
マイアミ・オープン、すごい戦いでした!
ギリシャ系オーストラリア国籍のテニス・プレーヤー
準決勝で、テニス界のレジェンド、
ロジャー・フェデラー!
と対戦!!
タイブレークに次ぐタイブレークの死闘を繰り広げましたよ!!
惜しくも敗れはしたものの、まちがいなく、新時代はキリオスのものだ!
歴史に残る大接戦!!
いや〜、すごい試合でした!!ギリシャ系オーストラリア人のテニスプレーヤー
7-6(9) 6-7(9) 7-6(5) で、
ロジャー・フェデラーをギリギリまで追い詰めましたよ!!
キリオスも、これに勝てば初めてマイアミ・オープンで決勝に進める!
という気合いとともに、王者に挑んでいきました!
正直、ここまでやるとは思っていなかった!
結果としては惜しくも王者の前に敗れ去りましたが、
よくやった、よくやったよ、キリオスくん!!
かんしゃく持ちでコーチもつけず、危なかっかしいところもあるキリオス選手でしたが、
やはりその才能・実力は本物だ!
フェデラーがキリオスとの大接戦を制し、ナダルとの決勝へ [マイアミ・オープン]
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月22日~4月2日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、今シーズン好調のロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を下して決勝進出を決めた。
第4シードのフェデラーは第1セットを先取するも、第2セットのタイブレークでは2度のマッチポイントを逃してフルセットにもつれこんだ。しかし、続く第3セットのタイブレークを制したフェデラーが7-6(9) 6-7(9) 7-6(5)の大接戦をものにした。
「この勝負はどっちに転んでもおかしくなかったよ。スリルのある試合だったけど、このようなかたちで勝ててよかった。」とフェデラーは試合を振り返った。
本当に、勝ち負けは紙一重の試合でしたね!
改めて、7-6(9) 6-7(9) 7-6(5) ってスコアって、なかなか見ないよ!
ムラっ気のあるキリオス選手が、最後まで勝利をあきらめなかったのも、よかった。
そして、ロジャー・フェデラーを相手に、股抜きショットをする度胸もよかった(笑)
いやすごい大接戦だったけど、まだ21歳のキリオスはフェデラーの域までは達していなかったということね。
でも、とにかくすごい!
これで21歳のキリオス選手が、順調に来年、再来年と実力を伸ばしていったら・・・
まちがいなく、フェデラーを倒す瞬間がやってくるでしょう。
フェデラーも35歳?
一回りも違う選手と戦って倒しちゃう、ってこれも本物のレジェンドだわ〜
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ヤジり倒されイラついても・・・戦ったキリオス
でも、今回の試合、キリオス選手には大変な試練でもあったんですよ〜
お父さんはギリシャ人、お母さんはマレーシア人という、ギリシャ系オーストラリア人の
お父さんのギリシャの血のせいか、感情を爆発させやすく、
過去には問題発言で叩かれたこともあるのは事実です。
あ、なぜギリシャ人だと感情を爆発させやすい、となるのかですって?
それはギリシャに行ってギリシャ人に接してみればわかることですが、
古代ギリシャの時代からだって、オイディプス王は絶望して自分の目を潰しちゃうでしょ?
そんなふうに感情表現の激しいお国柄、感情を内に秘めるとか、我慢するとか、あんまりしないかんじ。
かといって、ガーッと怒っても、すぐ忘れちゃうような印象ですよ。
言われた方はたまんないですけどね。
ま、そんなわけで、感情を爆発させやすいキリオス選手、
テニス界ではすっかり「悪童」扱いされちゃってて、
もはや偏見もひどい気もするんですよ。
*そこらへんの詳しいことは以前の記事でも触れてますので、
そんなわけで、「テニス界の王様」「レジェンド」であり、
品行方正な紳士で絶大な人気を誇るスイス人のロジャー・フェデラーと対戦となると、
自然と「善玉 vs 悪玉」って扱いになって、
キリオス選手が悪者扱いされちゃうんですよね〜
だから、今回の試合でも、フェデラーをギリギリまで追い詰めたせいか、
観客からのブーイングでヤジり倒されたそうなんです。
当然、そんなことされればされるほど、キリオス選手はイライラ・・・
そんな状態で、最後まで試合を投げなかっただけでも、よくやったと褒めてあげたいですよ!
キリオス、ラケット破壊 野次にイラ立ち「間違いなくフェデラー寄りだった」
3時間超好ゲームも観客から再三ブーイング「精神面で集中する必要があった」
男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。敗れたキリオスは初の決勝進出を逃したが、試合中は再三、客席からブーイングを受けるシーンが目立った。試合後、「間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と話したとオーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えている。
これはヒドイ・・・
キリオス選手のことを「素行が悪い」とかなんとかメディアは叩くけど、
試合中にヤジり倒す観客とどっちが素行が悪いの??
これにはテニス界の重鎮たちも、苦言を呈しているらしいです。
キリオスがちゃんとした理由もなく野次られていたことに対して、観客に態度を改めるよう求めているんです。
例えば、クリス・エバートのこのような発言もありました。
Ok @MiamiOpen crowd, give @NickKyrgios a break... I'm hearing lots of boos for no reason...
— Chris Evert (@ChrissieEvert) 2017年4月1日
要するに、マイアミ・オープンの観客に、キリオスをほっといてやれ、と忠告しているんですね。
理由もないブーイングが多かった、と。
本当、ヒドイ・・・
そして、「オイオイ」と思ったのは、ロジャー・フェデラー夫人も、
ニック・キリオスに対するブーイングに参加していた、という事実。え〜。
当然ながら、この「フェデラー夫人のブーイング」も大変な非難を巻き起こしております。
大変に、下品な行いだと。確かにこれはイカン。
Mirka is wisthling on Nick! pic.twitter.com/4G0EzGeaAd
— OurNumberOneRF🐐 (@Mikno78) 2017年4月1日
Low class move from Mirka Federer whistling at Kyrgios, has always been rude, glad cameras caught her #ATPMiami #Kyrgios #Federer pic.twitter.com/hioX9wAAJ5
— Beston and Greenway (@BestonGreenway) 2017年4月1日
なんだかね〜
フェデラーも、夫人のこんなブーイングしてる顔が表に出ちゃって、苦い思いをしてるかも?!
でもね! キリオス選手を「素行が悪い」って非難するなら、
こういう他の人たちの「素行が悪い」行いもちゃんと非難してくださいよ?!
って言いたくなりますよね〜。
ジョコビッチだって、ラケットを叩きつけたり、シャツを破いちゃったり、してるでしょ?
ギリギリの極限状態で試合してるんだから、みんな精神的にはいっぱいいっぱいなはず。
そんな中で一人だけ「悪者」にするのはフェアじゃないし、ましてやヤジり倒すなんて、もってのほかだと思うんだけどね〜
どうにかしてもらわないと!
逆風の中でも実力を証明したニック・キリオス
というわけで、
ギリシャ系オーストラリア人の
テニス界の「レジェンド」ロジャー・フェデラーをギリギリまで追い詰めましたが、
観客と対戦相手の奥様までもから野次を浴びせられ、
ものすごい逆風の中で戦い抜きました。
これはある意味キリオス選手の精神的成長を示しているとも思うんですよね!
ブーイングの嵐の中でも、試合を投げずに、最後まで勝利を求めて戦い抜いたのは立派!
これは、本当に、今年のキリオス選手は違うぞ・・・
今年中にマスターズ優勝もあるかも! グランドスラム制覇もあるかも!
そして、世界ランクトップ10入りもあるかも〜!!
これからも、ギリシャ系テニス・プレーヤーとして、頂点を目指して戦う
ニック・キリオス選手に注目してくださいね〜!!
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