
怖かったよ〜、何度も死にそうになったし!! (ヴァーチャルで)
だから自分はもう、行かないけど、まだ見てない方は一度は見る価値ありですよ!!
とにかくこれを見ると、
「あ〜、戦争なんて、絶対!!!!! いやだ!!! こんなふうに死にたくない!!」
って強く思うこと間違いなしです。
平和のありがたみを感じるという意味でも、このラストチャンスに、ぜひどうぞ!!
*この記事に興味を持った方は、こちらもどうぞ!!